平成2年11月記載
我ノ家の径道のモミジが、お天道様の陽を透かし、それはそれは真赤に燃えたち、毎年のことながら、見る者を感動させる11月。初霜・初氷と寒さが追いかける中、文化祭や展覧会と人の足も少し早くなる。
ひる日向の庭を良くみると、チラチラと小さな蝶が遊んでいるのに気がつく。今年も雑草の中にカタバミが増えたので、それを食草とするヤマトシジミが夏前から沢山飛んでいた。子供達 も両手を近づけて、つかまえては遊んでいた。宝石の様に美しく紫色に輝いている小さな蝶だl この長久保にどれだけの蝶が居るのだろう?そんな興味で始めた採集は50椎以上なる。シジミ12、タテハ16、アゲハ8、シロチョウ5、ジャノメ4、セセリ8、しかし体は小型で、狭い区域にしか居ないシジミ類は、まだまだ未開拓で、その出会いが楽しみでもある。
朝夕しっかり寒くなれば、干柿作りが楽しみだ。近所でも沢庵や、切干し大根、干し芋等、軒先の風情も楽しいものとなる。寒さ嫌い故に楽しい冬を過したいと、自分の触角をピンと立てて、あっちこっちと尋ねては、まるで僕も蝶の様だと感じ入る季節ではある。
2007/9/13 庭に来たのを撮影 羽の色 よく見ると深いですね