田島昭泉 一般質問 平成20年12月議会

1,中心市街地活性化について

■質問 町長が現在考える計画はどの様なものですか。また、継続して計画のコンセプトが保てるものになりますか。

●町長答弁要旨
 田島議員の一般質問の1点目「中心市街地活性化について 町長が現在考えている計画はどの様なものですか。また、継続して計画のコンセプトが保てるものになりますか。」についてお答えします。
 現在策定を進めているや心市街地活性化基本計画は、「まちづくり協議会」から提出された報告書を基本としています。しかし、まちづくり会社の経営などについて検討を重ねていく中で、まちづくり会社の事業収支の見込みが大きく変わりつつあります。
一方、経済情勢は大きく変動し、景気後退の危機感が広がり、中心市街地に大規模投資を行なうことは、住民の理解を得られるものではない状況となっています。
 このようなことから、住民に理解していただけるよう町の財政規模に見合ったや心市街地活性イヒ基本計画とするため、大きな投資を必要とする商業拠点施設整備について、敷地や店舗面積を縮小したいと考えています。また、歌舞伎小屋についても、はじめから大きな投資をして箱物を作るのではなく、既存の施設や空き店舗をつかいながら、観光資源としての歌舞伎の可能性を探ることから始めたいと考えています。
こうした計画の見直しを行っても計画のコンセプトである「日常生活の利便性の向上」や「歴史と文化が息づくまちづくり」「賑わいの創設」になんら変更を生ずるものではないと考えております。なにもしないには無策だと思う。しかし、民間がすることと町がすることを分けてやたらに金を出すことはさけたいと思う。まちづくり会社も設立して、この他にもやるべき事をやって頂いて活性化を図って頂きたい。第三セクターにおいては町が3%以上の出資するというのは規定もあるがそれに近いものでやり、あとは民間の活力でやっていただきたい。
以上、田島議員からの一般質問の答弁といたします。

■歌舞伎会館は最初は興行等、手探りの処があるでしょう。小さく既存施設で始めるのは良いと思います。
しかしこれはあくまでも地元の人を集めようというものではないと思っております。地元の人ならば芸能祭や各地の耕地での祭りを見ればいい。だから歌舞伎会館ならば観光に結びつける内容のものでなくてはならない。これにはなまじの計画や企画ではやってゆくことは難しいと感じます。
 だからこそ町長や町の職員が理事として入ってどうのこうのして「振興公社」では厳しい。お金も町で出し続けなくてはならないとなる。議会もその都度予算を通すのに時間もかかる。ですのでこれには民間の知恵と活力で「まちづくり会社」がやろうとしている。2年も前から取り込んで居る。信頼して責任持ってやらせるんですよ? 町長の考えは?

●町長 どちらでもできる。できるだけ民間で、そのノウハウでやるのが最高だと思う。単に振興公社でも3分の1で建設もできますと言うことです。

■町長が町のトップとして後押ししますという信頼感があればまちづくり会社はあっという間にできる。
 3月議会で今が最後のチャンスだと熱く討論した。最後のチャンスに聞こえは良いが「身の丈にあった」ではチャレンジでもチェンジでもエキサイティングでもない。迫力がない。三橋の跡地ですが パチンコ屋さんの新装開店みたいなもので、ほんと数ヶ月のひとときは良いかもしれませんけど・・・合併を巡っての熱い論争の中で私達がまちづくりをやるのだという熱は今までと変わらないはずなんですけど。これは身の丈にあったまちづくりだったのか?町長は命をかけて居るんですか?P&Dはこの規模でできると行って居るんです。それとも主婦の店屋やおよしから町長にクレームが来たのですか?

