一般質問平成14年3月議会

議長に許しを得ましたので、通告しておきました一般質問をはじめたいと思います。
 まず若者が集い人々が希望を持てる活力ある町づくりのためにの質問の中のIT推進についてお伺いしたいと思います。
私は昨年の3月に新聞紙面でのADSL全面広告を提示し、これは中央部では当たり前、しかしこの小鹿野では全く利用することのできない商品なんだと言うことを訴えました。「情報網は第2の道」であるとここでまた、訴えないといけない状況と感じ、質問いたします。
 状況は1年前と変わらないと言うことです。せめてもの常時接続フレッツ化も小鹿野の中央部は交換機の違いで対応できないと言う事です。これは多くの町民を落胆させる材料でした。よそに比較して土地の価値が下がったと同じことなのです。新聞・郵便・ラジオ・テレビ。いわば娯楽であろうがビジネスであろうが情報というものは本来、手元まで届かないと言うことはあってはならない事です。ここで質問として、地域のインターネット利用状況とADSL等の今後の動勢、現状の情報格差をどう見るのかをおたずねします。

 次にバス路線についてであります。両神では、村の学生が秩父の高校に行くのに不便があってはならない、負担を減らしてやらなければならない。そのようなポリシーで直通のバスの運行に尽力したと聞きました。若者が通学しやすい環境。子育ての親の負担としての送り迎え。そこをいかに軽減するかは次世代の小鹿野の方向を決定するほどのものがあると感じます。苦労した子供が同じ所で子育てを考えるかどうかです。ここで質問として、町営や西武のバス路線や運行時間等は児童・学生の通学や住民の利便に添った対応はしているかどうか。両神の村営バス秩父直行便の運行の状況と協調はいかがかを伺いたいと思います。


 次に消火器についてであります。広域消防署と地域消防としての消防団は器具機材などの発達でその効果を上げているものと思います。家庭に於いてはその初期消火がもっとも大切なところ。そのため、ふだんの啓蒙活動に含めて、地域では消火器の期限切れやその使用法などの講習を定期的に行っているようです。質問として消火器の地域での販売、消火実演・講習方法の実情はいかがか、その中でそれが適正に行われているのかをお伺いしたいと思います。


 次は件名2の自然も人もすくすく育つ環境づくりとして、昨年6月に一般質問しました砂利洗浄業者とその産業廃棄物脱水ケーキ山の、その後の状況、合わせて町の取り組みを伺いたいと思います。

 最後は件名3の21世紀の文化・教育のためにとして、学校教育の一部と言える給食についてであります。いわば人間として大切な「衣・食・住」の食を扱う栄養職員が現在3名の所、2名になるとのこと。衛生・栄養等、その重要性を考えた時、その方向性が心配です。県費栄養職員の削減についての推移と対策はいかがかを伺います。→田島昭泉の調査



以下質問と再質問の答弁 全90分の要約です 

     若者が集い人々が希望を持てる活力ある町づくりのために
質問 IT推進について
地域のインターネット利用状況とADSL等の今後の動勢はいかがですか。現状の情報格差をどう見ますか。
答弁今年度実施したIT講習会によりインターネット接続する家庭が増えると理解してます。県南部のみならず、秩父市との利用料金や情報格差が大きくなっておりますので、NTT、国や県にも要望して参りたいと考えております。
質問「大学の友人はみんなADSLなどのブロードバンドです。情報こそどこにいても入取できるからこそ重要なのです。小鹿野は常時接続ができず苛立ちを感じております。」工学を学ぶ学生さんからのお便りです。どう感じますか?
町長答弁山間地ではNTTなども設備が無く、民間ですから経営を考えての現状と思います。時間がかかるかと思います。
質問最近では高速通信対応のパソコンは大変安く手にはいるがADSLはできない。「スポーツカーは買えても道はあぜ道」の状態なのです。「情報網は第2の道」と訴えたいと思います。町はどのような要望をしてきたか?
答弁フレッツISDNぐらいはと要望してますが、国ですら格差を認め、どうするかはうたわれていない。電子自治体の指導はされているので、それに対応して構築がまず先になっている。
質問有線でADSLを」の請願がでました。小鹿野両神で7614名、小鹿野だけで5370名の署名が集まりました。有線の活用は
答弁一般的な家庭が使うのは大変かな?研究はしてきましたが初期に相当数の億という金がかかる。署名の人全員が加入してくれればペイきるが、そうもいかないと思うので大変だ。
質問800件の申し込みの見積もりが億だったと思います。4〜500件でならもう少し安くできるのではないかと思う。過去に有線整備の時に行政はどれくらい助成しましたか?
答弁10年かけて約1億円程度ではなかったかと思います。
質問今は積極的な自治体には助成金が出てます。有利な融資措置もある。是非考えて下さい。
バス路線について
バス路線・運行時間等は児童・学生の通学や住民の利便に添った対応はしていますか(町営・西武)。両神の村営バス秩父直行便の運行の状況と協調はいかがですか。
答弁現在バスについての苦情やダイヤの改正などの要望は聞いておりません。しかし、西武バスも要望に沿えるようにしたいとの考えを持ってます。町営バスも他のバスと協調を図り利用しやすい効率的な運行を考えたいと思います。
質問両神のバス路線での長若地内停止については?
答弁協議については申し込んでいます。
質問長若では目の前を走るバスに乗れないと言ってます。広域的な考えを進めていただきたく思います。
町長答弁規制が緩和された時にと考えてました。早めに協議したいと思う。
質問町営バスについては小さな要望等にもこたえ、どこでも手を挙げれば乗れたり、小中学生は無料にしたり、病院の福祉バスなども考えて欲しい。
細かな配慮をしてほしいと思います。
消火器について
消火器の地域での販売、消火実演・講習方法の実情はいかがですか。
答弁予防消防の一環で消防団では火防巡視などの機会をとらえ、消火器の期限切れや安全点検・回収・斡旋を通して初期消火の啓発につとめている。また、自主活動での消火器での訓練が実施されている。
質問どこの消防団何分団が実施したか
答弁自主活動は本部では把握していない。
質問そのときの価格はどうか調べたらYA10ESは7500円でした。ある情報から「YA10ESはうちで仕入れられるルートですと3500円ぐらいしかしません。」との連絡があった。この7500円と言う数字は適正かどうか?
町長答弁どこの商店か知りませんが、商店の価格設定ですので何ともいえませんが、埼玉のどこかで何か問題になったことがあったようです。課長の方からも指示したようなので、今後はなくなると思います。
質問私が調査した所、消火器はもっと安くできるはずです。消火器は国家検定品であります。どこで買っても同じ品質のものが買えることとなっています。信用ある消防団員が斡旋するから住民は買ってしまうが、悩んで扱っていた消防団員もいます。よいシステム作りをして欲しい。→消防団条例の一部紹介
    
