おがの広報
おがの蝶日記復刻版

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アサギマダラ平成元年12月記載
アサギマダラ 「12月は、どんな蝶が出るんかさぁー」と、心配をよそに、今月は南方系の蝶をご紹介します。
寒くなる日々に、せめて頭の中だけでも温かな土地の蝶を飛ばしましょう。
 マダラチョウの伸間は熱帯地方を中心に450種程いる。その内、日本産は6種でほんどが沖繩でしか見られない。実は、その中でたった1種、アサギマグラは本州でも見ることができるのだ。
 昨年の9月、父不見山(ててみずやま)で、その優雅に飛ぶ姿を見ることができた。この蝶の飛行を見ると、自分も空を飛びたいという欲望が強くなる。風に乗り、はばたきもせず、ハングライダーの様だ。この仲間は滑空飛翔が特徴的だ。
 半信半疑だった知人が、「ほんと、飛んでんの見たっけでえ」と、浦山で見たことを知らせてくれた。何十年も生きてきても、人間は自分の回りに末知のものを沢山持っている。意識すると、見えなかったものが見えてくる。小さな観察や遊ぴ心が、世界を広く、人生を楽しいものにするものです。
 春は北ヘ、秋は南へと渡りをする事でも知られるアサギマダラ。沖繩では、冬の今も飛ぶ姿がある。



2008/10/7 小鹿野町両神ダリア園にて 花も蝶も美しい!