●町長 身の丈は財政改革でやってゆくということである。いくらでもできると言うことではできる規模でやるという考え。
 クレームや裏取引は一切ありません。

■三橋さんの後釜は町長の修正案ではあまりに小さく、これではやっと歩いてバイパスに買いに行っていた三橋回りの方とバス停利用のお客さんのみの集客。「賑わいと活気あふれるまちづくり・・・」を大きなコンセプトにするのであれば下小鹿野からも長若からも行ってみようとなるくらいのものを考えてもらわないと、そっぽを向いちゃう。活性化ではなく単なる福祉で終わってしまいます。
 今まで想定していた2000uから4分の1になっちゃった。これね、私に言わせればわらじカツは2枚も上に乗ってるのが4分の1では1枚の半分になっている感じなんですよね。これでは魅力ない。これでは下小鹿野や長若から人が呼べない
 町の持ち出しで私の住んでる敷地100坪の2倍もない店舗。1億5千万でこの程度ならば、2倍チョットの町負担3億6千万で4倍です。ここは小鹿野町をあげてどんとやらなきゃいけない。大きな牽引力のあるものを呼ばないといけないでしょう。
 なにしろ1月19日に開かれたシンポジウムでも長野のまちづくり会社の参与の服部年明先生も議員が全く動かなかったのを今やらないと町の資産がどんどん下がりますよ、活力があるうちにハレの街、楽しい町、生活者の町を再開発しなければいけないと訴えたと言ってこれが市民に通じたのです。
 再開発なんですよ。ちなみに長野では5年間で250億の民間投資が誘導された。小鹿野では10分の1の25億だってスゴイですよ。
 町民の全消費の330億の内、小鹿野の中では80億しか地元に落としていない。通販などもあるが秩父市などへ買い物に行く分がかなり大きいと思います。外などで消費する250億の内の10億でも50億でも小鹿野で消費してくれれば大変な活気が創造できます。
 ちなみに主婦はお店を使い分けしていて、こんな品物はバイパスで、こんな品物は秩父へ行ってと利用している。うちのかみさんもポイント2バイや5倍だと言っては秩父に行きますよ。99円セールだと言っては秩父に行きます。この外へお金も人も出てしまう分を中心市街地にと言うものでなければ効果がない。下小鹿野や長若の人でも引っ張る力がないとダメなんです。高信さん、喜一議員の奥さんでも、神田さんのおくさん。賛成してくれますよ。170坪ぐらいのお店で奥さんが行くか聴いてみて下さい。
 また、町のものとだぶってはいけないなどとの話がありますが、たとえば魚の種類が多いとか、乳製品の種類が多いとか、選択肢が増えると言うことなんです。ここが主婦が買いに行くもう一つの点。
 何もバイパスから奪ってしまうというものではない。商店街からとるというものでもない。買い物来たついでに車おいて、ウインドショッピングしやすい店作りしてくれれば、靴でも買いましょうとか服でも買いましょうとかになる。トンカチ買いましょうかとはならないとは思いますが・・・アイデア次第だと思います。そしてお茶して・・・まずは外から引っ張り出す雰囲気が感じられるものでないと。帰りには宝くじ買って1億円を夢見てと。むしろうまい棲み分けになると思います。バイパスのお店はそこ独自の品揃えや金額設定をしていて主婦は買い分けています。
 ちなみにバイパスにあるお店の分店のような形で開くならば単にバイパスのお店から三橋近くのお客が減って移動するだけで全体のプールは全く変わらない。ですのでその様なお店にとってのメリットはほとんどないし、一時的な運営に終わってしまう可能性がむしろ大きいと思います。
今までの三橋と同じくらいのお店で、バイパスと同じお店でしかも縮小版では「賑わいと活気あふれるまちづくり・・・」の牽引力は全くありません。
 それと敷地は町でやるのは同じとして建物の建築をまちづくり会社がやって業者に保証金を預かり、さらに家賃を上納させればまちづくり会社が成り立つ。町は以後の負担がない。
規模と経営について町長の考えは?