自然も人もすくすく育つ環境作り
砂利洗浄業者とその産業廃棄物脱水ケーキ山のその後の状況はいかがですか。

答弁汚泥砂再処理プラント設備の導入で汚泥を減少・削減する最前の計画を進めるようつとめております。
5月中には試運転の上稼働の予定です。
また、汚泥砂流出防止の擁壁設置、3月の官民境の復元測量、敷地内の崩落整備を図ってゆくように指導しております。
質問境が泥で押されて解らなくなるようではこまるがどうか
技官答弁永久杭・プラスチックの仮杭設置。県では段階的に永久杭にしてゆく予定です。
質問違った色の泥が積んであるとの情報。あれは何か調査していただいたか?
答弁凝固性の高い泥です。
タイヤに付く泥を防ぐ設備を作る準備で必要とされるものです。
質問ほこりやドロ道については業者に土地を貸した方も心配していました。是非その辺も指導していただき、環境条例設置でもほこりのない方向に尽力していただければと思います。
      
21世紀の文化・教育のために
質問 
費栄養職員の削減についての推移と対策はいかがですか。
答弁2月中旬、県の定数内示により3名から2名になる。倉尾小学校調理場については廃止し小鹿野共同調理場で調理することしております。兼務の場合の事務負担と学校運営への影響を考慮し、長若小学校には非常勤の学校生活指導員を配置すると共に、会計事務などは他の職員が分担して行い、栄養士の専門性が十分尊重されるよう配慮したい。
質問どうして将来の子供たちのためになぜお金が使えないのか?の手紙がある。現状をレポートしました。調理師が2人ということは、相乗的に大変なことです。調理に手が足りなくて栄養士さんが手伝っているようです。どう思いますか?
答弁非常勤の学校生活指導員を配置することで対応したい。
質問調理師は2名のままか?
答弁2名でゆきたい。忙しいときは代行員の配置を考えている。
質問委員会ではどのような話題がでたのか?
答弁関係の職員で対応をしていく方向。町費では大変だったので答弁のとおり。
質問PTAと校長との対話で減員については「大丈夫」いわれていた。校長からは伝わっているのかどうか?
答弁校長は常に話がきている。理解している。PTAとの会話はしらない。
質問所長は校長が兼務。今までも事務職を栄養士さんが兼務の状態。その栄養士さんがさらなる兼務。町長、うまくやってゆけるのか?
町長答弁町費で雇うのは大変なので他の職員でまかなう。
質問長若では5月から12月まで地元の野菜を積極的に使っている。
顔の見える給食で大変すばらしい給食による教育がなされている。地元の野菜を積極的に使おうとの考えはないか?
答弁以前から長若の対応はすばらしいと思っている。しかし、問題点は質のよい野菜が安定的に供給できるかが心配なのですが、その辺がクリアできれば進められると思う。
質問調理場は運転士も事務職も所長までも兼務。それが兼務の兼務になる。これで町長ほんとに大丈夫なのか?
町長答弁こうゆう時代なのでみんなで助け合ってやってゆく。兼務もやむを得ないこともある。
質問小鹿野調理場では配送の運転手を学校の用務員さんが手伝っている。今度は三田川小中だけでなく倉尾も配達することになる。調理の仕上げ時間を繰り上げる事となり大変では?
答弁ここでは600食になるが、それほどの負担は無くできると思う。時間もそれほど多くかからない。
質問10分だけでも早く仕上げることになれば粗雑になる可能性もある。心配です。小鹿野中学校共同調理場も倉小分も入れると完成の時間を早めるなど、同じ味や衛生管理が保てるのか。調理場は刃物や熱湯がある危険な場所。請願もでていますので慎重審議して町も考えてもらいたい。
お年寄りを看るのは今の若者・子供たちです。「いきいき小鹿野」を若者や子供たちがいきいきするような方向で考えていただけれる事をご提案し質問を終わります。
(以上要約)