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おがの蝶日記復刻版

タイトル


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切手の蝶平成2年2月記載

 
 子供の頃、男の子だと一度は切手集めをするものだ。学校に遅刻してまで局に列んで、記念切手を買った覚えが私にもある。小さな画面の中の美しい世界は、子供心にも魅力を感じた。切手交換も、その駆け引きが楽しいものだった。今は友人、知人に出す郵便に貼る切手には、記念切手を利用している。あの人には風景・あの子には昆虫虫・あの娘には花,・・と切手の図柄を使い分ける楽しみもある。
 蝶の図柄の一部を紹介しよう。藤島武二の絵には喋がいっばい描いてある。ツマベニチョウ、ナガサキアゲハと思われるものが見られ、九州方面で描かれた作品かと推察できる。沖繩が米国に統治されていた時代に発行されたコノハチョウの切手は、枝にとまった形が逆なので刷り直したものである。外国の切手の中にキアゲハを見つけた。どこの国か不明だが、国境を越え同種の蝶が居る事もわかる。蝶も切手となって、各地を翔ぴまわっているのだ。