●町長 規模という意味がでかいのか500かと議論できないのであげた数字で業者と相談したわけではない。田島議員のお話が上手でそうかという感じもするが、しかし、今商店街の人や代表者の議員がどう考えているのかが基本だと思う。私が聴いた範囲ではほとんど賛成を得られていないと思います。今後も商店街の人がどのくらいなら安心してという事が大切かと思う。説明してゆく必要があると思う。そんな中で大きさも決まってくるだろうと思います。

■なによりも主婦が向いてくれることを想定してやって頂きたい。町より奥には人口が少ないとしても素通りでなくここで買わせる魅力がないとダメ。P&Dはこの規模でやっていけると試算したからこそ計画に乗って居るんですよ。
 P&Dでの2000uの計画では社員は4人、雇用を70人と聴いています。バイパスとわけての500uで何人の雇用が増えるのですか?

●推進室加藤 おおむね15人前後。

■縮小提案の業者さんの時、固定資産税はいくら入ってくるんですか?
●税務課長浅見春子 路線価45700円の70%課税それに500uをかける。その1.4%になります。25〜30万か? 建物は造りで基準がいくつかあるので今は申し上げられない。

■ざっと200uの時に言われていたのが300万とか(500万)。これを減免して下さいよと。これを4分の1にして、そのぐらいのお金ほしさに大きなものを蹴ってまでして意味はあるのかと思います。この固定資産税ぐらいは減免してまちづくり会社に置いて、うまく活用して運営して頂ければ価値があると思うのです。
あと、伊豆沢からの中央通りへ抜ける道は長いこと懸案でもあったわけで、初めの計画にもあった。この三橋跡地への集客にも、やはり一本しっかり拡張すべきであると考えますがいかがですか。
●町長 一般事業ですので予算措置ができるような時はやると。別に考えていますのでご了解下さい。

■賑わいの創設を考えるなら、身の丈にあったと行ってこちょこちょとするのでは人は行かない。福祉というならその程度のお店は中活法でなくても他の補助などでできる。

2,情報網の整備について

■@,地デジ対応の現状はいかがですか? A,インターネット環境はいかがですか?

●宮下課長 答弁要旨
田島議員の2点目の地デジ対応の現状及びインターネット環境についてのご質問にお答えします。
はじめに、地デジ対応の現状について申し上げます。まず共聴施設のうち東京電力共聴施設については、9月に対象4施設の地元区長さん方に対し、移行についての全体像を説明する会議を開催させていただいたところであります。その後、10月から11月に地元での説明会を行い、現在地元において来年度の地デジ施設改修に向けての組合設立等を協議いただいておるところであります。
また、NHK共聴施設においては今年度中の説明会の開催と来年度の施設改修に向けて現在NHKと調整中であります。次に、自主共聴施設のうち大谷地区については、今後来年度の施設改修を前提に国や地元との調整を行ってまいりたいと考えております。このほか、衛星対応が見込まれる総務省無届出2施設については、衛星からの送信が来年度中には開始される見込みでありますので、その状況に応じて対応してまいりたいと考えております。
なお、最近の新しい動きとして一つ申し上げますと、先般国より全国の地デジ移行化に先立ち、そのモデルケースとして本町を選定したいとの意向を受けましたので、そのメリットを含め、今後国との調整を行ってまいりたいと考えております。
次に、インターネット環境にっいて申し上げます。光Bフレッツの本町でのサービス開始につきましては、これまで議会をはじめ商工会等のご協力をいただく中、NTTがサービス開始の条件としていた必要加入申し込み数の確保を進めてまいりましたが、この度小鹿野局と両神局分についてその必要数810回線と298回線に対し、申し込み数827回線と277回線とその条件を達成、ほぼ達成することができましたので、その旨NTTに連絡の上、去る11月17日付けをもってサービス開始についての要請書を送付いたしたところであります。
今後は、この要請書に基づきNTTにおいて開始の検討を行っていただくことになりますが、町としては今後NTTがこの結果を踏まえ、早期にサービス開始に向けて対応するよう協議、働きかけを行ってまいりたいと考えております。
また、現在のインターネット環境をめぐっては、その新しい動きも出てまいりましたので、ご参考までに申し上げます。総務省においては地方の情報格差、デジタルデバイド解消を図るため、商用衛星インターネットサービスの全国展開を来春にも許可し、ブロードバンドゼロ地域の解消を進めていることが明らかになりました。具体的には、現在タイの通信大手タイコムとアメリカのビービー・サット(BBSAT)の2社が来春からサービスを開始する予定で、特にタイコムにっいては、本町の倉尾に全国サービス展開用のアンテナ基地局を整備することで既に準備が進められております。現時点では料金等の詳細は決定しておりませんが、両社とも月額5、000円前後となる見込みと聞いております。これが実現いたしますと、光ファイバーのようなインフラ整備もまま
ならない地域にとっては有効な代替手段となる可能性が大でありますので、町としてもこの動きを注視し、対応してまいりたいと存じます。
以上、簡単ではありますが壇上での答弁とさせていただきます。

