平成17年12月定例議会

田島昭泉の一般質問(2005/12/15)
以下の文面は聞き書きです。議会での発言内容順序などは多少違ってきますがご了承下さい。なお、議事録全文は下段に載せてあります。


議長より許可を得ましたので、通告しておりました一般質問を始めたいと思います。
まず始めに新生小鹿野が町長と執行部も議会も新たな顔ぶれとなりました。身の引き締まる思いであります。何事にも偏らぬ無偏無党の精神で、町民のために是々非々であたる所存です。町民の普遍的な声に則して活動を展開して行きたいと思います。新生小鹿野町での私にとっての初めての一般質問でありますが、町民の声の代弁ですので、ご理解の上、御答弁をいただければと思います。
質問に入ります。


○若者が集い人々が希望を持てる活力ある町づくり。
1,合併後の統一感をたかめ、広がった地域の利便性をあげるための施策について
(1)
町営と西武バスの路線と運営の改革を!

質問:@広い地域の町民を町立病院と二つの庁舎や商店街に繋げるために路線再構築をして行く必要があると思うがいかがですか。
答弁:両神庁舎と小鹿野庁舎は19往復市街地を経由している。駒木野路線4往復。西武バスは市街地を相当数運行。生活路線はニーズに配慮している。おおむね適切。
質問:三橋さんの閉店にも関係あるが、お年寄りがバイパス周辺へ買い物に行っている。両神発で小鹿野役場前で終点となっているいるバスをぐるっと行ききってバイパスから高校前で入り、病院前へ周り、役場まで来る巡回としてはどうか。
答弁:すばらしい案でございますが、通勤通学を最重点の路線であり、西武線と接続を容易にするようなものになっている。全体をみて再編させていただきたい。
質問:全体的な体系とは
答弁:合併推進課で音頭をとっていただき1年以内に再編する。できるのもは早期にします。
質問:A合わせて自由乗降区間を設け、バス停とバス停の間に家がある様なところで家が隔離した地域での利便性を高めてはどうか。責任問題をクリアーしてやっていただく、どうか。
答弁:奥地の方では家が点在している。バス停の設置においては陸運事務所、警察、道路管理者の立ち会いで承認をしてもらっている経緯がある。地方公共団体で任意にバス停は設置できるという条項もある。運転手の運転の安全性。狭い場所もあるのでバス停以外での停車は支障も出るところがある。研究して対応したい。
質問:B大きな路線から引き込んだ細かな地区への対応。たとえば長久保からのバスは落葉松峠を通り短縮してくる。岩殿沢なども奥が深い。両神から来たら止まらずに泉田から化石館まできていただければありがたい。
Cまた、通勤通学の利便を考え乗り換えなく秩父市内へ行ける直行バスを増やしてはいかがか。
答弁:西武秩父駅へは4往復ある。西武バス尾田蒔経由は23往復。町営のバスも大変好評で利用者が多い路線。増便はできるように検討したい。
質問:西武バスは長沢から西武秩父までゆく、坂本から西武秩父に一本で行く、そんな要望はできないか。
答弁:すばらしい提案です。ダイヤ編成の御提言として承りたい。小鹿野まできますと西武秩父まで23往復していて概ね正しいダイヤ編成かなと思う。検討します。
質問:観光客でも二子山に一本でいける。気分も違う。また乗り換えで一回お金をペイしてまた新たに払う負担。奥にいる人ほど負担が重なるという現実をよく理解していただきたい。上野沢から西武秩父駅までのバス。このバスは長若線と同じところで停まっていただきたい。役場の前にこのバスのバス停がない。このバスが定期利用者がいない。遅い帰りに乗れないから。帰りのバス増やしていただきたい、そうなれば往復で利用もできる。市内へ行ける意味、国道は混雑する。セーブオンから左に曲がり図書館まで行く。秩高生の利用にも便利。
質問:D町営バスなら一律料金や1日乗降自由券や子供やお年寄りは無料などのパスは発行できないですか。
答弁:5条で減免規定を設けている。実情を把握し運行サービスを早急に見直したい。長若線、西武秩父線の重複もあるが、1年以内に再編をしたい。住民の納得できる形にしたい。
質問:長若線に乗ったときに77歳のバス利用の方、ただで乗れてクアパレスにゆき、お風呂に入りうれしそうでした。福祉バスになっている。せめて70とかはどうか。古希のお祝いに。
答弁:私も70なのでちょっと早いかなと思う。
質問:奥の人には大きな負担になる。そこで一律料金、1回乗ったら一日乗り降り自由。奥に住んでいる方の救済になる。是非検討いただきたい。
全路線乗ってみたんですが、チケット。40円の倍数は計算しづらく使いづらい。
夕方の時間を増やして。一律100円なら助かるね。長若線のバスのテレビはじゃまです。すぐはずしてはどうか。終点のところ(駒木野)にはトイレない。終点というとこにはベンチぐらいはほしい。古いバスはヒーターが効いていない。
質問:奥の大変な人のためのスクールバスには一般にも乗せ、学校と役場前だけ乗降させるところから始めてはどうか。いかがか。
答弁:併用できればすばらしいかと思う。両神で同時刻出発していたことでPTAでご理解いただいた経緯がある。当時2台が同時に同じ場所から出る不自然があった。その時はご父兄に理解が得られなかった経緯。許すものであれば多くの人に利用してもらえるバスということで、もう一度検討はしてみたい。
質問:三峯からのバスも一本で西武秩父に行く。利便性を高める意味からも考えてはどうか。他にも吉野家の前で停めて欲しいとの声も聞いた。お年寄りのとっては買い物できるところで停めていただきたいということです。赤字が大変だが、こういう地域では福祉バスの意味がある。赤字解消には利用客に応じて出向くデマンドバスも検討していただきたい。→(小鹿野の交通弱者の点を考えるとデマンドバスがいちばん良い。そこで個人視察しました。)
質問:E福祉有償運送サービスへの対応の現況とバス路線との兼ね合いはどの様になりますか。
答弁:地域の実情を良く把握し、適切な運行サービスを考え早急に見直し、改革が必要です。
(→平成21年(2009)バス運行実験が行われることになりました。)


(2)IT推進 光ファイバーと有線の改革を!
質問:@庁舎や町の施設にテレビ電話を設置して複数の課に渡る窓口や観光案内にも対応できるブースを設置してはどうですか。
答弁:地域イントラネット基盤整備の中で役場、出先、小中学校に合計20台設置の予定です。観光案内や、窓口相談、小中学校間の共同授業などに利用する計画です。
質問:A光ケーブル(高速通信網)の一般家屋への接続を進め、町の情報案内や健康管理、放送電波の受信困難地区への対応のためにもケーブルテレビにも対応できるネットワークを構築してはいかがですか。
答弁:アナログ放送が平成23年終了することへの対応の中で検討。国の財政支援策に注視してゆきたい。
質問:11月15日に文化センターで共同受信組合の方々への説明会があったそうだ。個人負担が6万から10万かかる。三田川地区、倉尾地区と両神の2地域は東電が完全撤退します。有線の状況は防災無線の影響で一部の役目を失い無くなる可能性が出てくる。そうなると三田川や両神でサイネットでつないでいるインターネットもできなくなる。町長も集中改革プランの中でうたってもいる事ですが、是非光ケーブルを設置していただきたい。いずれは医療福祉にも使える。議会放送にも使える。防災無線では家の中のラジオは個人負担で4万円となるそうです。光ファイバーを一斉に引き込めばテレビも解消できる。インターネットも解消できます。
町長答弁:デジタル化については国中の対応が出てくる。その中で考えたい。家庭でテレビが見えないとなると社会問題。そんな地域がいっぱいあるということですと町でもやっていかなくてはいけない。光ファイバーについても運動を展開してゆきたい。
質問:B産業振興にも影響の大きいBフレッツへの小鹿野地域の現況と町の対応もうかがいたい。
答弁:300回線の申し込みがあれば検討を開始するとのことなので積極的に誘致活動を実施してゆきたい。
(→2008年秋:予定の申込数に達しNTTに要望)→NTT調査結果として加入者不足とのことで実施されず。再度募集をし申請したのが2009年夏。執行部の積極性不足を感じた。


2,子育て支援と過疎対策のために
(1)
より手厚い 子育て支援を!
質問:@急な仕事や公演会、講習会などの都合にも対応できる幼児の一時保育、休日保育はできませんか。また、そのために保育士の資格を持った方のネットワークをつくり一時保育や休日保育に対応してはどうですか。
答弁:一時保育は町内の保育所で平日および土曜日の開所時間内で実施しております。これにより、ある程度は一時保育が可能かと考えてます。
質問:主催者が小鹿野町だったときの想定もある。高齢者事業団と同じように人材をストックしておいて、保育してもらうシステムをつくっていただきたい。
質問:A保育園児のバス送迎の対応を考えてはどうか。
答弁:保護者の要望と運行の可能性を今後検討させていただく。
質問:西方町「なかよしこども園」保育のこどもも5%だがワゴン車で送迎している。同じ年齢層で行きだけでもやっていただければ、助かる。
町長:確かに働く人の支援は大きな支援になる。この辺は建設中の幼保一体化される施設の中でやりやすくなる。町民が納得する中でやらせていただきます。
質問:B多く出産すれば町では多く支援する事で子育てを助けて行くことが必要。出産報奨金の増額、借家なら住宅手当、持ち家ならば固定資産税減免など思い切った対応はできませんか。
答弁:財政が厳しい中なので町を取り巻く環境などを考慮して検討してゆきます。
質問:3子目が授かった世帯数は
答弁:15年度は18名、16年度は22名。
質問:このぐらいの数字ですから、あと一踏ん張りできないか。欧州主要国の児童手当の状況は,概ね第1子より16歳未満までに対し,第1子の場合1万円強ないし1万数千円を支給(月額)している。フランスの児童手当や育児支援制度が手厚い。手当の他に、子どもをひとりつくるたびに、年金受給に必要な労働期間が2年短縮される。民主党の公約では月額1万6000円の「子ども手当」創設。公明党は出産育児一時金を30万円から50万円に拡充等と行っていたが、どうか。
町長答弁:支援はいろいろされている。支援が一番いいのは何かの論議が必要。相当額の税金が使われてはいる。効果のあるものを考えてゆきたい。
質問:町営住宅は子どもの数の規定はあるのか。
答弁:ありません。
質問:子供を産んで住むなら小鹿野との気が向くようにいかがか。
町長:家賃は収入によって増減されている。子どもも多ければ少なくなっている。収入の本当に少ない方に支援できるようなことで考えてゆきたい。   (→子育て支援・少子化対策 実現


(2)空き家・空き店舗対策と過疎対策を!
