Aさん:合併問題と止められた一本杉トンネルは関係が有るのですか?
しょうせん:関口町政では町立病院の西秩父での存続を考えた時、また、小鹿野も吉田にとっても通勤通学、商圏を考えた時に重要と考えた一本杉トンネルの開削に向けて着手したわけです。秩父市への合併を考えたF島氏は吉田町の住民アンケートや猪野町長の「西秩父合併」指向を変えさせようと考えたのではないですか。せっかっく吉田町側で開削の予算も大きく取り付けたのに、「秩父市との合併後にやる」と小鹿野では調査費も付けなかった。結果として吉田町側への補助も消されトンネルはできなくなった。当然、不信感を持ったのは吉田町でしょうね。さらに「吉田は皆野と合併するんじゃないのかい」と、吉田町議長が小鹿野議会へ持ってきた西秩父合併決議書も大変腹の立つ様な接待で受け取ったことは小鹿野町議会への不信感へつながったんではないでしょうか。自主住民投票結果を全く尊重もせず、自らの住民投票では「両神との合併」とし、あくまでも秩父市合併を優位にし向け、結果は小合併となったにもかかわらず、自分の一番の公約という大合併の否定に対し、何ら反省もなく責任も取らない。さらには、最後のチャンスといわれた吉田町の住民から出た西秩父合併の直接請求にも応えようとしなかった。合併についての住民の過半数の声をこれだけ聞かない町長は日本中でも珍しい。F島氏を強く推しているK菅氏の最近のチラシには「終始秩父はひとつを提唱し、3年後には合併を問う」とあり、S田氏も一貫して秩父はひとつと訴えている。未だに合併問題を終結させない思考は、町づくりとはほど遠いだけでなく、合併後の町政を停滞させる恐れがあると思いますね。こんな手法で町を動かして行くことには疑問があります。まず結果として言えるのは西秩父の皆さんが希望していた西秩父三町村の協調を構造的にも壊したのがF島氏だと言えます。残念です。
Bさん:保育所建設入札問題については?
しょうせん:建設関係の方はよく入札のことを知っていると思いますが、9月議会で出たこの補正議案には反対したのですが、通過しました。これには非常に不信感があります。県下であらかじめ金額(2億1千万円)を示した一般競争入札を実施したが参加した業者はそれより大きな数字を出し不調だった。価格を知ってる業者があえて大きな数字を入れたことも変です。町はそこで普通は県に相談し適切な判断を仰ぐのが通例だが、それをせず設計内容の浄化漕、厨房機器、外構(約2000万円分)をはずし、壁厚、梁背(約1000万円分)を小さくして削減をし、逆に諸経費を同じくらい増やした上で、秩父地域内の指名競争入札にしたんです。「早く合併前に契約したい」と言ってましたが、別口で約2000万円分も工事を加えなければならないわけで、町に大きく損失を与えていると思いますよ。一般競争から範囲を小さくして同じ業者も入れて指名にするといったケースも県の入札企画の方に伺いましたが大変特異な例だと言っていました。落札価格は2億1900万円、消費税込み2億2890万円。入札率も9?%です。(下表を参照下さい。)
Cさん:広域市町村圏組合が危ない問題については?
しょうせん:これは私の広報誌14号でも載せましたが、秩父郡市の中で秩父市の権力を増す様な議員定数や秩父市だけが得をする様な負担金割合など、町村部で異議を持つのは当たり前なのに、秩父市の言うことを聞かなければ組合が壊れるからと恐怖をあおり、全く小鹿野の立場に立たずに居たことには大きな不信感があります。もちろん県の担当に伺いましたが、ひとつの自治体が過半数の定数を取る様な例は無いので秩父の経過を注視していると言っていたものでした。小鹿野では私だけが反対し、その事を多くの集会や会議など至る所で「広域組合を壊そうと1人だけ反対した者がいる」と攻撃されました。もちろん小鹿野以外の全ての町村で反対。秩父市も考え直して案を訂正。どうして町の住民の立場に立った行動をしないのか、いまだに不信感があります。危ないとだけは至る所で話しながら、良識有る規約変更がなされたことの弁明は町民にはほとんどされていません。
Dさん:小さな地域で誰かれが悪いと批判しても良くないのでは?
しょうせん:私の判断が絶対だというこはありません。解る限り研究し、良かれと思った事、感じたことは議会での判断につなげます。私は小鹿野に親戚も同級生も1人もいません。親戚が非難されれば、場合によっては町民の皆さんから私が非難される事も有るかと思いますよ。でも、政治家たるもの批判の矢面に立たされるのは当たり前ですから、覚悟はしてます。1人でも理解して下さる方がいればそれで結構です。しかし、どんな判断も結果として過半数が出れば、自分の考えと違っていても従うのは当然です。だからこそ町民の皆さんも親戚だからと人を選ぶのではなく、どの様な考えを持ちどの様な判断をするのかで人を選んで欲しいですね。人が悪いのではない。人を動かすまわりの環境が悪いのですから。
●65号議案 幼保一元化保育所の建設の落札について 9月1日 一般競争入札。2億1000万円で公示。 (900点以上の)県内業者17社が申し込み。その内、7社辞退し10社当日参加。 不調。価格オーバーや辞退で落札者無し。 一般競争入札の公示は1ヶ月前からした。 どうするかの相談がされた。「合併でこのままでは遅くなる」 設計、積算の見直しをした。 厨房、浄化漕工事、外構をはずす。天井の厚さ変更。梁の集成材の変更。合計3000万円分。 ▲3千万円分はずした上に、諸経費をのせた落札価格を設定。 指名競争入札の公示は5日以上前でいいので、直ぐ入札できる。合併前にということで指名入札とした。 9月12日 指名入札 (800点以上の)郡内業者5社指名 株)M谷組、Y潮建設株式会社、S部建設株式会社、株式会社U・・、U・建設株式会社。の5社。 指名業者には先の一般入札に加わった業者も入ったとのこと。 Y潮建設が2億1900万円、消費税込み2億2890万円で落札。 |
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●補正予算で幼保建築入札の議案が出ました。これには反対しました。 ●新生小鹿野町の文化厚生常任委員会ど幼保建設の視察をしました。 |