●住民課長黒沢 答弁要旨
田島昭泉議員ご質問の、2番目情報網の整備についての(3)(4)について答弁させて頂きます。
まず、(3)の農協有線の廃止に伴う対処はいかがですかについてお答えします。
すでにご存じのように、農協の有線放送が今年の12月末日をもって、廃止するとのことであり、有線放送の地域への貢献度は大きなものがあり、町といたしましても出来る限りの継続維持を望んでいた所でございます。
現在、町から町民への有効な情報伝達手段として、防災行政無線があります。
しかし、有線放送が無くなってしまう事により、同様の放送を防災行政無線に1月から全部移行する事は困難であると判断しております。
それは、防災行政無線が災害対策基本法等に基づいて、地域における防災や災害復旧の業務を遂行することを主な目的として開設しているからです。
しかし、平常時は「一般行政事務」に使用することが認められております。ただし、公共の秩序の維持・住民の安全・健康及び福祉の保持などに関連する事項(放送)に限られるものと者えられます。町の各課内等におきましても、有線放送廃止後の町民への各行事等の周知有法について、一者して頂くよう担当課から依頼し、防災行政無線の活用策を探っている所であります。そして、聞こえにくい等の有々を少しでも解消オるために、防災行政無線を受信できる比較的安価な「防災行政ラジオ」を500台程度購入したく、来年度当初す算要求を視野に進めている所でございます。考望者には、一部負担していただく有償の形になるうかと思います。町といたしましても、状況を判断しながら少しづつではありますが、改善策を講じながら、今できる最大限の者効活用を図って参りたいと思います。
次に、(4)の有線に代わる地域放送の実現はいかがですかについてお答えいたします。
先程申しあげましたが、防災行政無線施設と者線施設とは本質的に異なりますので、議員さんお考えのような「地域放送」の実現は難しいかも知れませんが、地域住民に重要とされ、役に立つ放送体制づくりに努力して参りたいと思いますので、ご理解の程お願いいたします。
以上で答弁とさせていただきます。

■東京電力共聴施設 4施設の具合を詳しく教えて下さい。
●総合政策課長宮下課長 説明会は終わりました。地元負担35000円程度を想定。東電からの施設改修費をいただく。施設を改修し運用する。9日には両神6区では設立総会を開く。20日前後には倉尾の日尾地区でも開く。

■個人負担と町の対応は
●宮下課長 1世帯500円あれば当面の施設改修に支障はないだろうと。また当面の維持管理費も東電が出すという話もあるので、あわせれば10〜20年は大きな負担はないかと考えています。

■総務省の言うモデル地区になればどの様なメリットがあるのか
●宮下課長 小鹿野は多くの形態での受信状況がある。その解決への実験的な事で言われている。概算3億は用意している。ワンセグ放送を取り入れる事ができ、小鹿野町役場を基地局としてテレビに情報を出せると言うこともある。有線の内容もそこに表示できるかと思う。データ放送はボタンを押して受信する。モデルケースなら設置は国がしてくれるので、これに期待している。