質問:@町には現状で住んでいない空き家は何戸有るのですか。また、空き家を都市部の人に1〜2年限定で山村体験に貸し出すことで、地域への交流と定住へのうながしに利用できませんか。
答弁:250戸くらいある。小学校の空き施設もある。貸していただける物件が少ないのが現状です。夏には町内の宿泊施設で農産物の収穫や山や川での自然体験などの取り組みをしている。キャンプ場にもたくさんの方にお越ししていただいている。定住を考えた空き家利用は、今後鋭意検討して参ります。
質問:職員さんの空き家は率先して貸し出していただきたい。豊根村の事業でログハウスに住んでもらうことや学生などには1週間の民泊体験を実施している。これによって定住の方も2組ある。単身で15000円。夫婦で20000円。で貸し出している。
質問:A空き店舗は何軒有るのですか。また特に三橋の空き店舗の対策はどう考えますか。
答弁:小鹿野に5軒、両神に2軒。三橋に関しては所有者の意向をふまえて早急に対応したい。
質問:三橋内部をブースに分けて小さなお店10店舗を若い人にやってもらってはどうか。リサイクルショップ。喫茶コーナー。農産物直売。アクセサリーショップ。アジアン雑貨。小鹿野の作家作品ギャラリー。さらには買い物代行サービスもいいのでは。人が通うことが必要だと思う。
質問:B多くの空き店舗には工芸家などの工房やギャラリーとして貸し出す支援をする。また、若い人の出店の夢に対し1〜2年の賃貸借を支援し、ユニークな店舗開拓へ繋げてはいかがですか。空き店舗でコーヒーの店を開いた方もある。東京方面にも公募してもいいのではないか。
答弁:ユニークで研究の価値がある。活性化については大きな町の課題として対応します。
(2008年 秩父地域での「ちかいなか近田舎」事業によりより達成されるようですが、町サイドの積極性が感じられない。)
→2011年:空き家バンク設立(※売りが主で高めの設定、貸し物件は少なそう・・・地域で始動したことはやっとの前進か。2001年に一般質問してから10年。この間個人的に斡旋したりお手伝いしてきたが、今後の展開に期待したい)


3,「花と歌舞伎の町」小鹿野のユニークなアピールを!
質問:@歌舞伎の町おがのをさらに定着させ、アピールする手だてはなにか。定期的な歌舞伎公演や特別公演の時には、職員や商店街や町民の協力で和服着物を着て雰囲気を醸し出せないか。かつらもかぶり、職員さんも意識改革していただきたい。春祭りでの歌舞伎見学桟敷として、たとえばゴザ1枚2000円(特産物おみやげ付き))設置で予約を受け付けてもいいのではないか  (→2016年、川越ではちょんまげを始めた
答弁:着物着用は郷土芸能祭などで司会者が試みております。雰囲気作りには有効である。機会を見て働きかけたい。
質問:A町の公用車は花と歌舞伎のデザインをあしらって動く宣伝版にできませんか。はずかしくなる程度の目立った化粧を車にして町外や県庁にも行く時は使ってもらってはどうか。
答弁:国体の開催時には共通のマグネットステッカーなどを貼った経緯がある。大規模なイベントの時などはゆこうな手段と思います。
質問:B花の時期や歌舞伎公演の前には写真撮影や歌舞伎の見どころ講習会を実施し、花と歌舞伎の写真、絵画、短歌俳句のコンクールを実施してはどうか。祭りの前は観光客も手持ちぶたさ。会費500円ぐらいを取って講習会をして化粧の場面も特別に案内してもらう。作品はコンクール。1等賞にはお風呂一年分あげるとかはどうか。
答弁:観光写真コンクールを実施しております。花および歌舞伎をテーマに関心を高めるのに有効と考えます。観光協会とも協議してゆきたい。また、歌舞伎の見所を事前に学ぶことは内容の理解に有益であり、生涯学習の講座に取り入れられるかどうか検討したい。
質問:C観光のボランティア案内人を育成してはどうか。英語でできる案内人も養成し外国にもアピール。歌舞伎だけではなく、町の史跡や自然の案内人も育成し、行く末はガイド料を取って活動してもらう。郡上八幡では案内人1名に付き2000円(90分まで)で稼げるそうです。
答弁:生涯学習講座で町内の知られていない文化財の見学会を企画しています。これは参加者が将来町の歴史案内ができるような人材育成を目指しております。ボランティア案内人の育成につながるように努力して参りたい。


以下は田島昭泉一般質問の議事録全文です

〇議長(今井太喜男君) 再開いたします。
                                   (午後 3時40分)
                                           
          ◇ 田 島 昭 泉 君
〇議長(今井太喜男君) 次に、7番、田島昭泉君登壇願います。
          〔7番 田島昭泉君登壇〕
〇7番(田島昭泉君) 議長より許可を得ましたので、通告しておりました一般質問を始めたいと思います。
  まず初めに、新生小鹿野町が町長、そして執行部、そして議会も新たな顔ぶれになりました。身の引き締まる思いでございます。何事にも私も偏らず、無偏無党の精神で町民のために是々非々で当たりたいと、そういうふうに思っておりますので、よろしくお願いします。町民の普遍的な声に即して活動を展開していきたいと思います。新生小鹿野町での私にとっての初めての一般質問でありますが、町民の声の代弁でございますので、ご理解の上ご答弁いただきたいと思います。
  なお、質問は各項ごとにさせていただきますので、各項ごとの単位でご答弁いただければと思います。
  では、質問に入ります。若者が集い人々が希望を持てる活力ある町づくりとして、1、合併後の統一感を高め、広がった地域の利便性を上げるための施策について、その(1)です。町営と西武バスの路線と運営の改革、@、広い地域の町民を町立病院と二つの庁舎や商店街につなげるために、路線再構築をしていく必要があると思うがいかがですか。2、あわせて自由乗降区間を設け、家が隔離した地域での利便性を高める。3、大きな路線から引き込んだ細かな地域への対応。4、また通勤通学の利便を考え、乗りかえなく秩父市内へ行ける直行バスを増やしてはいかがか。5、町営バスなら一律料金や1日乗降自由券や、また子供やお年寄りは無料などのパスは発行できないでしょうか。6、福祉有償運送サービスへの対応の現況とバス路線との兼ね合いはどのようになりますか。以上でございますが、町営と西武バスの路線と運営の改革についてご答弁お願いします。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
          〔参事兼両神総合管理課長 黒沢満寿男君登壇〕
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) それでは、田島議員さんの一般質問、大きい1番でございますが、若者が集い人々が希望を持てる活力ある町づくりの質問でございます。(1)の件につきましてご答弁を申し上げさせていただきたいと思います。
  町営と西武バスの路線と運営の改革についてという質問でございます。ご答弁を申し上げさせていただきたいと思います。まず最初に、1点目でございます。内容の要旨は路線の再構築の件についてでございます。まず最初に、町営バスの運営状況を申し上げさせていただきたいと思います。特にご指摘のありました両神庁舎から小鹿野庁舎間につきましては、町営バスの運行は19往復市街地を経由して運行しておるところでございます。また、駒木野路線も4往復運行しているところでございます。そのほか西武バスでございますが、小鹿野町市街地を相当数運行している状況でございます。この状況を見るとき、病院を初めとする医療機関への利便性など生活路線としての住民のニーズに配慮しており、両神庁舎、小鹿野庁舎間につきましてはおおむね適切な運行であると、そんなふうに認識をしておるところでございます。
  次に、順序を変えさせていただきまして、C番でございます。秩父市内への直行バスを増やしてはどうかということでございますが、お答えをさせていただきます。町営バス西武秩父線につきましては、現在4往復運行しております。そのほか尾田蒔経由でございますが、西武バスが23往復運行しておるところでございます。さて、町営バスについてでございますが、この西武秩父路線、各路線の中でも最も利用者の多い路線でありまして、大変好評をいただいている路線でございます。ご質問にもございますように、もっと増便はできないかということでございますので、ダイヤ編成等十分検討いたしまして増便できるよう積極的に取り組んでまいりたいと、そんなふうに思っておるところでございます。
  次に、5点目に移らさせていただきたいと思います。町営バスなら一律料金、1日乗降自由券、また子供やお年寄りには無料のパス発行はできないかということでございます。お答えさせていただきます。子供とお年寄りの件についてでございますが、町営バス条例の第5条で使用料の減免規定を設けてございます。その減免規定に基づきまして措置をしているところでございますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。
  それから、2点目、3点目、6点目についてでございますが、今後の新町におきまして地域住民の足の確保の観点、また町づくりの観点から、地域の実情をよく把握する中で町営バス、また福祉有償バス等々バス運行の実態を把握し、また形態を研究いたしまして、運行サービスが適切であるかどうか早急に見直しをしてまいりたいと、そんなふうに思っておるところでございます。
  なお、ご案内のとおりバス路線の調整につきましては、新町合併時に統合し路線の維持確保を継続していくとしております。また、路線ごとの利用状況等を考慮し、住民のニーズに合った見直しを行うこととしております。特に長若線、それから西武秩父線につきましては、重複する箇所がございます。合併後1年以内に再編をするということになっておりますので、住民の足の確保を図る上からも、行政の運営上においても大変大きな課題であります。再編につきましては、財政負担のあり方、また住民ニーズ、利用者のニーズを十分把握する中で町全体の交通システムを構築し、住民が納得できる交通体系を構築してまいりたいと、そんなふうに思っております。田島議員さんのご提言をよく拝しまして、鋭意検討してまいりたいと思っておるところでございます。
  以上で答弁とさせていただきます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) それでは、多少この括弧の中で前後するかもしれませんが、再質問に入らせていただきます。
