65号議案 幼保一元化保育所の建設の落札について

●2005年9月1日 一般競争入札。2億1000万円で公示。
(900点以上の)県内業者17社が申し込み。その内、7社辞退し10社当日参加。
不調:価格オーバーや辞退で落札者無し。
一般競争入札の公示は1ヶ月前からした。

●どうするかの相談がされた
「合併でこのままでは遅くなる」
設計、積算の見直しをした。
厨房、浄化漕工事、外構をはずす。天井の厚さ変更。梁の集成材の変更。合計3000万円分。

●3千万円分はずした上に、諸経費をのせた落札価格を設定。
指名競争入札の公示は5日以上前でいいので、直ぐ入札できる。合併前にということで指名入札とした。

●9月12日 指名入札 (800点以上の)郡内業者5社指名
株)M組、Y建設株式会社、S建設株式会社、株式会社U○○、U○建設株式会社。の5社。Y建設株式会社が落札。
指名業者には先の一般入札に加わった業者も入る。
2億1900万円、消費税込み2億2890万円で落札。
(内 国庫66,450千円、県支出金33,225千円)


9月定例議会(第2日 9月15日)ではこの補正に対する議案に対し反対討論を致しました。(質問を含め全文は下をご覧下さい。)

主旨:お金がない、子どもも減る、多くの施設が残っている。その中でギリギリの判断で賛成してきた事業だが、この様に積算のやり直しと工事内容を削減してまで諸経費で金額を吊り上げたことは、多くを切りつめている中にあって逆行している。又充分な期間を持って広く業者を求めるのならばいいが、工事量を減らし金額を上げ、近隣の指名業者にした点は、誰が見ても納得の行くものではない。

■採決では反対は私を含め2名。賛成多数で可決されました。


田島昭泉は県庁へうかがう
2005年9月26日(月)
県庁、総務部入札企画課へ

不調の時は積算をし直し不調の業者を除いて広く一般入札が普通
その他の説明をうかがう。

田島昭泉の2期目の任期は9月30日で終了。10月30日の選挙へ   →その後の建築経過(11月30日)


全文

    ◎議案第65号 工事請負契約の締結について
〇議長(高根 登君) 日程第10、議案第65号 工事請負契約の締結についてを上程し、議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。
  総務課長、小菅義和君。
          〔総務課長 小菅義和君登壇〕
〇総務課長(小菅義和君) 上程いただきました議案第65号についてご説明申し上げます。
  工事請負契約の締結について、次のとおり工事請負契約を締結することについて議決を求めるものであります。
  1、工事名、小鹿野保育所改築工事。
  2、施工箇所、秩父郡小鹿野町大字小鹿野地内。
  3、履行期限、平成18年7月20日。
  4、請負金額、2億2,890万円。
  5、請負業者、住所、秩父郡皆野町大字皆野336番地1、氏名、八潮建設株式会社取締役社長、山口浩人。
  提案理由としては、小鹿野保育所改築工事の請負契約を締結したいので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、この案を提出するものであります。
  なお、この工事の入札については、9月1日に一般競争入札を行った結果、不調となったことにより、改めて設計を見直し、9月12日、新たな入札として指名競争入札を行いました。指名業者については、株式会社守屋組、八潮建設株式会社、西武建設株式会社、株式会社ユーディケー、寄居建設株式会社の5社を指名いたしました。5社ともに応札し、八潮建設株式会社が落札いたしたというものであります。