■実現すればすばらしい。8年前にはFMはどうかと私も言ったりした。3年前にはCATVはどうだと。最近では光を巡らしてどうだと。これがワンセグでできるとなればいいこと。町長よろしく。
 さて、末端の光の行かない地域での衛星利用インターネット通信は「米BBSAT社」タイの「タイコム」(Shin Satellite Public Co., Ltd)の2社が参入する。
個人向けのユーザーからの送信(上り)にも衛星を用いる衛星インターネット接続サービスを日本で開始するとの事です。費用も大きくなるならば初期費用の補助をよく調査しておいて末端の方にはいち早く知らせる必要があるがいかがか?補助などはどうか?
●宮下課長 国も支援はどうかとでている。検討課題です。


■農協の彩ネットの以降がうまくいってない所がある。副議長の家もそうだ。現状を総務省とNTTに訴えるべきだ?軽やかに光が通じるように努力して頂きたい。
 新聞に出ていた農協に設置されていた放送装置はどこが買ったのか?いかほどだったのか? どの様に使おうとしたのか?
●住民課長黒沢 価格は今わからない。農協でも放送できるようにと考えた。町で買った。農協さんでは無理であると言われたのでおいておけない。撤去とした。

3,パワーハラスメントについて

■@、閉ざされた環境では20人にひとりは虐待を受けていると言われる。パワーハラスメントと言われるものは各課や庁内施設などに、その事実はありますか。
A、風通しの良い庁内の職場環境をつくるためにはどうしたらよいのか。また、虐待の有無を調査するすべはありますか。

■総務課長答弁要旨
 まず、パワーハラスメントとは、権力や地位を利用した嫌がらせという意味で用いられている言葉で、「職権などのパワー(権力)を背景にして、本来の業務の範関を超えて、継続的に人格と尊厳を侵害する言動を行い、就業者の働く環境を悪化させ、あるいは雇用不安を与えること。」と定義されております。
 現状では、具体的な対策が取られることは、ほとんどなく、概念が広く認知されているとは言い難いため、被害に遭っている本人もそれがパワーハラスメントと認識せず、また、加害者にも自覚がないケースが多いと言われております。
 パワーハラスメントの概念には、性的な嫌がらせであるセクシュアルハラスメントの概念も含まれているといわれておりますが、セクシュアルハラスメントが男女雇用機会均等法によって規制され、意識の浸透が行われたことで、それなりの効果を挙げていることから、職場のいじめを少なくするためには、パワーハラスメントも法律により規制の対象とすることが最も有効な対策であると考えます。
  「小鹿野町職員の懲戒処分に関する指針」は、セクシュアルハラスメントを非違行為とし、これに該当する行為については、その軽重により、免職・停職・減給・戒告の懲戒処分を行うことができる旨を規定しておりますが、これまでは、この非違行為に該当する事例は発生しておりません。
 指針では、職場内秩序びん乱行為、具体的には、他の職員に対する職場の秩序を乱した場合、他の職員に対する暴言により職場の秩序を乱した場合には、停職・減給・戒告の懲戒処分を行うことができる旨を規定しておりますので、パワーハラスメントがこれらのケースに該当されると認定された場合には、一定の対応が可能であると考えております。
 風通しの良い職場環境をつくるためにはどうしたら良いかについては、明確に答えることが難しい関題の一つでありますが、職員の基本姿勢として、全体の奉仕者としての公務員として高い使命感を持ち、組織目標の達成に努めることで、生き生きとした、風通しのよい職場環境が生まれてくるものと考えます。
 また、風通しを良くするためには、職場での情報の共有化がしっかりできていなくてはなりませんので、各々の職員が、いわゆる、「ほう・れん・そう」と呼ばれる「報告・連絡・相談」というコミュニケーションの基本原則を守り、
実践することが重要であります。
 虐待の防止策としては、パワーハラスメントの問題を人権問題としてとらえ、男女を問わず、職場でも基本的な人権は守らなければならないものであるという意識の醸成、そのための職員の意識の啓発・教育が重要であります。
 虐待の有無を調査するすべがありますかについては、虐待が、暴行・暴言等に該当する場合は、指針の中で「所属長は、常に所属職員の行動の把握に努め、所属職員が非違行為を現に行い、又は行ったことが明らかであると判断した場合には、遅滞なくその旨を総務課長に報告するものとする」等の規定の適正な運用により把握は可能であると考えておりますが、その前提として虐待についての具体的・厳密な概念規定が必要であります。
 以上で答弁とさせていただきます。