  私も自分で何路線あるのかなということで、改めてこういうカラーで分けて路線の図をかいてみました。そうしたら、何と驚くことに特に原町の五差路から小鹿野役場までは密集した状態。両神が4路線、そして小鹿野が1路線、そして西武バス、車庫へ向かうものを含めるとなから9路線、10路線近く、随分走っているのだなと。非常に私は目の前でこんなにバスが走っているとは思わなかったのですが、5町内はどれ乗っても左右でしたら行けるという、非常にバスにとっては過密状態だなと思いました。ただ、末端に行きますと、非常に薄いところもあるということで考えています。実はこれは三橋さんが店を閉じられたということも含めて、私バイパスで怖い思いしたのです。お年寄りがあそこを横断して、向こうのお店に買い物に行くというところで、正味言って危うくひいてしまうのではないかなというような、お年寄りが出ていって、のこのこ出てきまして、夜ね。私自身が怖い思いをしました。かなりの量で今まで三橋さんでお世話になった方があちらまで歩いているのかなと。三橋さん自身にもまた商店街の方でバンビさん等含めて、また開業してくれるお店の方はいないかといったようなことでお話もされたようですが、断られたと。なかなかそれが解決しない以上は、5町内の方、そして両神の皆さん、特にあの辺を使っていた方がバイパス沿いにかなり行ったり来たりされているというふうに思います。
  そこで、私は考えたのが5町内、特に担当の方には配ってあるのですが、青い線で書いてあります。これは何かといいますと、すべて、西武秩父まで行く両神からのバスは別として、ほかの路線の両神から来ているバス、これは小鹿野役場前で全くストップしているわけです。とまってしまっていると。それをぐるっとそのまま行き切ってもらって、できれば信濃石交差点まで行ってもらってバイパスをぐるっと回って、そして小鹿野高校前の交差点でもう一度小鹿野に入ってきていただく。そして、改めて近い病院の前、そして文化センターの前を通って、それで本当の小鹿野町役場での終点といったような形にしていただいて、そうすればある意味での巡回バスになりますので、やっていただければ非常にいいのではないかと。特にお年寄り、恐らく歩いている方相当なお年ですので、もしかしたらパスがもらっている方かもしれませんし、そういう方がそういうバスに乗れれば非常に都合がいいかなというふうに思います。一案でありますが、担当の方見られていかがでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
          〔参事兼両神総合管理課長 黒沢満寿男君登壇〕
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) お答えさせていただきます。
  大変議員さんすばらしい案でございます。本当、そんなふうに運行ができればいいなと思っておりますが、この町営バスの最大の目的でございますが、やはり通勤通学を最重点に考えた路線編成をしているということが一つあります。それから、それに伴いまして西武線から来るお客をいわゆる小森線あるいは日向―大谷線、そのほかの路線に容易に接続するような方法で考えておりますので、やはりご意見は大変すばらしいご意見でございますが、現状のところは今までどおりの運行をさせていただきまして、町全体の交通体系、交通システムを考えていく中で、再編につきまして一生懸命勉強させていただきたいと、そんなふうに思っておるところでございます。
  以上です。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 私は線だけで書いたもので、時間的な折り合わせとかそれはかなり複雑になると思います。町全体の交通体系を考えてという今一言なのですけれども、これはもっと全体的なことというのはどのような意味合いで、何かもっと別な計画があるのか。いかがなのですか、その全体な体系というのは、一言お願いします。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) お答えさせていただきます。
  今現在の関係でございますが、西武バスあるいは路線バス等につきまして、合併推進課の方が音頭を取っていただきまして、交通体系の再編につきまして情報交換、これから積極的に交通体系を再編していこうということで今打ち合わせをしているところでございまして、それには田島議員さん言われるようなすべての路線につきましても、再々検討させていただきたいと。それを合併後1年以内に実施するのだということでなっております。そういうことでございますが、町長の方からいつも指示をいただいております。できるものは大至急行いなさいと。時間のかかるものにつきましては、各課通しまして大いに研究、検討して、一番利用しやすいすばらしいものをつくらなければだめだということになっておりますので、できるものにつきましては早期に実施してまいります。また、ある程度時間のかかるものにつきましては、各課を挙げまして再編に向けまして検討させていただきたいと、そんなふうに思っておるところでございます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) バス路線を開拓するというか新設するというのは大変なことだと思います。さきの両神村で西武秩父へ1本送り込んだということは、大変なご苦労だったなと。路線、またバス停の設置、かなりの苦労があると、そういうのは十分承知の上でございますが、そういったことを乗り越えて、町民にとって便利なバスということで進めていただければと思います。
  A番であわせてということで、自由乗降区間、これはあえて町中にこれだけ通っている中でごちゃごちゃとまりますと大変です。そういったところを除いて、できればバス停とバス停の間でちょうど真ん中のお宅もあったりいろいろするわけです。自由乗降、すなわち手を挙げていただいた方にはとまっていただく。これ運転手さんなんかにも聞きましたら、急に手を挙げてもらっても困るけれども、ある程度挙げてもらえば対応できるよというような話も聞いております。ただ、どこでも乗りおろしてということであると、責任問題があると。その辺の問題をクリアしていただければ大丈夫だと。停留所でないところでおろしてけががあったらあなたの責任だと、これを問われたのではだめだと。だから、その辺もいろいろ問題あると思うのですが、その辺をクリアして、実際やっているところはいっぱいあるわけですから、非常にのどかな道のところでどこにもとめない、停留所しかとめないという頑固なことは言わないで、やはりうちの前でとめられるところはとめていただく。そこへ来て5分、10分変わりませんから、ぜひ自由乗降という考え方を、込み合ったところを除いて区間を決めてやっていただくというような考え。それも先ほどご意見をお伺いしてということでありましたが、一言その辺についていかがでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) お答えさせていただきます。
  議員さんおっしゃるとおりでございまして、確かに町内の奧地の方に行きますとうちが点在しております。そういうところは、確かにご質問のとおりいいのではないかというお話も一つにはあるかと思います。しかしながら、バス停の設置等におかれましても、一応いわゆる陸運事務所あるいは警察、それから道路管理者の立ち会いのもとで承認をいただいてバス停等も設置している経緯がございます。確かに自主運行バス、いわゆる町営バスにつきましては、西武バスではございませんが、町営バスにつきましては地方公共団体で任意にバス停等も設置できるという条項もございますが、やはり運転手さんの運転の安全性、また狭い道路等もございますので、バス停以外でバスがとまりますと、いろんな面で支障も出てくるところも多いわけでございまして、もろもろを研究、検討させていただきまして対応させていただきたいと、そんなふうに思っておるところでございます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) あくまでもバス停の設置に関しては、そうやってちゃんと検査した上で置くということなのですが、千葉県内で初の自由乗降バスというのは昭和57年にできているのです。これを設置して、非常にそれが好評で、以後は拡大が進められて、南房総一帯や九十九里方面にもすべて拡大されたということで、決して不可能ではないし、そういう名前があること自身されているわけですので、可能な区域を絞ってでも結構ですし、あえて細いところでとめるということは、これは苦情も来るでしょうから、それは配慮して運転手さんにも、ここは申しわけないけれども、とめられないよ。あとちょっと行ったらねという配慮でいいわけなのですから、ぜひやっていただければというふうに思います。
  多少要望めいたようなことになるかもしれませんが、大きな路線から引き込んだ細かな地区というのは非常にいろんなところがありまして、大ざっぱに書いたものの中に点々で書いてある、上からいけば長久保であるとか、これはバスが折り返しができないということで、ふだんでも団体で移動するときは困ると。これは今回の質問ではないので、バスの回避所というのですか、回るところが必要にはなってきますが、そこらせっかく唐松トンネルが抜けたのに、短縮へここへすぽっと入ってくる路線がない。これこそ町営のバスが入ってきてやるべきではないかなと。それはバイパスを走ってきて、同じようにぐるっと回ってもらえばいいというふうに思いますし、観光的には岩殿沢、これは栗尾から歩いてもらえば、観光的には歩いて大変楽しいというふうに思いますが、これも1本どこか先のルートとくっつけながら岩殿沢も入っていただければ、大変便利になるのではないかなと。あくまでも便利な立場から申し上げますよ。そして、さらに言えば両神から来たようなバスでも結構です。やはり小鹿野から突ん抜けていきまして、泉田あたりもまだお年寄りが増えればなかなか不便なところもあります。越えて下端の例えば化石館でとまっていただければ、下端から乗せることもできると。それが皆済むと。そういうのも念頭に入れて、可能な限りやっていただけばというふうに思います。これは一つの意見として聞いておいていただければと思います。
  先にCということでお話しいただきました秩父市内へ直行ということ。これは私倉尾に住んで10年弱ですけれども、住んでいたときに非常に痛感したのが、長久保入り口、あそこからバスで乗りますと、どうしても東京方面に用事がある場合は小鹿野役場で乗りかえる。やはりその当時子供4名抱えていましたので、その大移動の中でやはり1本で行けるというのが、私は西武バスさんにも何本か通らせてもらえないかなというふうに思うのです。坂本から西武秩父行きと1本ですっと行くといったような、そういうものが不可能なのかどうなのか。可能ならば実施していただきたいと、そういうふうに思いますが、西武バスさんへの要望ですが、そういったことも取り入れていただいて、あわせてそういったようなことを考えていただければと思うのですが、そういった要望というのはどの程度通るものですか、いかがでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) お答えさせていただきます。