  以上、説明とさせていただきます。
〇議長(高根 登君) 議案第56号について説明が終わりましたので、本案に対する質疑がございましたら発言願います。
  13番、神田武君。
〇13番(神田 武君) 一般競争入札が不調になって設計をし直して、また指名競争入札でやったと。設計をどのようにし直したのかお伺いをいたします。
〇議長(高根 登君) 建設課長、黒田進君。
〇建設課長(黒田 進君) お答え申し上げます。
  この設計につきましては、予算に合わせるために経費を非常に切ってございました。なお、見積もり単価等の掛け率も大分大きかったということで落札者がいなかったということは、設計に多少無理があったのでないかというふうに思いまして、県の単価、経費等に合わせるための設計の見直しをいたしました。
〇議長(高根 登君) 13番、神田武君。
〇13番(神田 武君) それでは、当初の設計とその単価、こういうものがまずかったから不調に終わったと。しかしながら、これ工事価格でやって、業者が集まって入札を入れたと。そういうことは、その金額を知っておって、それで工事ができるから入札に参加したと、こういうことが、これ一般的な概念であると思うのですが、ここらが私には理解をできないわけなのです。これはどういうことなのですか。
〇議長(高根 登君) 答弁願います。総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) 一般競争入札におきましては、もう予定価格を事前公表してあります。そういった中で辞退の業者もありまして、応札した業者についても、それ、予定価格以上の高い価格で入札したということでございますが、そういった入札についてのおかしいではないかということについては、業者のそれなりの考えでもって入札したのだというふうにしか、結果的にそういうふうになったというふうに思っております。
〇議長(高根 登君) 13番、神田武君。
〇13番(神田 武君) 予定価格を決めて、それ以下でなければ落ちないと。これは執行部も、それから入札に加わった業者も、これは当然知っていることであり、それをそれ以外の高い金額を出すなんていうことはあり得ないことだと思うのです、常識に考えて。だから、そうなら、会場まで来たけれども、金額は書かないで帰る、これが当たり前のことなのではないですか、世の中の契約問題として。
〇議長(高根 登君) 総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) そういうふうな考えもありますが、結果的にそういう入札がされたということでございますので、こちらでそういったことを予測してやったということではありません。予定価格以内で入札されるものと考えておりましたが、結果的にこういったことになったということでございます。
〇議長(高根 登君) 13番、神田武君。
〇13番(神田 武君) 私も文化センターのときがこういうことは起きたと、こういう話は聞いているのです。それから、私が議員になってから17年間の間に1件だけ不調に終わって、また入札をやったと。これがそこの会議室。あの建物が、ちょうどバブルの最盛期で、仕事量もあるということで業者が落とさなかったと。
  ただ、私は今回こういうやり方で一般競争入札やったのなら、また積算を見直したのなら、一般競争入札でやるというのが原理原則だと思うのです。
  それから、前回予定価格より上の金額を入れた人たちの考え、理解、これは全く私はできないと思うのです、こういう入札の方法として。だから、そういう人たちをまた再入札に入れたのか入れないのか。この点と2点についてお伺いいたします。
〇議長(高根 登君) 総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) 予定価格以上の金額で入札した業者、あるいは辞退の業者も入っております。
〇議長(高根 登君) 町長、福島弘文君。
〇町長(福島弘文君) 一般競争入札でやったのなら、次もそうすべきではないかと、そういうことも今の質問等であったと思います。そういうふうな考えもあるかと思います。しかし、この入札については次年度継続でございます。そういう形で、やはり10月1日に合併を控えているということで、政策的なことというのは今後10月1日からはできないということもございます。そういう関係で急がさせていただいたということもございますので、その点はぜひご理解賜りたいと思います。もしこれを神田議員が言われるように、では設計し直したのだから、またそういうふうな形でということになると、早くて12月になると思います。そうすると、やはり2年継続ということも、ちょっと1年が50%をやるというふうになっていますから、それも間に合わなくなるということもございます。そういうことでございますので、ぜひその点はご理解を賜りたいと思います。
〇議長(高根 登君) 13番、神田武君。
〇13番(神田 武君) それは今になればそういうふうに私も理解しますが、だけれども、やり方として、そういう考えがあるのなら、9月1日ではなくて、8月1日ごろやれば私が言ったようなやり方でできるのです。だから、決まっていることはどんどん進めて、どんどん、これは10月1日から合併というのがわかっているのです。だから、皆さん方の対応は遅かったと、こういうことではないのですか。
〇議長(高根 登君) 町長、福島弘文君。
〇町長(福島弘文君) それもあるかと思います。しかし、今回の場合、皆さん方にもよくお話しした経緯もございますけれども、昨年度は補助金だったのですけれども、つかなかったと。今年度に交付金として、2カ年にわたっての交付金ですけれども、それが国の方から採択されたということです。それが6月の終わりなりで交付決定がというのですか、通知が来たということでございまして、このスピードというのは、精一杯やらさせていただいた結果がこういう結果だったということもぜひご理解賜りたいと思っています。
〇議長(高根 登君) ほかにございませんか。
  7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 昨々日の朝の町長のあいさつの中で初めてお伺いしまして、また議運の中で幾らかこういう議案が出るということで、その中の幾らかは出たのですが、どのような設計の見直しをして、それが幾ら分であったかというのをもう少し詳しくお伺いできればと思います。
〇議長(高根 登君) 建設課長、黒田進君。
〇建設課長(黒田 進君) お答え申し上げます。
  金額についてはちょっと控えさせていただきますが、一番の大きかったのは、経費が非常に少なかったということが非常に大きな問題でございまして、この辺をよく見直すということで設計担当者の方に指示しまして、見直しを行ったと。
  あと、掛け率の問題ございましたけれども、これについてはほとんど変えていないというふうな状況でございます。
〇議長(高根 登君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 9月1日に公示した価格というのは2億1,000万円でよろしいわけでしょうか。そして、この請負金額、今出てきたこれは消費税込みの形なのでしょうか。結果的に私の知りたいのは、当初の予定からすれば最終的なこの結果は幾ら多くなったのか、その辺をお伺いします。
〇議長(高根 登君) 総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) この契約金額、請負金額については消費税込みでございます。工事価格のみは2億1,800万で落札ということでございます。
〇議長(高根 登君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 9月1日の工事価格も同じということですか。それでよろしいでしょうか。
〇議長(高根 登君) 総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) 失礼しました。一般競争入札の際には、予定価格2億1,000万を設定いたしまして、指名競争入札の際は2億1,900万を設定いたしたところです。
〇議長(高根 登君) 田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 結果的には900万増えたということでよろしいですね。
〇議長(高根 登君) 総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) 済みません。一般競争入札の際の予定価格の設定は2億1,000万、指名競争入札の際の予定価格は2億1,900万で設定し、落札価格が工事価格で2億1,800万、消費税を入れて2億2,890万という請負金額となりました。
〇議長(高根 登君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) ということは、2億1,900万よりわずか100万円その値段を下回った数字で落としたというようなことに理解します。しかし、一番最初の9月1日に一般競争でやるときからすれば、値が上がっているわけでございます。先ほどのご説明では経費を大きくしたのだといったようなことですが、別な議運の席では、実際幾らか設計上の見直しをしているということでありますので、どういう設計の見直しがされているのか、それをもう少し詳しく。
〇議長(高根 登君) 建設課長、黒田進君。
〇建設課長(黒田 進君) 先ほど答弁いたしましたように、県の経費、率とこの当初の設計の経費率が大分違ったということで、そういうところの見直しを行ったということでございます。
〇議長(高根 登君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 私はおとといの議運の中では、別な議員さんが質問していた中では、厨房を外し、浄化槽工事、そして外構工事を外したと。その状態にした上でというような話を聞いたのですが、それは全くないということなのでしょうか。
〇議長(高根 登君) 建設課長、黒田進君。
〇建設課長(黒田 進君) それは、そのとおり外しております。
          〔「休憩だ。議長、休憩してください」と呼ぶ者あり〕
〇議長(高根 登君) 休憩します。
                                   (午後 2時33分)
                                           
