有線活用の高速通信(ADSL)常時接続の実現について

●もどる  ◎請願運動  ◎6月定例議会での継続審査報告
14.7.31にADSLの新提案が出されました。  ○ADSL実験 ○13年3月の一般質問でADSLの必要性を問う

ご報告します。
「JAちちぶ有線放送電話回線を利用したインターネット高速通信
(ADSL)実現に関する請願書」は
本日14年9月19日
全員の賛成で議会採択となりました。

★NTTは請願の人数などを見ての事か?14年9月にはフレッツADSL1.5Mを急に開通決定

●75局は8M・ADSLが14年11月29日には開通です。
 さらに12Mモアが15年1月31日開通です。 
詳しくはNTT

■小鹿野JAのADSL実験にもどる     

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西秩父商工会で請願運動
 「JAちちぶ有線放送電話回線を利用したインターネット高速通信
(ADSL)実現に関する請願書」(下記)を西秩父商工会にて集計。
小鹿野町分が5370人 両神分が2244人、合計7614名というとてつもない人数の署名が集まりました。


これは小鹿野町分の署名を添えた請願です。

請願が出されたことが「埼玉新聞」の1面に出ました。14/3/19→埼玉新聞のページ

請願文書の主旨内容
紹介議員 田島昭泉
小鹿野町議会議長  小菅高信 様 

JAちちぶ有線放送電話回線を利用した
インターネット高速通信(ADSL)実現に関する請願書 

 貴議会におかれましては、町政発展のためにご尽力いただき深く感謝申し上げます。
 さて、今日の情報化社会の進展は、目を見張るものがあります。すでに中央ではADSL高速通信の常時接続が普及しており産業振興、教育文化の発展に新たな可能性を開きつつあります。しかし、本町においては漸くISDNの利用が可能になったばかりであり、低い情報量、高い利用料金等、中央との格差は増大しつつあります。また、フレッツISDNが75局全域で利用不能となることが判明しております。
 さらに、NTTなどの情報産業各社は、採算面から本町への高速通信導入は困難との姿勢を示しており、このままでは、情報化時代から取り残されるのではないかとの不安が広がっています。
 同じような状況にある町村の中で長野県では、有線放送電話を利用したインターネット高速通信を可能とし、大きな成果をあげています。
 当地域においても有線放送電話が普及し,現在も良好に維持管理されており、インターネット高速通信(ADSL)実現への利用が可能であり、地域内の有志(ADSL研究グループ)により、「JAちちぶ」に対し、有線放送電話回線の利用願いを申し出た処、「JAちちぶ」には、ご理解を賜り実現に向けご協力を頂いている処です。
 つきましては、中央との情報格差の是正、産業振興、教育文化進展を期すため、地域住民の切実なる要望である「有線放送電話回線を利用したインターネット高速通信(ADSL)」の実現に向けて、自治体として特段のご配慮ご努力を、ここに請願いたします。

田島昭泉議会のページへ

請願の行方 この請願の扱いは総務常任委員会で審査
(山崎万亀夫 五十嵐敬夫 新井憲夫 嶌田栄 小菅高信 高橋幸助)敬称略
(14年)
2002
4/19(金)
総務常任委員会 請願者の小菅健夫商工会長さんと岩崎副会長2名から説明を受け、
委員会では実際に長野等を見てみようと言う話までになった。

朝日新聞に記事が載りました(5/2)

継続審査

2002
6/18
6月定例議会にて
総務常任委員会での審査は継続審査となったことが報告されました。
合わせて、両神の総務常任委員会でも、小鹿野議会を見ての継続扱いになったようです。
議員の中では以下のような質問があったので、JAに確認し、報告しました。
 
有線は1回線で10軒の加入とした配線がされている。
●質問:その中のひとりがインターネットを利用したら他は利用できないのではないか?
○実際は倉尾や長若などでは1回線に4〜5軒しか加入していない。
○1回線4軒までは単独扱いでの接続加入契約が可能。インターネットできる。
●質問:1回線4軒がインターネットをするとスピードが4分の1になるのでは?
○実質、数%の落ちはあるが、4分の1になることはない。
●質問:小鹿野町の中心部分は1回線10軒ほどの加入ではないか?
○その場合4軒は受け付けても良いし、図のように全てを75局の電話線でつなぐ計画。
●質問:ならば、始めから全てをNTTにしてもらえばよいのではないか?
○NTT方式のADSLでは距離にして局舎から4qが限度。まして、採算面だけを言う企業では常時接続やADSLの可能性は薄い。
○スピードはいくらか落ちるが、8q可能なリーチADSL方式を導入して接続する計画。