  大変すばらしい提案でございまして、ぜひこの提案につきましてはバスのダイヤ編成全体像を考える中で、一生懸命ご提言といたしまして検討をさせていただきたいと、そんなふうに思っておるところでございます。ただ、今議員さんご説明をいただきましたが、小鹿野町まで来ますと西武バスさんが西武秩父まで23往復しているという状態もありますので、現況は現況で正しいダイヤ編成かなと思っております。しかし、ご意見をいただきましたので、大変すばらしいご意見でございますので、再編のご提言ということで一生懸命検討させていただきたいと、そんなふうに思います。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) これは気分の問題なのです。例えば観光客でも二子山に行きたいといったときに、乗りかえなしですっと行けてしまうと、やっぱりそういった感覚、それはある意味で距離を近くするわけだし、住民にとってもどうしても秩父に行かなければいけないとき、それがすっと行けてしまう。乗りかえなし。乗りかえがあるということは、料金的にはどうなのですか。1回またペイして、また新たにしなければいけないと、こういう負担というのは奧に行けば行くほどあるわけなのです。1本になれば、その辺の西武さんの不都合というのは出てくるのでしょうけれども、そういう奧の人ほどそういう料金的にも加算されてしまうということを頭に入れていただきたいというふうに思います。
  上野沢から西武秩父に行くバスに関してですけれども、これも私乗せていただきました。このバスも今のところ合併した前の状況だという感じだと思います。ですので、これはこれから1年以内ということなのでしょうけれども、もちろんバス停は同じところにはとまっていただきたい。それと、そのバス用のバス停であれば、そこの役場の前に向こう側にバスの停留所の案内がないから、わかりますか、向こうに西武秩父に行くための両神のバス、あのバス停がないので、ここで本当に発車するのかなというふうに私不安に思いました。長若方面見ると、片側にしかどうも置いていないのです。それはある程度のどかなところであれば、すぐ目立つからいいのですが、ここに来てないというのが非常に不都合を感じました。そういったバスのこれは停留所の件ですから、一つの意見としてとらえてもらえばいいのですが、このバスが聞いてみますと定期で乗っている方はいらっしゃらない。一人もいないということなのです、残念ながら。利用者はいるのです。ということは何かというと、朝は乗っていくのです。あらゆる時間にぴったり合うから。ところが、帰りとなるとみんな遅かったり何だりするともう乗れない。結局定期を買ったら、逆に帰り道がないので、西武バスさん利用するということになってしまって定期まで買える状況ではない。ご意見として伝えますが、これは増やしたいということで先ほどご答弁いただきましたけれども、まさに帰りのバスが少ない。要するに夕方便が少ないということなのです。それがあれば、行きも帰りもできると。そういった点、夕方の便を増やしてほしいというのは、同じく三峰口から利用される方も言っておりました。学生さんが特にそうでしたけれども、そういったこともあります。
  あと秩父市内へ行けるという意味から言いますと、国道に出ますと時期によっては大変混雑してしまう、動かなくなってしまう。むしろあそこはセーブオンのところで左に曲がって図書館の方に入っていく。そして、改めて西武駅へ入っていくと。要するに図書館の前まで行っていただく、そこら辺まで行けば秩高に通う方も便利でしょうし、ルート的には込まないルートだというふうに思いますので、その辺の検討もされていただければなと。これはまさに私が2日間かけて両神のバス全路線乗ってみました。その中で乗っている方、そして運転手さんに聞いたお話の中でそういう要望が強いということでありますので、お伝えしておきます。
  また、前後したりしますが、その線のことは一応そのぐらいにしておきまして、1日乗降バス、乗降自由というようなことなのですが、お年寄りはおかげさんで小鹿野の方が喜んでいるのは77歳以上になった方が無料になるということで、これは両神だけの施策だったのでしょうか、小鹿野だったのでしょうか、この施策に関しては、77歳というのは。合併後ですか。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) お答えさせていただきます。
  旧両神村では77歳以上を無料ということで設定していたところでございます。その両神の条例を新町でとると、そういう内容になっておりますので、条例ができているところでございます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 長若線に乗ったときに、大変おばあちゃんたちが喜んでいました。これで5町内からただでクアパレスまで行ってお風呂に入ってきて、お風呂も格安で、それでまた帰りもただでちゃんと時間見て来ればいいわけで、これは非常な福祉になっているなと思いました。そうやって動き回るということが、お年寄りにとっては動ける自由があるというのはこれはすごい、福祉バスというふうにはうたっていないけれども、これはかなりの福祉バスになっているのです。そういうので、これはぜひともいいことなのですが、この77歳というのを極端なことを言うと65歳というと元気ですからあれですが、もう少しせめて70とか、古希のお祝いにカードを上げるとか、何かその辺でもう少し下にまでやってあげて、大いに福祉バスとしての利用の意味でどんどん乗っていただくという考えにできないでしょうか、これはいかがでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 町長、関口和夫君。
〇町長(関口和夫君) 私も70歳でまだ元気なので、ちょっと早いかなと思います。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 要するに無料で乗れるという気分のよさというのですか、そこでみんなおばあちゃんが二、三人話ししながら行った光景が見えましたので、これはかなりの福祉バスになっているというふうに私は思いました。
  それでは、料金の問題なのですが、先ほども申しました。奧の人ほどもちろん高額になってしまう。これは当たり前なのです。そういう人たちに負担をかけないように一律料金ということで、ぜひともこれは金額の設定に関しては、中には90円という区間もありますので難しいですけれども、100円か150円、そんな形で一律にやっていただいて、1回乗ったらそのチケットでもって買ってもらって1日乗りおり自由みたいな、極端な話、とにかく一律料金でできないか。というのは、奧に住んでいる方の救済にもなるし、非常に全路線乗ってみまして、私これはチケットの改革ももちろんあるのでしょうけれども、これを使わせてもらいました。申しわけないですけれども、40円の公倍数ですよね。40円の掛け算、これお年寄り使えないですよ。350円ですといったときに、四八、三十二、あと30円なんて頭で考えていたら大変なことなのです。これは10円、50円、100円と。これは両神さんが本来そうだったそうですね。これは両神式になったので、40円と10円式、40円使ってしまうと10円ばかりで何枚も出すようなのです。そこでごたごたする。これは非常に使いづらいので、私としては10円、50円、100円。40円の倍数で考えるというのは非常に困難なことです、精神的にも。それで、ましてやそういう枚数を運転手さんが見られたとき、枚数を見るわけにもいかない。数えるわけにもいかない。そういったこともありますので、ぜひともチケットをもう少し使いやすいように。両神はそういった単位の既に、余っていればそんなの使ってもらってもいいのですけれども、両神で使っていたやつを。ぜひともそういう単位の方が、私40円の倍数で計算するというのは、これはお年寄りにとっては大変至難のわざではないかというふうに思います。ちなみに幾らか年配の方でしたが、通勤に使っているという方で何でチケットを買わない、私聞きました。要するに何枚出したか、そこでいらいらしてしまうのだというのと、あと買うのが、そこで運転手さんに下さいというのがちょっと勇気が要るわけではないのでしょうけれども、ちょっと出際に言いづらい。これは窓口でもちろん売っているのでしょうけれども、役場の窓口で売っていますよね。ちょっとその辺。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) お答えさせていただきます。
  役場の窓口でも販売をしておりますし、バスの運転手さんにもお願いして販売をしているところでございます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 今の質問してしまってあれなのですが、一律料金というのも検討していただける、材料として考えていただけるということだったので、その答弁はいいとして、チケットも非常にわかりやすい形にしていただきたいというふうに思います。普通のコインと同じ金額にしてもらえばいいということです。2,000円札もいつの間にかなくなったように、計算しづらいもの、わかりづらいものはやっぱり嫌なのです。そういうふうに思います。
  とりあえずバスに乗った中での、これはこの中のこととはちょっと違いますが、要望として受けとめてもらえば結構ですので、バスの中に乗った中でのご意見等学生さんからも聞きました。夕方時間にぜひ増やしていただきたい。そうでないと帰りが結局迎えに来てもらうことになる。一律100円でやっていただければ助かるねという話。あと私が気がついたのですけれども、長若線のバスの中に大きなテレビが置いてあるのですけれども、あれは何のためにあるのかわからないのですが、あれは非常に邪魔です。料金払うときにも邪魔です。あのテレビなんかどうせ見る人はいないのだと思うのですが、取り外していただく。そして、長若線の終点のところではトイレがない。バスの運転手さんもトイレしたいことがあると思います。課長のところに行くのかどうかわかりませんが、少なくとも終点という場所にはベンチぐらいは欲しい。終点というところにベンチぐらいは欲しい、そういうふうに思います。そういう話もございました。あと両神では、一番新しいバスを除いてバスが非常に朝室内が寒い状態であると。大変寒いというようなこと。これがヒーターのぐあいがやっぱり旧式なのか何なのかわかりませんが、これがぜひとも上げていただきたいといったようなこと。そういったようなことがございます。ぜひその辺を頭に入れていただいてやっていただければと思います。