〇議長(高根 登君) 再開いたします。
                                   (午後 2時34分)
                                           
〇議長(高根 登君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) なるほど、金額は言えないというようなことではございますが、この厨房機器、それと浄化槽工事、外構、これはいずれやらなくてはいけないとするとすると、おおよそ幾らぐらいの金額になるのでしょうか。
〇議長(高根 登君) 建設課長、黒田進君。
〇建設課長(黒田 進君) お答え申し上げます。
  あくまでおおよそでございましてあれなのですが、2,000万程度と思います。

〇議長(高根 登君) ほかにございませんか。
  4番、黒澤光司君。
〇4番(黒澤光司君) 一般競争入札、この一般競争入札で不調になったわけですが、このときの業者の選定の、指名競争ではないですから理由はないのですが、いわゆるその範囲をどのようにお決めになったのかお伺いします。
〇議長(高根 登君) 総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) 業者の資格要件だと思いますが、公告日において、7月29日なのですが、埼玉県内に本店を有し、小鹿野町の平成17、18年度の入札参加資格申請により提出された経営事項審査結果通知に係る建築一式工事の総合評点が900点以上である単体企業、ただし秩父市及び秩父郡の町村において本店または埼玉県内に本店を有し、代表権を委任された者を持つ支店もしくは営業所が置かれているものは総合評点は800点以上の単体企業というような資格要件を明示してあります。
〇議長(高根 登君) 4番、黒澤光司君。
〇4番(黒澤光司君) そういたしますと、経審が900点と800点と、支店、本店の所在地によって変わっているわけですが、これで該当する業者は何社あったのでしょうか。おおよそで結構です。
〇議長(高根 登君) 総務課長、小菅義和君。
〇総務課長(小菅義和君) 三十五、六社加盟しております。
〇議長(高根 登君) 4番、黒澤光司君。
〇4番(黒澤光司君) そして、不調に終わったわけですが、当然入札価格は公表してあったということ。そして、先ほど議員が質問して、答弁も聞いておりましたけれども、入札価格は公表してあったところに、本来ならば、できないのであれば札を入れないのが普通だと思うのですけれども、それを高い札を入れてしまってあるということでございまして、町長も大分なめられたものでございまして、それをまた見直して、再度指名競争入札に付した。話が、この答弁が大分本来の筋から、町長の先ほどの答弁はちょっとおかしな方向に行っていまして、合併の期日に何とか、何かすりかえられているような感じがしてやむを得ないのですが、しようがないのですけれども、それも10月1日ということですからやむを得ないと思いますが、本来こうした入札であれば、この経審点900点とか800点以上ということになりますと結構大手な会社でございまして、それなりの経費もかかると。そしてまた、浦和、さいたま市とか、向こうの方から来る業者はそれなりの諸経費もかかってくるだろうということもあります。やっぱり地元ですとそれなりの経費も安くできるのもあるでしょうし、ということから、そのとき合併の期日をにらんでというお話でしたが、経審点をもう少し下げれば秩父郡市内の業者もこの網の中に入ってこられる方もあったのではないか。であれば、そういう方々も入札に参加をすることによって、経費のかからない近くの業者等があるいは落札したかもしれない。これは予想なのですが、そういったことも町執行部では検討なさったのかどうなのか。もう合併の期日しか頭になくして、指名競争しかないということだったのか、その辺も一度お尋ねしておきたいということです。
〇議長(高根 登君) 助役、高橋唱平君。
〇助役(高橋唱平君) お答えします。指名の関係でどういう検討したのかということでございますので、私の方から、それに携わりましたので、お答え申し上げたいと思います。
  小鹿野町には指名基準がありまして、それに基づいて指名を行っております。今回については、いわゆる一般競争入札を採用する。幅広く多くの業者さんに参加していただきまして、よりよい工事、また安価で対応していただくと。いわゆる自治法に基づく原点に戻りまして、今回一般競争入札を採用していただきました。
  結果的には、先ほど挙げていたところ、予想もつかない結果が出たわけでございますが、そういう状況でございます。あと1点、今後の公に広く公表して、一般競争入札を採用した結果におきましても、入札が不調に終わったという状況でございます。