さらに、
★インターネットの常時接続ができれば、インターネット接続した者同士への通話料が全く掛からない「IP電話」も利用できるようになる。
★イントラネットの構築できると、この中での情報の共有ができる。(防災情報、回覧・広報、テレビ電話、学校便り、農作物情報、・・・)これは、単独でインターネットにつないだこととは違い、地域性を活かした情報発信交換ができること。〔小鹿野の庁内ランと同様の小鹿野町のランができる]
有線活用のイントラネット構想図
またこの段階での町長はじめ執行部での懸念としては以下の内容です。(かっこ内は私の対応)
  1. ひとりがインターネットを利用したら他は利用できないので、線の付替えが必要ではないのか?(否:説明済み)
  2. NTTが平成14年10月にはフレッツ化の可能性もあるのではないか?(真偽はしっかり確かめてくださいと意見)
  3. 東電とも話したが、スピードネットもはじまりそうだ。(確信ある情報を入手してくださいと意見)
  4. 有線活用した時の維持経費・メンテナンスには相当な費用がかかるのではないか。
  5. JAが主体的にやる気がない。
さらに、JA有線担当者には、「始まった時は、あらゆる方法を駆使してでも500名は加入の斡旋・申し込みまでつなげてください。」と、申し上げました。
※ADSL化は時期が早ければ早いほど良いが、刻々と遅れている現状は、やり場のない無念さがわきます。
 国は「情報格差がないように・・・」と言っているのに、地方には手だてもせずに、残念です。
 町も個人も企業の出方を見ざるを得ない時期と現状に苛立ちさえわいてきます。 田島昭泉

●日本のIT政策と日本の状況

国の基本的考えは、2005年までにIT関連のすべてを世界の最高水準まで引き上げることを目標としています。(IT…インフメーションテクノロジー:情報技術)
そもそもこの政策が出来た理由としては、ここ数年でアジアを含む諸外国に対して、日本がIT後進国となってしまったからです。日本がIT後進国となってしまった最大の要因は、高い通信費といわゆる通信インフラの整備が遅れていたためといわれています。
一方、教育現場での利用も増え、企業への就職の申し込みや案内、物品の売買や取引、情報交換などもインターネット上で行われ、年々大きな増加の傾向にある。
また、各種機材等は高機能で安価になってきている。

●西秩父・小鹿野を取り巻くインターネットの状況と情報格差

インターネットをするのにもやっとISDNの利用が可能になった。しかし、この3月に各地で常時接続(フレッツ)ISDN化されるにもかかわらず、小鹿野町の主要地域の75局は見通しがなく、結果として、住民は高い使用料を払うこととなっている。今やADSL高速通信の常時接続が普及しており、例えNTTがADSLをはじめても、その回線が細いため倉尾や三田川の奥では利用はきびしい。小鹿野と中央の情報格差は大変に大きなものであるといえます。たとえば小鹿野の若者が社会に出た時の格差は少なからずのものがある。

●なぜパソコンとインターネットが必要か

@パソコンの利用は仕事の現場では必要不可欠となっています。(就職に必須)
A紙による印刷媒体を経ず、情報の蓄積ができます。(資源節約・空間節約)
B情報を得る手段として膨大なインターネットの中の資産は有益です。(ホームページ)
C情報を発信する手段として安く、早く、世界中に送れます。(宣伝・情報交換)
Dコミュニケーションの手段として大変重宝です。(メール・掲示板・ネット上会話)
Eつながりさえすれば場所に関係ない。
  ※パソコンによってFAXと電話とテレビと文房具が一体化し、さらに国立図書館が家庭にできたのと同じと言えます。

●なぜ有線か

@既に3150の加入者がつながっている。
A回線が太く局から遠距離でもISDNよりは数倍のスピードが得られる。
B有線(地域)内がつながるだけでも有益→(学校と家庭等が映像を含めて情報のやりとりができる。広報や回覧への利用・家庭にいながらのPTA会議も可能・・・)

●なぜ高速通信が必要か

@きれいな高画質の画像がすぐに見ることができます。(写真・絵画・風景)
A音楽や動画などのデータもストレス無く利用できます。(生中継・映画)
B同様に大きなデータも早く送ることができます。(テレビ電話・会議)

●なぜ常時接続が必要か

@使用料を気にしない定額で利用でき安心です。結果として安く済む。
A利用者に無料でのサービスが気にせず提供できます。(観光案内・ニュース)

●どのようにできるのか

@DSLシステムの設備を農協の有線ケーブルとつなげます。
Aプロバイダーとつなげます。(これでインターネット環境になります)

●どのようになるか

@有線電話はそのまま使えます。
A有線の回線を使ってインターネットができます。
B料金は定額で利用できます。(1500〜3000円程度)