  いろいろ持ってきた資料を一通り、深谷市では市内ですけれども、循環バス1日乗りおり自由で100円といったようなことで、たった2台なのですがかなりの領域を、2時間に1回回ってくるだけだそうですけれども、2台でこの4路線をぐるぐる、ぐるぐる回りながら、場所によっては30分で来るというふうに、どこで乗りおりしても大丈夫だというようなことをやっているそうです。和光市では65歳以上の方はもちろん無料、障害者の方はもちろんですけれども、乗り継ぎ券を発行して次のバスに乗るときは無料であるとか、そういったようなこと。
  あと、ここで町営バスということでありますが、スクールバスの一般乗降に関して何か検討されていることがあればお願いしたいのですが。三峰行きのバスに乗りますと、そこに荒川小、中、西小の生徒さん、児童さん乗ってくる。それがちゃんと利用されて、運転手さんも行ってらっしゃいといったような形で置いてくる。そういった形に利用しています。もちろん三田川も西武バスさんに中学生、小学生乗っていっているわけですが、逆にスクールバスさんに乗りたいという一般客がいる。これは両神でも一たんやった経緯があるらしいのですが、何か連絡不足で1路線だけちょっと実行したものでいろんな反感があったといったようなことで、すぐやめてしまったのだという話があるのですが、これをぜひ実行していただけないかと。そうすればかなりのところで、せめておりてくる、こっちに下っているときぐらいはそれに乗れれば、帰りはまた時間、バスを見て行けばいいので、かなり救済できるのではないかなと思うのですが、スクールバスへの一般乗降、この辺に関してはいかがでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 参事兼両神総合管理課長、黒沢満寿男君。
〇参事兼両神総合管理課長(黒沢満寿男君) お答えさせていただきます。
  確かに議員さんおっしゃるとおり、スクールバスといわゆる路線バス併用できれば、それが一番すばらしいかなと思っております。数年前両神で村営バスとスクールバスのおおむね同時刻で起点から出発していることにつきまして、県の方とも調整し、それでいろんな関係の機関とも協議いたしまして、一応スクールバスに一般客を乗せてもいいということで承認をいただいたところでございまして、それを受けまして学校あるいはPTAの方の方々にご理解をいただくために、何回も集会を持ったところでございます。確かにバス運行、スクールバス、当時の村営バスでございますが、運行を考えれば、おおむね同じ時刻を2台のスクールバス、村営バスが走っているのはだれが見ても不自然かなと、そんなふうに思いますが、それを一つのスクールバスということでやろうということを考えたわけでございますが、なかなかスクールバス、児童を乗せるバスでございますが、ご父兄の方たちに理解が得られなかったというのが実態でございまして、やはり子供たちは子供たちだけのバス運行がベストであるという結論になる。また、一般住民はいわゆる従前どおりの定期バスで運行を図ると、そういうことになったところでございますが、事情あるいは状況が許すものであれば、今田島議員おっしゃいましたようなことをもう一度また検討はしてみたいなと、そんなふうに思っておるところでございます。やはり大勢の人たちにスクールバス、村営バス支持していただかないと、運行の方も支障が出るという状況でございます。
  以上でございます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 福井県での町営バスという記事を見つけたのですが、新たに購入したバスは路線バスとスクールバスを兼ね効率よく町民の生活と通学の両方の足を確保するねらいでやったと。スクールバスとして同校区を重点的に走行するということなのですが、一般の客も乗降できると。スタートした直後は学校行事に応じた融通性を求める学校側と、増便など利便性を望む沿線住民との間で戸惑いも見られたが、ダイヤの一部変更などで問題はほぼ解消されたと。ここではバスは既に町中に来ればいっぱいあるわけですから、要は学校行事になんていうことではありますが、奧から下へおりてこられるということの利便性、それを考えれば、その辺の融通がきいてもいいのではないかなというふうに思います。
  1点忘れたのですが、長距離のつなぐ三峰方面にはかなり本数もあるのですが、これを1本に西武秩父までぐるっとつないだらどうですか。要するに全部乗りかえ乗りかえでなくて、それによってずっと長若を通って、それで三峰まで行くと、非常にその間で融通性がきく。おじいちゃん、おばあちゃんのところ、孫にところに行こう、そういったようなことでできれば途中でとめるのではなくて、やっぱりつなげてしまうという発想も必要ではないかというふうに思います。路線の中であと何点か、吉野屋の前でもとめていただきたいとか、やはり買い物する人というのはそういった店の前でとめていただきたいという希望はあるわけです。そういったようなことも含めて、バスのことは福祉有償移送サービス、これは介護関係、これも来年度運行されるということなので、かなり本当の弱者という方には救いの手だということだと思います。総じて言いますが、実際バスというのは赤字が非常に大変だと。だけれども、福祉バスという意味合いを兼ねてやるのだということで、中のバスでの和気あいあいとした姿、そういったものはいいと思います。いよいよ私は昨年の6月に質問もしたのですが、デマンドバス、福祉デマンドバス、要するに呼びかけがあったらそこに迎えに行くというバスの運行、そのシステムがNTTさんを含めて日本の中でも何カ所も随分遂行されております。自由に巡行していてお呼びがあると、携帯でも家庭からの電話でも、お呼びがあるとそこへとまるといったようなシステムもございます。それが非常に赤字解消に役立っていると。小さいバスで細かく動くという形でやっています。それも頭に入れながらやっていただければと思います。
  次の質問に移らさせていただきます。(2)のIT推進です。庁舎や町の施設にテレビ電話を設置して、複数の課にわたる窓口や観光案内にも対応できるブースを設置してはどうですか。光ケーブル、高速通信ですけれども、光ケーブル網の一般家屋への接続推進を進め、町の情報案内や健康管理にまで使え、放送電波の受信困難地区への対応するためにも、ケーブルテレビにも対応できるネットワークを構築してはいかがですかということ。3、産業振興にも影響の大きいBフレッツ光の小鹿野地域への現況と町の対応もお伺いしたいということでご答弁お願いします。
〇議長(今井太喜男君) 合併推進課長、高橋稔君。
〇合併推進課長(高橋 稔君) 田島議員さんの(2)、IT推進に関連して、@、庁舎や町の施設にテレビ電話を設置して、複数の課にわたる窓口や観光案内にも対応できるブースを設置してはどうですかについてお答えをいたします。
  テレビ電話につきましては、今年度実施しております地域イントラネット基盤施設整備事業の中で、役場、両神庁舎等出先、小中学校に合計20台を設置する予定になっております。観光案内や窓口相談、小中学校間の共同事業等に利用する計画で事務を進めております。
  次に、A、光ケーブルの一般家庭への接続推進を進め、町の情報案内や健康管理まで使え、放送電波への受信困難地区へのためにもケーブルテレビにも対応できるネットワークを構築してはいかがですかについてお答えをいたします。ケーブルテレビにつきましては、テレビ放送の地上波デジタル化並びに現行のアナログ放送が平成23年終了することへの対策の中で検討していく課題と考えております。テレビ放送のデジタル化対策につきましては、施設整備や毎年の保守運用に多額の経費が必要であるため、全国的な問題になっております。今後の国の財政支援策等に注視しながら対応していきたいと考えております。
  B、産業振興にも影響の大きいBフレッツへの小鹿野地域の現況と町の対応も伺いたいについてお答えいたします。光ファイバーインターネットであるBフレッツの整備促進につきましては、以前からNTT東日本に要望を行っております。NTTからは小鹿野地区、下小鹿野地区で300回線の申し込みがあれば検討を開始するとの回答をいただいております。町といたしましては、早期に整備が進むよう積極的な誘致活動を実施していきたいと考えております。
  以上、答弁とさせていただきます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) インターネット関連になりますけれども、これはおかげさまで平成14年に署名活動いたしまして7,600名という方が、できればJA秩父の有線を利用したインターネット高速通信網をやっていただきたいという請願が出まして、これが採択されまして、そしてそれを見るや否やNTTさんが、これだけの人数が要望しているのだということですぐ、他地域よりもまた一段と早くADSLが開通したという経緯がございまして、ある程度の家庭でADSL、今までのISDN、それより10倍、20倍といったスピードでインターネットが見ることができると。僻地におきましては、農協さんの有線を使いまして彩ネットさんでつないでいるというような現状です。
  そのような状況の中で何が起こっているかということで、実は11月15日にどうも文化センターで、タイトルは知らないのですが説明会があった。その説明というのは、要するにデジタル放送化に伴って小鹿野町に散らばっている共同受信組合、ちょっと地図に示すとこんな感じで散らばっているようなのですが、相当数あります。そこの皆さん代表の方が集まっていただいて説明したと。すなわち先ほど説明がありましたけれども、2011年にはアナログもとまってしまうということで、そのためには施設も全部塗りかえないといけないと。そのためには個人負担が6万から10万かかりますよといったような説明を受けたそうです。それで、これに個人的に対応、要するに組合同士で全部ばらばらに対応しなければいけない。ましてやちょっと緑で示した地域、三田川はほとんど、倉尾も馬上から上はほとんど、そして両神でも2地域、全部で4地域、この緑のところがTEPCO、東京電力さんが無償である意味では高圧線の関係で設置していただいた共同受信システムと。だけれども、その東京電力さんも完全撤退すると。貸すとか何とかしません。もう完全撤退しますという状況だと。これだけの地域がテレビもデジタルにしなければいけなくなってしまう。相当負担になるわけです。ましてや有線が今どういう状況にあるかというと、各地で防災放送のための鉄塔が建っています。あれによって有線はちょっと一翼をなくしてしまう。それによって有線から離れてしまう人が出てくるだろうと。それによってまた末端で彩ネットで見ていたインターネットの方が見られなくなってしまう。非常に佳境に入っているわけです。デジタルデバイド、今情報格差のせっかくよくなったなと思いしや、またこれで外されてしまう地域が出てくる。有線がなくなれば、また見えない、インターネットもできなくなる、こういう状況なのです。ぜひこの光ケーブルの高速通信網の整備を、これはいち早くやっていただかないと、産業にとっても、また若い人がインターネットを活用して仕事をするにしても、非常に立ちおくれするのではないかというふうに思います。ある程度の小さな地域ですので、光ケーブルをぜひ設置していただいて、いずれはいろんな形で医療にも使える、福祉に使える、そういった形で場合によっては議会放送もできる。そういったことで使えるわけですから、ぜひとも光ケーブルということで、町長も集中改革プランとしてネットワーク事務の効率化という中でもうたっていると思いますが、高速通信網、ぜひこれをご検討いただきたいというふうに思うわけですが、ご見識をお願いします。