■「こらっ」 と、この程度なら虐待ではなくたしなめる事だと思うが、見えない所で起こりがちな事。異動の希望の多い部署は何が起こっているのか調査すべきではないか?その様な部署は把握しているか
●総務課長酒井 自己申告制度を採用してます。把握しております。
■その現場でなにが起きているのか。仕事があわないという事なのかそうでないのか。よく調査して欲しい。
 住民の目の前で怒鳴りつけるような場面がいくらかはある。さらに長時間にわたって怒鳴り続ける現場も見たと聞くことがある。
理不尽なことを押しつける。傷つく言葉を浴びせる。これは当の本人は当然のことを注意しているように思っていて気が付かないものなのです。住民からも情報を得るべきと思うがいかがか?
●総務課長酒井 いまの段階では人事異動とかの対応しかできないのが現状です。

■部下からも上司の状況を聴くべきだ。課長会議があるが課長を除く会議もするくらい町長は状況を把握する必要がある。もしくは一番近い総務の対応も重要だ。目安箱が必要ではないか? 町長だけが見える目安箱を接して該当者も関係者も、同僚も一切合切報告して下さい。
部下もちゃんと立ち上がるべきです。町長がそんな目安箱を設置しないなら皆が匿名でも手紙を出すべきです。目安箱が必要ではないか?
●総務課長酒井 検討してみたい。
■上司にその様な方が居るとやる気も失せる。住民サービスも下がる。是非対応して頂きたい。

4,ハッピーパートナーについて

■@、利用状況はいかがですか A、サービスの満足度はいかがですか B,サービスの効率はいかがですか

●福祉課長猪野 答弁要旨
福祉有償運送事業である「ハッピーパートナー」につきましては、道路運送法第79条の3の規定に基づき「自家用有償運送旅客運送者」として、小鹿野町社会福祉協議会が「埼玉県秩父地区福祉有償運送市町協議会」の承認を経て、国土交通言関東陸運支局に登録申請を行い、平成19年1月18日に登録がなされました。これに基づき平成19年2月1日から小鹿野町社会福祉協議会の事業として開始されました。
1点目の利用状況につきましてでありまやが利用者につきましては、介護認定を受けている方や障害者手帳所持者等の移送制約者であって、あらかじめ小鹿野町社会福祉協議会に登録した方となり現在165人がおります。運転者につきましては2種免許取得者又は:L種免許取得者であって国の認定講習を受講修了者であれば運転者として携わることができます。
小鹿野町社会福祉協議会ではボランティア運転手として30人の方が運転者として登録していただいておりますが運転者の仕事の都合や病気等のため実際に協力していただける方は4名程度であり今後運転者の確保が課題であります。運行内容につきましては9割が通院でありその中で透析での通院の方が週3日入っておる状況です。また、利用者につきましても固定化してきておるのが現状です。
2点目のサービス満足度につきましては、事業開始後の平成19年10月から11月にかけてハッピーパートナーに対する意見をお寄せいただきました。内容を検討し改善可能なことにつきましては話し合いを行い改善をしていただきサービスの向上に努めております。
3点目のサービスの効率ですが日曜日以外はほとんど毎日利用があり効率的な運行が図られていると思われます。しかしながら、車両が2台であること、運転者はボランティア運転者でそれぞれ都合のつかない方が多く実際に協力していただける運転者が少ないのが現状でありますので、今後は、運転者の確保等行いさらに効率的に運行するよう調整を図ってまいりたいと存じます。

