海の見えるホテルのレストラン |
青空ホテルでの朝はエアコンの音とともに目が覚めた。エアコンを消せば朝の鳥の声が聞こえる。海の見えるテラスに出てコーヒーを飲んだのは5時過ぎ。白々と開けるリゾートの海辺を楽しんだ。6時になると係りの人が掃除している。 7時。3人で朝食を取りにレストランへ向かう。中には先客が二組あったが窓際の席に座ることができた。海が窓からは見える。朝食はバイキングかと思ったら違った。メニューを選び飲み物やスープは自分で持ってくるシステムだ。新太と私はご飯のついたメニュー悠月はサンドイッチ。ともにおいしい朝食であった。 |
日本製の軽自動車を改造した乗り合いバス |
朝食後フロントに行きタクシーを8時に来てもらうようにお願いした。部屋に戻り身づくろいをして時間まで今日の計画を練った。 8時フロントに行きタクシーを待った。フロントの係りの人は480ペソだと伝えた。地図をもらいタクシーに乗った。 気さくな運転手だった。目的のシティー方向に向かった。大変道が混雑しており賑やかだ。たくさんのタクシーやセブ独特の乗り合いバスがひしめいている。あれはバスかと尋ねるとあれはジプニーだと教えてくれた。日本製の軽トラックを改造して荷台を長くし箱にして改造したものだ。600ccで性能がいいという。一体何人乗れるのだと聞くと20人と答えた。実際、すし詰め状態で乗っている車がある。どこへ行くかは分からない。ガイドブックによれば大変安い金額で目的地に行けるらしいが目的の場所に行けなかったり、論外なお金を請求されたり、車内で盗まれたりと心配が多いので利用しない方が良いと書いてあったことを思い出す。(ジプニーコレクションへ) 見ていると、信号待ちの所では物売りがすかさずやってくる。危険な道路の中での隙間産業だ。 |
スナックパン屋 手にはお札がびっしり |
新聞屋さん 飲み物屋さん |
サン・カルロス大学の博物館 サント・ニーニョ教会 |
さて予定30分のところ90分以上かかりシティーの中のサン・カルロス大学に着いた。大学には博物館が付いていてそこを見たいので来たのだが着いた場所は裏口で、門番に追い返された。それを見てタクシーはもう一度車のドアを開けてくれて走り直してくれた。博物館とは言え大学の入り口だ。ガードマンに許可をもらい受付で名前を書き中に入った。博物館は小さなものであった。入場料金を100ペソほど払い中へ。標本等の展示は色が落ちたような古いものであった。ターシャの標本もあったが薄気味悪い。焼き物の展示とキリスト教の彫刻などの展示合わせて3室の展示物を見て廊下に出た。他にもギャラリーがあると言うことで案内されこちらも見た。切り子硝子の展示もあった。日本との交流もあるような内容の展示もあった。 外に出て道をうろちょろしながらタクシーを捕まえサント・ニーニョ教会へ向かった。協会の入り口でもボディーチェックをされ中に入る。教会の中では大きなミサが行われており子供たちも様々な衣装をつけた賑わいだ。外に出てぐるりと回り、マゼランクロスと呼ばれる十字架を拝見した。 |
その後、道に迷いながらもマーケットと言われるところに行ってみた。ここは本当に現地の人たちが利用するバザールで、とても観光客が入り込む余地は無い。おまけに臭いはひどく足元も泥水のようなところがあり、孫2人がさらわれてしまうのではないかと言う不安に陥った。急ぎ足でこの市場を出た。ガイドブックにある有るカルボンマーケットだとしたら最悪だ。行くべきではないと感じた。 教会の通りに戻り、ビルの片隅にあるドリンクショップの前に来た。私たちより先に注文した地元の女の子2人がいたので腹を壊すことはないだろうと思って、並んだ。マンゴーバナナとマンゴーアップルを注文した。結構時間が掛かって生のマンゴウやバナナやリンゴを氷と共にジューサーに掛けていた。孫達も美味しいと喜んだ。 十字路で沢山のジプニーが行き来するのをカメラに納めた。どれひとつとして同じ物がない。面白い。(ジプニーコレクション) 大きなスーパーに入った。入り口では警備員に荷物検査をされた。中には両替所があったので孫はお土産用にと5千円分を両替した。 さらに商品のコーナーに入るときには私をとめてリュックに手を伸ばす警備員。リュックに入ったペットボトルにマジックで×を書かれた。なるほどこれは持ち込んだものだと解る様にしてくれたようだ。 たくさんの品物の中からマンゴーのドライ菓子やマンゴーの缶ジュースなどを買った。 |