〇議長(今井太喜男君) 町長、関口和夫君。
〇町長(関口和夫君) テレビのデジタル化につきましては、先ほど答弁したように、いずれにしてもこの地域ではなくて全国的に見えなくなるところがあるわけなので、こういう状況だと国としても何かをしていかなければならないということになります。恐らくなるだろう。そういう中で私は考えていきたいというふうに思っております。いずれにしても、家庭でテレビが見えないというのは現実に起こったら、これはなかなかやっぱり社会問題にもなってきます。そういうことで、その地域がいっぱいあるということになりますと、町でもやっぱりやっていかなければならないだろう、これは一つあります。今光ファイバーの問題については、何とかやはりもっと運動を展開して、皆さんもとりあえず加入者が300なら300あればここまで引いてくると。それ以後につきましては、またやはりどうしてもこれからの世の中では必要な回線だと思います。そういうことで総合的に考えていかなければならないですけれども、とりあえず一番大きな問題としては、テレビなどのデジタル化の対応をどうするかということが問題になりますけれども、いろいろな国の対応を見ながらいずれにしても対応していきたいというふうに思います。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) ぜひ町長の公約の中にもたしかあったと思うのですが、高速通信網ということの整備、これは弱者ができないようにということで、ぜひとも国の動きが出ましたらそれに即応して、一部だけが、限られたところだけができて、できなくなるというようなことがないようにぜひお願いしたいと思います。ちなみに防災無線では私も昨年質問して、要するにそれでも聞こえないお宅はうちの中でラジオ的に聞こえないかといったときに、それを設置は要望があればしますよと。だけれども、費用が個人負担で4万円かかる受信機だということを言われまして、やはりどっちにしてもこんなかかるものでは、とてもではないですが個人負担はできない。そう考えて一斉にこういった防災放送、屋外のものもいいのですが、屋内にぜひとも引き込む上でも、逆に言うと光ネットでつなげばそういったことも解消できる、テレビも解消できる、インターネットも解消できるといったようなことですので、ぜひその辺を検討いただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。
  Bフレッツですが、秩父市では市が申し込みの代行を行って、目標を目指して一生懸命市が代行しながら集めています。これが今のところ12月13日現在で100件だそうです、まだ。秩父市の目標は、2,000件ないとどうもあれらしいのです。2,000件。かなりまだちょっと遠いなと。小鹿野でのADSLの申し込みが7,000人の署名が集まったくらいですが、なかなかこっちは遠いなというふうに思います。小鹿野では300回線という話も以前からお伺いしておりますので、ぜひともこの辺も力を入れてBフレッツ、これも中心部しかできないということですので、つないだところで300件。端っこまでどの程度つないでくれるかが問題でありますので、あくまでもつないでくれるのはいいが、地域の中で格差ができないようにということを念頭に入れていただいて、IT推進の質問は終わりたいと思います。
  続きまして、2番の子育て支援と過疎対策のために、(1)の部分でございます。子育て支援、急な仕事や公演会、講習会などの都合にも対応できる幼児の一時保育、休日保育はできませんか。また、そのために保育士の資格を持った方のネットワークをつくり、一時保育や休日保育に対応してはいかがでしょうか。これは次世代育成支援対策行動計画の中にも一部入ったりはしておりますが、お願いしたいと思います。A、保育園児のバス送迎の対応を考えてはどうか。B、多く出産すれば、町では多く支援することで子育てを助けていくことが必要。出産報奨金の増額、借家ならば住宅手当、持ち家ならば固定資産税減免など思い切った対応はできませんでしょうか。この(1)の部分をご答弁をお願いします。
〇議長(今井太喜男君) 住民課長、守屋芳郎君。
          〔住民課長 守屋芳郎君登壇〕
〇住民課長(守屋芳郎君) それでは、田島議員さんの2番目の子育て支援と過疎対策のために、(1)、子育て支援の@、急な仕事や公演会、講習会などの都合にも対応できる幼児の一時保育、休日保育はできませんか。また、そのために保育士の資格を持った方のネットワークをつくり、一時保育や休日保育に対応してはどうかについてお答えさせていただきます。
  何事においても勉強することは非常に重要なことであります。情報の進展の著しい昨今におきまして、研修や講習は能力を高める場所として重要な場所であります。そうした場所に幼児を伴って受講等を受けるのは、非常に大変なご苦労があるものと思っております。現在一時保育等町内の保育所で平日及び土曜日の開所時間内に実施しており、これによりある程度は一時保育等は可能と考えております。一時保育の内容は、リフレッシュ保育が月2日まで、緊急保育はその事由が終わるまでとなっております。公演会等の事業は、夜間及び休日に開催されることが多いと思いますので、この事業を利用しての一時保育は対象となりません。休日、夜間等の公演会等においては、主催団体等が配慮すべきと考えますが、託児サービスを行うことは困難なことだと思います。ご指摘にもありますように在宅の保育士あるいはボランティアの保育師等のネットワークが形成され、この利用を図るのもよい方法ではと思います。利用者や主催団体等のニーズを把握しどのような方法がよいか、関係者等と検討していきたいと考えております。
  続きまして、A、保育園児のバス送迎の対応を考えてはどうかについてお答えいたします。保育所に入所されている乳幼児は、町立保育所で1歳児から、民間保育所でゼロ歳児から入所しており、保育時間も朝早く来て夕方早く帰る子あるいは朝早く来て夕方遅く帰る子等いろいろであります。また、保護者の方の勤務地も各地域に散らばっております。こうした中でのバスでの送迎となると、朝の登所の時間及び帰りの退所の時間に合わせて、保護者の方がバスへの乗りおりに協力していただくことになります。また、運行も保育所を利用されている子の住まいが点在していますので、保育所につくまでかなり長い時間を要すると思いますので、小さい子にとっては大変なものと考えておりますので、保護者の要望あるいは運行が可能かどうか等今後検討させていただくことでご理解をお願いしたいと思います。
  続きまして、B、多く出産すれば町では多く支援することで子育てを助けていくことが必要。出産報奨金の増額、借家なら住宅手当、持ち家ならば固定資産税の減免など思い切った対応はできませんかについてお答えいたします。少子化対策として、町では出産報奨金の贈与、乳幼児医療費の支給、乳幼児の遊びの教室、幼稚園の整備、小鹿野保育所の改築整備を初めいろいろな事業を実施しております。こうした事業を実施しても、少子化を食いとめるまでになっていないのが実情であります。10月1日、新たな小鹿野町が発足したわけでありますので、少子化対策として思い切った対応がとれないかとのことだと思います。出産報奨金については、5番、渡辺議員さんにお答えしたとおり、財政状況や多様化する行政需要などを総合的に判断して対応したいと考えております。また、固定資産税の減免は不可能ですが、住宅手当などの施策については非常に財政が厳しい中でございますので、町を取り巻く環境等考慮し検討していきたいと考えております。
  以上で答弁とさせていただきます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 公演会、要するに休日は主催者側がといったようなことになっております。主催者が小鹿野町だった場合は、まさにそういう場合を想定することもあるわけですから、ぜひボランティア団体でも結構ですが、例えば高齢者事業団というのがございます。ああいったような形でそういった保育師さんをストックしておいて、それでこれこれこういう時間帯で預かっていただきたいといえば時間で依頼して、預かる場所はちゃんと管理のできる場所に預けていただけばいいので、何も文化センターの中とか、できないことはないのですよ。そういったところで預かればいいので、ぜひともそれは対応していただきたいと。そういう親御さんがひとときお子さんから解放されれば、1年に何度でもありません。音楽会があったりするのですけれども、そんなに何度も行けるわけではありません。そういうものから幾らかでも救ってあげれればなというささやかな思いですが、非常に重要ではないかというふうに思います。
  バスの送迎に関してなのですが、西方町へ以前行きまして、そこのなかよし子ども園、これは保育の子供も5%ですが、ワゴン車で一緒に送迎してもらっているのです。これは先ほどご答弁いただいたように全部行き帰りも、また1歳、2歳、小さい子までということではなくて、やはり幼稚園と同じ年齢層でもって、それで来る、要するに上演というのですか、園に来るまでの区間。帰りは確かにいろいろお母さんが、お昼に来るわけにいきませんから、上りぐらいはやっていただくと、非常にその中、これも私の経験で言いますよ。保育園に預けていたわけですけれども、4名、長久保の奧りから朝夕往復して送ったわけです。タイヤの減り方というのは尋常ではありません。1往復だけでもせめて下の集落のところから乗っけていただければ、夕方だけ迎えに行けばいいので、夕方はお買い物しながら帰ってくればいいので、朝行ってまた帰ってきて仕事して、それでまた迎えに行くという、これは大変な今思えば苦労だったわけです。そのたった1回でも救っていただければという人がいるはずなのです。ですから、窓口だけあけておいて、そんなゼロ歳、1歳なんということは無理ですから、そういった入り口をあけていただけるということは十分検討できるのではないかなというふうに思いますので。この間予算要望のときにももしかしたら言ったと思うのですが、町長その辺いかがでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 町長、関口和夫君。
