正副議長会 研修視察

2006/11/7−8    秩父地域議長会

茨城県笠間市 笠間クラインガルテン
建設費の8億3000万円の内市の持ち出しは2億8000万(起債)。
10坪のラウベ(宿泊ハウス)は1棟600万円で50棟建設。
キッチン、風呂、トイレ、ロフトが付いている。
敷地はそれぞれ農地33坪ほど有り約90坪。1年間40万円。
4haの内3haが借地。貸し農園は50区画、各30uで1年1万円。

平成17年の収は8000万円、支は8200万円
支出の大半が人件費だが臨時職員は1名だけで、他地域のパートなどである。
地域にお金が還元されていると言えるのではないか。
平成18年より「そば処」と「農産物販売所」は指定管理とした。

農園だけでは
平成18年度は2050万円の収入、1800万円の支出を見込んでいるので黒字だ。
施設は5年利用の制限が付いている。
体験者で今年は3組が土地を買って家を建てている。
定住化促進にもなっている。

体験として焼き物、蕎麦打ち、ジャムづくり、竹炭づくりもできる。
蛍の里も近くに整備した。
参加者が交流するイベントも充実している様でした。
鉾田市 とっぷ・さんて大洋 (財)大洋健康づくり財団    以前の視察などは→
平成2年に研究を始め平成4年に建設。5億1000万。
この施設は大洋村が合併して鉾田市になった。4月より指定管理者として財団が運営。
ここのプールには時間単位で小中学生や幼稚園児も来ます。学校のプールの維持管理より安くできる。
4つの小学校のプールは閉鎖し貯水槽とした(笑)。インストラクター3名が理想的な指導をしてます。子供の時から健康づくりの基礎が学べる。
年13万人が来館。経費1億6000万円。収入は1億。お年寄りの医療費削減効果は大きい。データでは全国平均70万に対し大洋では一人38.9万円。20万以上の差が出るとのこと。
よその施設はイベント的な健康事業だが、ここでは年間を通して個人のデータを管理しています。中味が違う。
科学的な分析の元、参加者が納得の行くトレーニングの実践をしている。
新型のMRI(断層診断装置)を1億で買って筑波大に置いてある。

地域には1集落に週2回の無料の福祉バスを出している。
インストラクターの仕事は6割が参加者の顔色を見ると言うことです。
歩くために一番先に必要な大腰筋を鍛えることがもっとも効果的。
運動をしていると動脈の柔軟性と血圧に差が大きく出る。
インストラクターと保健士と栄養士をセットにして出前事業もしているとのことです。



右:石津理事長
(元大洋村村長)
「認知症予防のプログラムを立ち上げたばかりです。今後は特養で筋トレの実践を進めて行きたい」と石津理事長。
写真のお年寄りと気さくに話している石津さん。 ほほ笑ましくもたくましいお姿でした。

小鹿野町も地域包括ケアと共にメディコとリムの実践で本当の健康とその維持によって保険のかからない豊かなまちづくりが実現されようとしています。何歩も先を行く石津理事長(元村長)とトップさんての実践を今後も参考にして行きたいものです。

2006議長会県内視察(skipシティ、宮代町新庁舎)  2005正副議長会視察研修(豊和村、高森町)  2007正副議長会県外視察(富山市)