ジィジとマゴマゴのフィリピンへの旅

じぃじと孫二人のPhilippinesへの旅
2019年8月12日~18日(フィリピンのボホール島を中心に)

8月15日 [可愛いメガネザルのターシャと会う」

今日は朝少し寝坊して朝食を取りに行ったのは7時半。レストランは海側の岬に作られたような眺めの良いレストラン。ウェルカムドリンクだけ注文し後はバイキング形式。どれもおいしかった。このレストランにはマンゴーがないのがちょっと残念。スイカとパイナップルをいっぱい食べごちそうさま。

部屋に戻ったのは7時55分で既にツアーの車があって、ドライバーが手を上げて待っていた。ちょっと待ってもらい部屋に戻って身繕いし車に乗り込んだ。自己紹介でドライバーさんは名前がソクラテスだ。すごい名前がつくなぁと感心。さて目的の場所まで1時間はかかると言うことでお任せでスタート。10カ所観光ポイントを回るそうだ。道は大変賑やかである。その上コンクリートの道なのかガタガタガタガタとよく揺れる。ちょっと悠月の顔色が心配だ。道はほとんどがジャングルの中を通り抜けるような道である。すごいスピードを出す。途中ドラゴンフルーツの農園やお米の田んぼの広がる風景を説明してもらいながらどんどん進む。
チョコレートヒルズにて ちょうど1時間経った頃チョコレートヒルズの入り口に着いた。ゲートでは料金を徴収されるようになっていて、これは私が払うように促された。ひとり50ペソ。ホテルで申し込んだ時入場料等の料金が2800ペソに含まれていると思っていたが、実は入場料等は含まれていないと言うことがそこでわかった。それでも現地で申し込んだほうが格段に安いのではないかとは思う。
さて道は坂道をどんどん上り小さな小山のてっぺんに着いた。ドライバーは30分したらここに戻るから220段登って来いと言って去っていった。降ろされたところから階段を上るともう一つの山の頂上だ。孫達は階段の数を数えながら上った。ジャスト220段だった。
面白い山の形が回り中に見える。観光客も多い。頂上では記念写真を撮る人たちの姿でいっぱいだ。それにしても面白い形の山々が続く。孫たちも山の形に楽しんでいた。こんな山が1200もあるという。
そろそろ下へ降りようと言うことで降り始めた。お土産さんで孫2人は何がいいか相談。しかしここではピッタリのものがないらしく、買わずにいた。さて風景を眺めているとドライバーがやってきて次のポイントに進むことになった。
走り出すとすぐバギーの乗り場があった。アレに乗らないかとドライバーのソクラテスは薦めたが私たちはノーサンキュー。
死んだふりをする蝶ですと手渡された!さて30分もしないうちにバタフライパークに到着。ひとり30ペソの入場料を払い中に入ると私が案内役ですと若い青年が出てきた。青年は一つ一つの標本やさなぎなどの説明をしながら先へ進んだ。かなり専門用語も出てくる説明だった。
黄金色のさなぎや緑色のさなぎなどが一列に並んだ箱もとても興味深い。日本のオオゴマダラのさなぎに似ている。
そして実際に飛んでいる蝶もたくさんいる網の檻の中に入った。その中の1匹を捕まえ私たちに匂いをかげと言う。まさにチョコレートの匂いだった。これはフェロモンの匂いだそうだ。つかまえると死んだふりをする蝶も居た。 (フィリピンで出会った蝶
他にもたくさんのいろんな蝶を観察しガイドは面白い写真を私たちのために撮ってくれた。インスタ映えなどと言う言葉もガイドは知っていた。
網の外に出たときに蝶がいたので私はそれをとっていいかと聞くと、このエリアではとってはいけないと言われた。残念。ここの周りには100株以上の蝶の好む木が植えられているとのことだ。
観察も終わり、お土産コーナーでアイスクリームを食べ一服してから外へ出た。ガイドの案内のままに次へ向かった。
次に着いたのは森の中。この道ではあちこちで観光客が記念写真を撮っている。あれはなんだと言うと、ここは人工林で立派な木がいっぱいあるとのことだ。その先で車が止まり私たちも外へ出て記念写真を撮る。根が板のように盛り上がった木があった。その名はマホガニーだそうだ。
ターシャ(メガネザル)さて車を走らせ次のポイントに向かった。降ろされたところは入り口に駝鳥がいた。動物園風だ。ここでは1番高い入場料、ひとり70ペソを払った。ガイドがいないので遊歩道をぐるりと巡ればいろんな生き物たちが観察できる状態であった。
途中で池がありそこにトンボが居ると新太が教えてくれた。網を出し捕獲に成功。係員の女性が近くにいることに気がついたが彼女は何も語らず道順を教えるだけだった。
さてその先に何人か記念写真を撮っている人だかりが見えた。何をとっているかさっぱりわからない。順番になって近づくとそれは小さな小さなメガネザル、ターシャ(tarsie)だった。手の中に収まるほどの大きさで顔をこちらに向けていた。大きな目玉が2つギョロッとしている。博物館で剥製を見たときはちょっと気持ち悪いような気がしたが、現物はとても可愛いものであった。記念写真を撮り進むと、もう1匹のターシャに出会うことができた。夜行性なので昼は木の枝にとまり、じっとしているそうだ。この森にはもっと居るのかと聞くとそうだと答えた。
さてこの動物園にはワニもエビもトカゲも魚もいるが係員のたくさんいる場所に1匹のイグアナがいた。近づくとそのイグアナを持たせてくれる。悠月に渡したがどうもイグアナの具合が悪い。やっとのことで記念写真を撮ることができた。2人は肌の感触を楽しんでいた。すると係りの人があそこに蝶がいると教えてくれる。私は言われるまま蝶を捕まえてしまった。係員達はそれを楽しんでいた。
次のポイントへ向かう。次は吊り橋だった。その橋を渡るのも料金が必要だが子供2人は無料だった。真下の川岸では洗濯をする女の姿もあって孫達にはそっちが興味があるようだった。さて、歩くところは竹で編まれた吊り橋だった。2本の橋があり行き帰りで1本ずつになっている。記念写真を撮るのにカメラを落としては大変だと私だけが記念写真を撮って渡った。向こう側にお土産さんがあり一周し、帰りの橋を渡った。川には一頭の水牛が繋がれていて水の中で気持ちよさそうにゴロゴロしていた。
そろそろお昼の時間に近づいてくる。車は大きな川の見える低い場所へ下っていった。橋を渡ると船が見えた。船着場で降ろされ料金を払うとたくさんの船が繋がれている。1つの船の中にはテーブルがたくさんあり生演奏する楽団の姿、そして中央にバイキングの料理が並んでいた。ロボク川ランチクルーズだ。私たち3人は船の先頭に案内され座った。料理を自分たちで好きなものを選びテーブルに持ってきた。食べていると船は動き出した。風景を楽しみながら食事を済ませた。この大きな船は右側を進み、左側には帰ってくる船ですれ違う。