  それを受けまして、今後の対応をどうするかということでございます。1点は、先ほどありましたように、再度一般競争入札の問題をクリアできるか。あと1点は、それの入札の最低業者との随意契約ができる範囲なのかどうか。これは自治法の施行令に基づいての対応でございますが、あと1点、再度、結果的には不調に終わりましたので、全部帰っているということになりますと、改めて入札を付すという状況でございます。そういう段階で、今回の一般競争入札から指名競争入札に法律に基づきまして対応している。あと1点は、その指名競争入札の、今お話あります、もっと経審の点数を下げるべきではないかという議論があるわけですが、これにつきましては、指名基準におきまして一定の入札金額におけます金額の、小鹿野町の場合に、今回はA業者が参加できる入札指名基準になっております。結果としまして、A業者、いわゆる経審のいうA業者の流れでございますので、先ほど言いました800点、そういうものが基準になってきております。そういう業者の中以上が原点でございますので、それをもとに対応したということで、今回その次のB業者については、事業の費用から、指名基準からできないという段階の小鹿野町の指名基準になっておりますので、それに、ルールに従ったということでございます。
〇議長(高根 登君) 4番、黒澤光司君。
〇4番(黒澤光司君) 次に、一般競争入札に応札をした会社が再度指名競争入札で指名をなさったということでありますが、設計書の中身を変えたということですから、特に問題はないでしょうが、その一般競争入札のときに応札をしてくれた業者をまた再度指名競争入札で指名をした。そのとき指名委員会、助役さんのところとしては、どのような議論のもとになさったのか。本来であれば、こういった会社はすべて次回以降に呼ぼうかというようなことも通常の方法かと思うのですが、あえてこうした業者を再度入れたその理由をお聞かせいただきたいと思います。
〇議長(高根 登君) 助役、高橋唱平君。
〇助役(高橋唱平君) 先ほどの内容についてのより細かくということでございますが、今回埼玉県内の広く業者さんを一般の指名競争入札をしたということで、その最初の指名競争入札でなくて、この指名委員会の議論した点につきましては、内容として最初に一般競争の指名競争入札していれば、不調に終わった場合には指名がえというのが一般的かなと思っております。そういう中で、今回は最初に大きく広く、いわゆる広い業者の中の一般競争入札を採用しているという状況の上の判断をした場合については、業者そのものの指名がえができる範囲が限定されてくるという状況でございます。
  あと一つは、大きな関係については、指名競争入札に参加をお願いする、指名するという理由につきましては、地域性を配慮しまして一定の範囲内の業者さんを選考したということで意見が一致しまして、今回の指名になったということでございます。
〇議長(高根 登君) 4番、黒澤光司君。
〇4番(黒澤光司君) それはわかりました。
  次に、指名業者5社というふうに聞いたかと思うのですが、この2億2,890万円、これだけの金額で5社というのが町として正しい数字なのか。これは指名基準にこの数でいいのかどうなのかをお伺いいたします。
〇議長(高根 登君) 助役、高橋唱平君。
〇助役(高橋唱平君) お答え申し上げます。
  小鹿野町の指名基準に対応するものについては、一定の金額以上についての業者数の選定の数は入っています。今回の価格につきましては、5社以上ということで、5社が条件になっています。
  あと1点、今回の指名の関係について、もう一社指名に対応できる業者さんがいたわけですが、たまたまいろんな、ここまで言っていいのかどうかわかりませんが、会社側の内々の事情がありまして、1社指名ができない状況になっておりましたので、そういう5社ということの基準をクリアした中の指名でございます。
〇議長(高根 登君) 4番、黒澤光司君。
〇4番(黒澤光司君) そういたしますと、5社を選んだ理由は、近隣の会社でそれに対応する会社が6社しかなかったから5社選んだのだというように受けとめたのですが、これだけの金額で5社、あるいは指名競争入札にするのであれば、もっと広く、やはり大里、あるいは入間とか、もう少し広げれば5社以上の業者も呼べたのかなと、こんな感じがしておりますが、指名委員会の中での決定事項ですので、それは了解をしておきます。
  これからいろいろと合併の期日のことをにらんでのことでこういった形になったかと思われますが、再度こういうことがあるならば、やはりもう一度指名でなくて一般競争入札でやっていただくような方法を考えていただくべきだろうというふうなことを申し上げておいて、私の質問といたします。
〇議長(高根 登君) 他にございませんか。
  1番、飯塚朝志君。
〇1番(飯塚朝志君) それでは、今の話を聞いていますと、約2,000万ぐらいのお金が、値段が上がったということでお聞きしました。例えば、そういう工事に今回の2億1,000万の予定の値段があったと思うのですが、その差額はどちらから出されるのかお聞きしたいと思います。
〇議長(高根 登君) 町長、福島弘文君。
〇町長(福島弘文君) 今の質問ですけれども、2億3,000万予算とってございます、この費用が。ですから、その中で対応すると。その後については、また後ほどお願いをするという、そういうことでございます。
〇議長(高根 登君) ほかにございませんか。
          〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(高根 登君) 質疑も終わったようですので、これにて質疑を終結し、討論を求めます。
  7番、田島昭泉君。
         