〇町長(関口和夫君) 確かに働く人の支援というのは大きな子育て支援になってくるわけです。そういう意味で、そういういいたまたま幼稚園バスに同じような年齢の方が乗る時間があるとかあるいはちょうど乗れるとかいうのは、便宜を図っていけると思うのです。特に今度は将来的には幼稚園と保育園が同じ所に建設されていますので、そういうことは非常に便利になってきますので、要するに町民がそれで納得して、皆さんがそれでいいということになれば、私はやるつもりでございます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 出産報奨金ですが、これは金額を上げればいいというような問題でもないと言いながら、例えば矢祭町では3子目には100万上げて、それによって子供を多く育てるなら、そこの町で育ててみるかというぐらいの案内ができるというふうに思います。特に2人なら当たり前というふうに考えて、3人目が生まれたら一遍に大きくしてはどうかなというふうにも思ったりするのですが、例えば3人目に大きく支援しようと思ったときにどのくらいの金額になるのかわかりませんが、例えば3子目が生まれた、3子目を授かったよといったような世帯というのは、今年とか去年何世帯ぐらいあるか、数字がわかりますでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 住民課長、守屋芳郎君。
〇住民課長(守屋芳郎君) それでは、お答えさせていただきます。
  両神と小鹿野を含めてでございます。15年度が18名、16年度が22名ということでございます。
  以上です。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) この方たちがどういう環境にあるかわかりませんが、ぜひこのぐらいの数字であれば、あと一踏ん張り3子目が生まれた家庭、もちろん4子目まで続くわけですけれども、やっていただければなというふうに思います。小鹿野町で産んだら得するねというようなことで、これが微妙なところですけれども、やっていただければなというふうに思います。国の施策にもなってきますから、児童手当、これもまた延長されたりしている中でございますが、かなり国も向いてはきている。ただ、外国に目を向けるとかなり違ってきていて、欧州主要国では児童手当などの概況というのは16歳未満まで全部出すといったようなこと。フランスの児童手当に関して言えば、子供を1人産むたびに年金受給に労働期間が2年短縮される。3人産めば6年間早く年金がもらえるということなのです。要するにつぎ込まなくていいよと、お金をつぎ込まなくていいということです。早くというよりは、金額をつぎ込まなくていいといったような軽減があると。この間の選挙のときもかなりこの辺は論争されて、民主党なんかは月額1万6,000円の子供手当を上げたいというようなことも言っていたようですが、公明党さんでも出産一時金は30万から50万に拡大したいというようなことも公明党さんの方でも言っていたようです。そういった大きい数字が出てくればあれなのですが、小鹿野町として3子目が産まれたということに大いにお祝いしてあげようではないかということで、少し検討いただければというふうに思いますが、それをうたって宣伝もできるということで、その辺はいかがでしょうか。
〇議長(今井太喜男君) 町長、関口和夫君。
〇町長(関口和夫君) 前の議員さんにも話したのですけれども、子育て支援というのはいずれにしてもいろいろな形でやられているわけです。先ほど課長が説明しました。支援が一番いいのは何だろうかというものは、やっぱり論議する必要があると思います。一般的には相当やはり幼稚園に行っている方あるいは保育園に行っている方も、相当額の実際には税金が使われているわけです。そういうことで、これ以上どうかなという部分もありますけれども、一番効果のあるようなことは、今後考えていきたいというふうに思います。それが報奨金であるかどうかということはまた別問題として、どういうところを支援することが一番いいだろうと。いずれにしても子育て支援というのは充実させていかなければならない部分でありますので、ご理解をいただきたいと思います。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 私もちょっと調べてこなかったのでわからないのですが、町営住宅に入っている家庭、これは報酬によっての払い方が違ってくるのだと思うのですが、子供が多い少ないによって家賃の増減というのはあるのかどうか、ちょっと今お伺いしたいのですが。
〇議長(今井太喜男君) 建設課長、新井忠雄君。
〇建設課長(新井忠雄君) お答えします。
  現時点ではございません。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) ぜひお子さんが多い方で町の住宅を使っていただいているのなら、これも減免もしくはいろいろ検討していただいて、借りて住むのに対しても小鹿野町は子供を持っていると安いよといったようなことで、年齢制限も多少あると思いますけれども、ぜひその辺も検討していただければというふうに思います。持ち家ならば固定資産減免というふうにも書きましたけれども、その辺まで拡充できればありがたいなというふうに思います。町営住宅に関してせめていかがでしょうか、この辺の考えというのは。
〇議長(今井太喜男君) 町長、関口和夫君。
〇町長(関口和夫君) 町営住宅は収入によってありますので、結局1人よりは3人というのは多くなっている、要するに減免されているような形になると思いますけれども、結局一番私は町民の人たちが訴えられるのは、本当に苦しい人がいるのです。家庭の事情でひとり親になったというような方の中で収入の少ない人がいます。こういう人たちは非常に苦しいのです。そういう方の中にも恵まれている人もいるかもしれない。だけれども、そういう実態を正確に把握して、やっぱり本当に苦しい者に対してはいろんな面で支援していかなければ、子供がうまく育たないというふうに思います。その辺は今後考えていきたいというふうに思います。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) まさに町長の言ったようなとおりでございますが、ある意味では外からのこれから家庭を築いてといったような人も幾らか引き込めないか。若い人の家庭がこの近辺で探すならば小鹿野町というような方向に幾らかでもならないかなというような、一つの策ではあると思いますので、ご検討いただければと思います。
  それでは、(2)番の空き家、空き店舗対策、@、町には現状で住んでいない空き家は何戸あるのですか。また、空き家を都市部の人に一、二年限定で山村体験に貸し出すことで、地域への交流と定住への促しに利用できませんか。2、空き店舗は何軒あるのでしょうか。また、特に三橋の空き店舗の対策はどう考えますか。3、多くの空き店舗には工芸家などの工房や、ギャラリーとして貸し出す支援をする。また、若い人の出店の夢に対し、一、二年の賃貸借を支援しユニークな店舗開拓へつなげてはいかがでしょうかということなのですが、ご答弁お願いいたします。
                                           
    ◎会議時間の延長
〇議長(今井太喜男君) ここで申し上げます。
  会議規則第9条の規定により、会議時間は午後5時までとなっておりますが、本日の議事が終了するまで時間を延長いたします。
                                           
〇議長(今井太喜男君) 合併推進課長、高橋稔君。
          〔合併推進課長 高橋 稔君登壇〕
〇合併推進課長(高橋 稔君) 田島議員さんの2点目、(2)、空き家、空き店舗対策と過疎対策の@、町では現状で住んでいない空き家は何戸あるのですか。また、空き家を都市部の人に一、二年の限定で山村体験に貸し出すことで、地域への交流と定住への促しに利用できませんかについてお答えをいたします。
  町内で住んでいない空き家の状況は正確な数字が把握できておりませんが、およそ250戸くらいと想定しています。また、町有施設では倉尾小学校など校舎等の空き施設が存在しております。田島議員さんにおかれましては、町が過疎化の進行を食いとめる対策として実施した芸術文化の村づくり事業の先駆けとして東京都から転入していただき、ほかにも多くの芸術家の皆さんが農家の空き家等に転入し芸術活動を進めていただいております。町内の空き家等の提供調査につきましては、平成4年度以降何度か行政会談により区長さんにご協力いただき実施したところでございますが、農家の空き家等が存在するものの、年間を通して貸していただける物件が少ないのが現状です。
  次に、空き家を都市部の人に一、二年の限定で山村体験に貸し出すことで、地域への交流と定住への促しに利用できませんかとの提案ですが、現在でも夏のシーズンには町内の宿泊施設で農産物の収穫や山や川原での自然を満喫するための体験など、工夫を凝らした体験型の取り組みを行っているところでございます。また、両神地区のキャンプ場にもシーズンには、自然の涼を求めて多くの方々にお越しいただいております。ご提案の一、二年の限定で山村体験に貸し出すとのことでありますが、先ほど答弁申し上げましたとおり、観光面での短期的な山村体験は既に実施しており、一、二年の期間または定住を考えた空き家の利用につきましては、いまだノウハウがございませんので、今後鋭意検討してまいります。
  参考にまで申し上げますと、両神地区でも農家の空き家へ転入したきた方がおりましたが、地域に溶け込めず住民とのトラブル等で再び転出した例等もございます。芸術文化の村づくりで先駆者としてお越しいただいた田島議員さんには、ご指導とご教示をいただきながら前向きに検討させていただきます。
  次に、A、空き店舗は何軒あるのか、また特に三橋の空き店舗の対策はどう考えますかについてお答えをいたします。空き店舗につきまして西秩父商工会に確認したところ、小鹿野地区に5軒、両神地区に2軒あると聞いております。また、三橋合名会社の空き店舗につきましては、西秩父商工会とともに既に埼玉県等にも相談しておりますが、現時点では未定でございます。今後所有者の意向等も踏まえまして、早急に検討してまいりますことでお答えといたします。