30分も進んだ頃1つの船着場が見え、そこに横付けされた。そこではウクレレを持った女性たちが30人はいただろうか。その中央でバンブーダンスを見せてくれた。私もそのバンブーダンスに引っ張られ参加し踊った。終わって孫2人を探したが、その姿がない。2人は川の方だけを眺めていた。残念。
さてその先へ進み滝のあるところでUターンし船は戻っていった。すべての行程が1時間半ほどの、のんびりとした船旅だった。お腹もいっぱいで楽しめた。

次に案内してもらったのは、またしても、蝶の標本の見える入り口だった。蝶の観察はもういいと思っていたが、ガイドは蝶の説明をし私たちを導いた。チョコレートの匂いのする蝶はいるかと聞くと彼は知らなかった。ここの場所でのガイドとのやりとりは悠月が少し通訳をしてくれた。ガイドは悠月に向かって英語を勉強したのかと聞いた。悠月はニュージーランドに住んでいたと話し、ガイドはなるほどと納得した。
さてここでのメインは蛇だった。大きな黄色い大蛇が目の前に現れた。大蛇は私たちの前にむき出しだ。ガイドの言われるままその肌に触った。悠月も新太も私も初めての感触に感動した。この蛇は噛まないから大丈夫だと言うことだ。餌は1月に一羽のニワトリを上げることだそうだ。大変コストがかかる。大蛇は全部で5匹ほどいた。園の大きなケージから抜け出ようと試みている黄色い大蛇もいた。係員は引き下ろしていた。
中央に大きな蛇の剥製があった。25年生きた蛇だったそうだ。この蛇は1月に1匹子豚を飲み込んだそうだ。土産コーナーを通り外へ出る。
さすがにたくさんの観光ポイントを回り疲れてきた。車の中で居眠りが出た。ガイドはとあるところで止まり、あれも見るかと聞いてきた。それはスペインとボホールの人たちが和解するそういう血盟記念碑と銅像のある場所だった。とりあえず外に出て記念写真を撮るだけで戻ってきた。

これが最後だと言う場所が教会だった。大変古い石積みのバクラヨン教会だった。中に入るとミサが行われていた。大変大きな教会で立派だ。1595年に建てられたそうだ。

運転手は明日の計画はないかと聞いてきた。海へ行かないかと誘う。ボホールに来てこの海を泳がないのはもったいないとすすめたが横で悠月がダメダメと手を振る。ホテルに戻り料金2800ペソを払いソクラテスとさよなら。ちなみにホテルで予約したのでホテルに払えば良いかと思っていたが、直接ドライバーに払うのでホテルは手数料を取っていないのかなと思った。
4時ごろまでゆっくり休み着替えてプールへ向かった。孫たちは何よりプールが好きなようだ。足の立たない6フィートの深さのプールを平気で泳げるようになった。深く潜る潜水の泳ぎも悠月はできるようになった。一度だけ新太がメガネが外れ慌てて「ジィジ!ジィジ!」と騒ぐ場面があったが、あえて助けに行かず「あわてるな!そのまま泳げ!」で難を脱出。悠月も一度、足の立たない所でゴーグルが外れ、片手で装着できないので救助を求めた時があった。1時間泳ぎプールは引き上げた。部屋に戻りシャワーを浴び着替え、まだ明るい6時ではあったが外に食事へ向かった。2人は昨日行ったハンバーガー屋さんジョリービーが良いとのことでそこへ向かった。悠月は今日は僕が注文するよと言ってかって出た。今日は品物も早くでき3人揃って食事を終えた。
ホテルに戻ってからは時間が長い。2人はアニメのテレビを見て過ごし、私もくつろいでのんびりした。

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12日「ウエッグ申請って何?」
13日「ジプニーに乗る」
14日「オーシャンジェットでボホール島へ」
15日「可愛いメガネザルのターシャと会う」
16日 「蝶々を採集」
17日「さよならボホール」
18日 「さらばセブ、マニラ」