 〔7番 田島昭泉君登壇〕
〇7番(田島昭泉君) 議案第65号 工事請負契約の締結について、反対の立場から討論させていただきます。
  この工事につきましては、私は4年前に文厚の委員であったときに視察をしまして、なるほど一元化されているところ、給食も一つで、いいなといったようなことを拝見し、また時代もそういうふうになっていくのかなというふうに思いました。一方、自分たちの足元を見ますと、大変お金がない。そしてまた、子供も減る。なおかつ、多くの施設が残っている現状でございます。そうした中で、まあいいだろうとぎりぎりの判断で賛成させていただきました事業でございますが、このように設計、また積算のやり直ししまして工事を削減してまで、結果的には金額がつり上がった。多くを切り詰めている中にあって逆行している。また、十分な期間をもって広く業者を求めるならばいいのですが、工事料を減らして金額を上げる。指名業者にそういったことで指名入札にした点は、入札のあり方にも私自身疑問があります。だれが見ても納得のいくものではないというふうに思いまして、私は反対したいと思います。
  以上でございます。

〇議長(高根 登君) 次に、原案に賛成の方の発言を許します。
          〔「なし」と呼ぶ者あり〕
〇議長(高根 登君) 討論も終わったようですので、これにて討論を終結し、採決いたします。
  この採決については起立により行います。
  お諮りいたします。議案第65号は原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
          〔起立多数〕
〇議長(高根 登君) 起立多数であります。
  よって、議案第65号は原案のとおり決定いたしました。