  次に、B、多くの空き店舗には工芸家などの工房やギャラリーとして貸し出す支援をする。また、若い人の出店の夢に対して一、二年の賃貸借を支援し、ユニークな店舗開拓へつなげてはいかがですかについてお答えいたします。ご指摘の案は、ユニークで研究の価値がある内容と感じております。いずれにしましても、個別対応するか広く商店街全体の再整備あるいは活性化の方策に対して、現段階では方向が定まっておりませんが、避けて通れない町の大きな課題として対応してまいります。今後とも田島議員さんにはこの方面における芸術文化活動の先駆者として、また議員さんとしてご指導いただきますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
〇議長(今井太喜男君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 時間配分が大変私もきつくなりましたので、早口になるかもしれませんが、空き家をできれば、250戸ある。このうちもしかしたら職員さんで空き家を持たれている方もいらっしゃると思います。職員さんは率先的に、これは一、二年と言っておりますが、例えば夏休みであれば1週間単位でも貸し出すようなシステムをつくって、農村の方に、この地域の生活を楽しんでいただくといったようなことで交流を広めて、また来てみようということ。そして、一、二年というのは、実際議長と一緒に正副議長会の方で視察に行ったところの愛知県豊根村なのですが、実際に地元の木を使ってログハウスをつくって、そこに一、二年体験的に住んでいただくということで非常に好評であると。それを経過して、やはりこの辺に住みたいといって定住された方が、これは始まったばかりの事業ですけれども、2組いるといったようなことを聞いてきました。単身用で1万5,000円、家族用で2万円のものをつくったそうです。あえてつくらずに、こうやって空き家があれば、むしろいろりがあればなおさらそういったようなところで暮らしてみたいなと、生活体験してみたいなという方がいらっしゃるはずです。ぜひそういったことでもやっていただければなというふうに思います。
  三橋の空き店舗なのですけれども、もちろん所有者の考え方があるわけであれなのですが、中をブースに分けて小さなお店を10店舗若い人にやってもらうとか、例えばリサイクルショップ、喫茶コーナー、特産物直売、アクセサリーショップ、アジアン雑貨、小鹿野の作家作品ギャラリー、さらには買い物代行サービスも入れてみたりとか、言葉で言うのは簡単ですけれども、そういった細かいブースでつくってどうぞ使ってみてくださいということで、あそこをまずシャッターをあけるようなところから始めたらいいのではないかというふうに思います。ぜひ考えてみてはどうかなと思います。そして、先ほどユニークな店舗開拓につなげてはということでアイデアを募って、これは都会の人でもいいと思うのです。実際コーヒーショップをあそこの商店街に開いた方もいますので、商店街の中で空き店舗の分を借りて。都会に発信して、この店舗をどういうあなたのアイデアで使いますか。改修するならば、その予算もつけてもらって、例えばいいものには50万円ぐらいぽんと上げて開店してくださいと。ただし、1年は経営してくださいよといったようなことでやってもらうとか、ちょっとおもしろい発想のアイデアが案外集まるのではないかなというふうに思います。それにはまさに、何度かこの議会でも出てきましたけれども、個性を競う地域づくりの支援事業費補助金といったものも、こういうのも活用できるのではないかなというふうに思いますし、若い人の発想を商店街に生かすということではぜひ高校生のアイデアなんかも生かして、鹿高の中でそういったよく文化祭のときには中でやってもらっているときもあります、販売なんかを。そういったこともありますけれども、積極的にそういうところを活用してもらうという手で把握してもらえばなというふうに思います。
  これは意見としてお伝えして、最後の3番、答弁だけであれかもしれませんが、3番、花と歌舞伎の町、小鹿野の町アピール、歌舞伎の町小鹿野をさらに定着させアピールする手だては何かというようなことでございますが、これは私がよく言うのですが、定期的な歌舞伎公演や特別公演のときに、職員や商店街の皆さん、皆さんの協力で和服着物を着ていただく。さらには、少しエスカレートしていくことができるのならば、かつらでもかぶっていただいて、時代劇風にして演出していただくと。あそこの町へ行ったらおもしろいぞと、絵になるぞと、写真撮りたい、そういった雰囲気をつくっていただきたい。職員さんが少し意識改革していただいて、かつらも平気でかぶっていただく、その時期には。祭りがそろそろ近づいているのだなといったような感覚で、そういった応援体制でやっていただけばいいなというふうに思います。(→2016年、川越ではちょんまげを始めた) 言いますと、春祭りでござ1枚でもいいですから、ござ1枚1,000円でも2,000円でも桟敷席としてワインのお土産つきで、それを予約受けながら町外の新聞にもやって、ござ1枚幾らですよ、そういう宣伝も打っていくというような方法。ぜひそういった形でやっていただければなと思います。
  A番、町の公用車は花と歌舞伎のデザインをあしらって動く宣伝版にできませんか。これは県庁に行くとき、他町村に行くとき、どこでも、ああ、小鹿野の車が来たというのがはっきりわかる程度に、派手で構いません。恥ずかしくなる程度の塗装をして出かけてもらう。そうやって宣伝を一生懸命やっていただきたい、そう思います。
  3番、花の時期や歌舞伎公演の前には写真撮影や歌舞伎の見どころ、講習会を実施し、花と歌舞伎の写真、絵画、短歌、俳句のコンクールなどを実施してはどうでしょうかということです。これは会費500円ぐらい取ってもいいです。そして、特別にその受講生は裏のちょっと化粧しているところまで見せますよとかそういうのをやれば、これは都会からだったらぜひそういうところを見てみたい、写真も撮ってみたい。さらには、コンクールで写真を撮って、その1等賞にはお風呂1年分無料券でも差し上げてもらっても結構ですし、そういった宣伝をどんどんぶってお祭りには来ていただく、私はそういうふうに思います。
  4番、観光のボランティア案内人を育成してはどうか。これは最終的には英語でもできる案内人を養成して、外国にもアピールして歌舞伎を見に来てくださいと。小鹿野に住んでいる方で能面をつくられている方で、英語のホームページをつくっている方がいます。そうすると、能面と言っただけで外国の方がかなり買う方もいらっしゃったりアクセスしてくると。歌舞伎というタイトルでも、かなり外国の方がアクセスする。やっぱりそういうものにも対応して、そういったこともやっていただきたい。もちろん史跡や自然の案内人も育成して、ボランティアでやっていただくと。郡上八幡では案内人1名につき2,000円、90分、そういったものでやっていただいて十分成り立っている。場所が場所ですが、そういう案内人の要望も観光客の中には必ずあるはずです。ということで、3番のご答弁をいただきたいと思います。書いてある内容だけでいいです。
〇議長(今井太喜男君) 社会教育課長、原嶋徳明君。
          〔社会教育課長 原嶋徳明君登壇〕
〇社会教育課長(原嶋徳明君) 田島昭泉議員さんの花と歌舞伎の町、小鹿野のアピールについてのご質問のうち、最初に歌舞伎の町小鹿野をさらに定着させアピールする手だてはないか。例えば定期的な歌舞伎公演や特別と公演のときに、職員や商店街、町民の協力で和服着物を着て雰囲気を醸し出せないかというご質問ですが、現在町内では3月5日の般若日本武神社の祭り、4月第3土曜日の前日の小鹿野春祭り、5月3日の下小鹿野津谷木の木魂神社の祭り、10月の第1土曜日の下小鹿野奈倉妙見宮、10月の第2土曜日の両神小森諏訪神社の祭り、11月第3土、日曜日の歌舞伎郷土芸能祭、12月第2土曜、日曜日の飯田八幡神社の祭りというように年7回定期公演に歌舞伎公演が上演されています。このうち町が主催する歌舞伎郷土芸能祭を除くと、それぞれの地域で神社の氏子を中心とする組織が主催して歌舞伎を上演する形がとられてきています。したがって、各神社での歌舞伎上演の際ののぼり旗などの飾り、プログラムの作成などは地元の主催者にゆだねています。和服での雰囲気づくりは、4月の小鹿野の春まつりで歌舞伎愛好団体、郷土芸能祭での司会者らが試みています。八幡神社でも氏子総代全員が紋付を着用するなど、伝統的な服装は遠方から見学に来られた方に好評で、祭りの高い格式を示すなど雰囲気づくりには有効なものと思います。これらが各地域に徐々に浸透していけばよいかと考えております。また、商店街の女性グループにもそのような動きがあると聞いておりますので、機会を見て働きかけを行いたいと考えております。
  次に、A、町の公用車は花と歌舞伎のデザインをあしらって動く宣伝版にできませんかというご質問ですが、旧両神村村営バスのボディーには花や埼玉県山西省友好記念館の紹介、旧小鹿野町町営バスには歌舞伎の町の表示があります。公用車につきましては、昨年の彩の国まごころ国体開催に当たり、共通のマグネット式ステッカーを張った経緯もありますので、大規模なイベントなどの宣伝には有効な手段と思っております。
  次に、B、花の時期や歌舞伎の公演前には、写真撮影や歌舞伎の見どころ講習会を実施し、花と歌舞伎の写真、絵画、短歌、俳句のコンクールを実施してはどうかのご質問でございますが、コンクールとしては小鹿野観光協会、両神村観光協会で開催する観光写真コンクールがあり、伝統行事や風景などをテーマにしています。花及び歌舞伎をテーマにしたコンクールも関心を高めるために有効と考えますので、観光協会等と協議をしたいと考えております。絵画、俳句、短歌につきましても、関係団体と調整を図ってまいりたいと考えております。歌舞伎の見どころを事前に学ぶことは、内容の理解に有益なことであります。今後生涯学習関係の講座に取り入れるかどうか、企画の検討に取り組んでいきたいと考えて思います。
  さらに、C、観光ボランティア案内人を育成してはどうかにつきましては、社会教育課で実施している生涯学習講座では、町内の知られていない文化財の見学会を今年度企画し実施しております。この目的とするところは、参加者の方が将来町の歴史案内ができるような人材づくりを目指すもので、今後回数を重ねることにより、ボランティア案内人の育成につながるよう努力してまいりたいと考えております。
  以上で答弁とさせていただきます。
                                           
    ◎散会の宣告
〇議長(今井太喜男君) 以上をもちまして本日の日程は終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  大変ご苦労さまでした。
                                   (午後 5時10分)