田島しょうせん一般質問壇上原稿

平成13年3月定例会

ただ今より、通告しておきました、一般質問を始めます。

はじめに、国をあげてのIT推進が叫ばれております。中央省庁の許認可事務は三千以上を越えるそうですが、その3%しか電子化されていないそうです。インターネットの普及率は世界で20番目。アジアでも出遅れている状態です。携帯電話の普及率も世界から見ると12,3番目。こちらもすっかり出遅れていて、日本は情報後進国であると、言われています。同じ日本の中で都市部と地方との情報格差も心配されます。県ではその格差を無くすような支援を考えてもいるようですが、秩父地域や小鹿野から積極的に動いていかないと企業の誘致もままならないものと考えます。情報網は第2の道です。積極的な推進整備が必要です。ここで、質問として

若者が集う活力ある町づくり
IT推進について

(1)ブロードバンド(高速インターネット通信)、ADSL(高速通信:非対称デジタル加入者線)とプロバイダーの誘致として
先端企業やSOHO(小規模事業所)誘致の観点からも先進的町づくりとしてのIT推進は重要です。インターネットの世界では通信スピードの点で今やISDNからADSLが注目されています。埼玉都心部との情報格差がこれ以上広がらないための施策はなされているか。

(2)パソコン購入補助金
町民への無料パソコン教室の開催。インターネット体験コーナーの設置。パソコン購入補助金等を導入して将来のネット社会に積極的に対応すべきと考えるがいかがか。

(3)町民メール登録制度
町民でメールを持った者への速報と同時にアンケートも実施できる広報メールを始めたらどうか。

(4)埼玉県のIT関連事業費として50億あまりが一般会計予算案に計上されているが、その補助金の活用を積極的に考えてみてはいかがか。

次に、低迷する日本の景気を憂いてばかりはいられません。話題を振りまく小鹿野のイメージを創って行くと共に、受け入れ態勢と雰囲気作りが必要です。そこで質問します。

町内活性化について

1)商店街
商店街の活性化にはそのアクセスが大切です。商店街の道路は車社会に対応した駐車場などと、歩行者が安心して歩ける道づくりが必要であると考えるがどうか。

(2)歌舞伎の町
歌舞伎の町として定着した小鹿野は、観光客等には祭りの時だけでなく普段もその雰囲気を体感できるものが必要と考えるがいかがか。
@西秩父総合センターの歌舞伎資料館
A中央道に面した商店等での歌舞伎にちなんだ物の展示
B町内散歩ルートの設置と演出
C歌舞伎にちなんだ歌舞伎グッズ、歌舞伎土産等の開発促進 

(3)スポーツ振興
中学バスケットの県体進出、ミニバスケットも実力と人気があり充実してきた。気軽にバスケットのできるコートを街角に設置してはどうか(スリーオンスリー・コート)

21世紀の文化・教育のために
続きまして、日本の中でも先駆的な小鹿野独自の施策であった、「芸術文化の村づくり」ですが、始めた当時は大きく新聞各紙やテレビでも取り上げられ、入居したいものの問い合わせや、その見学等もかなり反響があったものと思います。かなり、小鹿野の知名度も上がったと思います。他町村もまねをしての呼びかけや、田舎暮らしのブームも後追いして、かなりの人口が都市部から田舎に移ったことと思います。ここで今一度この事業とその活用を考えて見たらと考え、質問します。
芸術文化の村づくり

(1)絵のある病院
町立病院も新しくなる機会に芸術文化を活かし、芸術(絵画)のもつ癒しの効果を取り入れて、病院に潤いを持たせてはいかがか

(2)芸術文化の村づくり事業の成果と状況、今後の対応について

続いて、教育についてですが、先進的教育も大切ですが、地域に根ざした教育はさらに大切と考えます。
地域の中に価値を見つけ、身近な人の中に知恵を知り、ふれあう事が未来の小鹿野を背負う子供達に必要なものと思います。また、なかなか話し合う機会も少ない学校や先生と家庭であります。教育へのアイデアや要望など吸い上げて、その指針の材料とすることも必要ではないかと考えます。そこで質問します。
●教育
(1)地域性のある教育
(その1)地域を大切に考え知ることは義務教育の中で大切な分野だと思う。民間人起用の総合的学習の授業や自然教室の取り組み状況はいかがか。

(その2)学校教育アンケート 
子供.家庭から見た学校のあり方や要望をアンケートによって把握し、学校教育に活かせないか。

以上、壇上での全ての質問です。

これに対しての答弁