隣の市町村地区の埋め土

埼玉県秩父市内(田村・井森) 2001年5月1日取材

秩父市のこの地区の住民に伺いました。
「残土が契約の3年を越えて運ばれています。
埋め土の権利も転売されているとの事です。
地区では市に対してやめるように要望したが
申請書類もそろっているので断れないそうです。
何か出れば小鹿野に流れると思うよ」

地主(地権者)は一人なので直接伺って聞いてみました。
「迷惑はしてない。市会議員も見に来て許可してもらっている。
反対の看板は許可前のもので、
泥にはまずいものは入っていないから大丈夫。」との事。
この風景の直下は小鹿野の長留地区。
豊かな自然はどこへ  !いったい どこまで谷を平らにするのだろうか?
以前は注射針の入った泥も見たとも伺いました。

消えてしまったのか
 事業の面積や
 目的
 工事期間
 土砂の発生場所
 搬入量等・・・
 全て見えませんでした。
取材時に私の「困っていることはないか」の質問に対し
地主は「何もない」と、答えておりましたが・・・本当でしょうか?

ニュース・取材は常に更新しておりますが、不十分の時もあります。内容は最新のものでご判断下さい。また情報の欠如・偏りなどはお申し付け下さい。

※日本の多くの山間地でこのように谷を埋める形での「公共残土の埋め土」が行われている。
余っている農地、荒れた未利用の農地がある中で、さらに農地を作るような必要性はあるのか?
ただ、残土はいつまでも出てくるのでその処分も考えないといけないのはこの社会の常なる問題だ。

その後平成16年(2004)の小鹿野議会現場視察と業者説明  ●小鹿野の埋め土問題にもどる    ●一般質問へ(平成13年6月議会)  
■この後の秩父市田村の埋め土は業者が書類送検 2013年1月新聞報道