|
その後は道をぐるぐる回りお昼になった。中国系のファーストフードのお店に入った。ワンタンスープとチャーハンを注文し3人で分けた。とてもおいしかった。 外へ出て熱い陽ざしの中をサン・ペドロ要塞の城跡を目指した。目の前に到着したとこで新太が帽子をかぶっていないことに気がつく。長い道を戻り店へ行くと席の下に帽子があった。有ったことに感謝した。 同じ道を戻り、城跡に入る。大砲もあった。一周すると資料のある部屋ごとに猫がいて孫2人はその猫に興味をもった。城の石積みはよく見ると珊瑚であった。その珊瑚の石積みに孫2人は興味を示し写真を撮っていた。 外に出て明日の移動のことを考えると両替が必要なことに気がつく。目の前にあった銀行の前へ行くとライフルを抱えたガードマンがいた。恐れずに両替はできるかと聞いた。ここではできないと言われた。違う銀行でも尋ねると、ここでは両替はできないと言う。両替はあっちだと指を指す。100メートル先にあったのは先ほど行ったスーパーマーケットだ。銀行で両替ができなくてスーパーの中でできるのも不思議だ。改めて中に入り、入り口近くにある両替所へ行った。目の前の現地の女性は不思議なことにペソから日本円に両替していた。私は日本円2万円ををペソに両替した。 |
|
外へ出てタクシーを捕まえホテルまで向かった。タクシーは順調に道を進んだ。しかしあと4キロメートルと言うところでなぜか車は止まってしまった。エンストだ。申し訳なさそうにあれに乗れと指を指す。 この道ではあのジプニーがたくさん走っている。ガイドブックでは乗らない方が良いと出ていたので心配はある。仕方なく外に出ると、すぐ1台のジプニーが目の前で停まった。外にぶら下がっている人もいる。狭い車内を奥のほうに行くと席があった。青空ホテルだと伝え座る。 途中でいろんな人を乗せては降ろして進んだ。悠月と私はスマホで地図を見ながら確認。地図の上でぴったりのところで「ここだ」と車を止めさせた。料金はと聞くと3人で26ペソほどの格安。何とかホテルに戻ることができた。乗るはずもないジプニーに乗れたことは価値のある体験だった。 |
|
熱風の中エアコン無しのジプニー。走ったときの風が救いだ。 満席状態。好きな所で乗降出来る。 |
見えないけど左手にお札の束を握ったままの運転手。右の助手も手にお札を握っている。 |
ホテルに着いたのは3時ごろだったので、おやつを取り一服。あのマンゴーの缶ジュースもとても美味しかった。 ホテルにはプールがあったので着替えて向かう。2人は身長の届かないプールではあったが楽しく泳いだ。口に入るとその水は酸っぱいような水だった。飲まないことに越した事は無い。海は干潮で干上がっていた。新太と私は2人でちょっとだけそこに行ってみたがハゼなどがいた。私も水中メガネをかけ共に泳いだ。子供たちは泳ぐのが好きなようだ。4ft(120㎝)なので二人の背は立たない深さだが楽しく泳いだ。 夕方になったのでホテルのレストランへ向かう。好きなものを注文し食べた。量もちょうど良くおいしかった。 さぁ明日は船に乗ってボホール島だ。おやすみなさい。 |
TOP
12日「ウエッグ申請って何?」
13日「ジプニーに乗る」
14日「オーシャンジェットでボホール島へ」
15日「可愛いメガネザルのターシャと会う」
16日 「蝶々を採集」
17日「さよならボホール」
18日 「さらばセブ、マニラ」