■アシスト秩父は会員250名。165人の登録は人口比からすれば登録多い数字か。(秩父市7万人:小鹿野14000人=5:1)
アシスト秩父では運転手6人でひと月あたり750の運行(25回/日)
運転手さんの待ちの空き時間はどうしているのか?
●福祉課長猪野 待機料金もいただく。60分を超えると大金になるので戻って頂く。

■アシストは即日即対応。ハッピーは前日対応して下さいと言っておいたがどうなりましたか?
●福祉課長猪野 一応原則1週間前から予約と言うことです。運転手の確保ができれば前日でも運行してはいる。運転手の確保が難しい。
車両が2台と言うことと運転手が少ないことがあるが検討してゆきたい。

■以前の一般質問に対しどの程度改善できたか。すなわち当日や前日の予約は受け付けているのか?その様に表明しているのか アシスト秩父は「当日利用は混み合いますので予約をどうぞ」にとどめている。

●福祉課長猪野 97件の運行 1日37件の運行。

■町職員の対応はどの程度動くのか?
●福祉課長猪野 2台の車にリフトカーもあるので登録して増やしたい。30人の職員のうち、5,6名が運転手資格を持っている。対応することができる。社協の職員ができない時は福祉課の職員が運転もする。利用者の利便性考えてやりたい。
■職員も仕事があるがお客さん対応で積極的に出ることについては町長良いですよね
●町長 言われる事はもっとも。ボランティアの運転手である。制度も変える等配慮し対応したい。

5,図書館(両神ふるさと総合会館)の運営について

■@、研修室や図書室の利用状況はいかがですか
A,利用者への対応や利便性はいかがか 
B,図書整備の休館日の日数と時期は妥当か  
C,文化施設としての理想像はいかがですか

●図書館長兼両神公民館長黒沢タケツネ 答弁要旨
 はじめに、(1)研修室や図書室の利用状況はいかがですか、についてお答えさせていただきます。
ふるさと総合会館の研修室、視聴覚室、調理実習室の利用状況は、平成19年度延べ団体数407、延べ人数4,119人、平成20年度10月末現在、延べ団体数456、延べ4,598人でございます。
図書館の館外利用登録者は個人3,302人、団体33、相互貸借72でございます。相互貸借の72は、図書資料を相互に貸借する相手の図書館の数でございます。
平成19年度の館内利用状況でございますが、学習机881人、ビデオルーム803人、資料室10人、パソコン954人でございます。
館外利用状況は、利用者数13,957人、貸し出し点数は、5 9,284点でございます。
平成20年度の10月末の館内利用状況でございますが、学習机871人、ビデオルーム1,423人、資料室30人、パソコン1,025人でございます。
館外利用状況は、利用者数7,538人、貸し出し点数3 2,938点でございます。
次に、(2)利用者への対応や利便性はいかがですか、についてお答えさせていただきます。
ふるさと総合会館の休館目は、毎年12月29目から翌年1月3日までとなっておりますので、休館日以外はご利用いただけますので、利用者への対応は、充分と考えます。
また、ふるさと総合会館の利便性でございますが、駐車場も役場が近くにありますし、保健福祉課関係の検診なども実施していただいておりますので、両神地区の皆様にとりましては、近くで受けられますし、学童保育室などをご利用の皆様には利用しやすい位置にあると思いますが、両神地区以外の皆様にはご不便をおかけしている場合もあると思っております。
次に、(3)図書整備の休館日の日数と時期は妥当でずか、についてお答えさせていただきます。
お尋ねの、図書整備は、年に2回実施する特別整理期間のことと存じます。主な業務として蔵書点検がございます。蔵書点検とは、図書館の全資料を確認する業務でございます。具体的には、一般図書・児童図書・雑誌そして視聴覚資料のビデオ・CD・DVDを一点ごとに確認し、登録している資料が揃っているかどうかを点検する作業でございます。
この間、休館することとなり、特別整理期間は7日以内となっております。今のところ7日間の日数が必要でございます。
また、その時期は妥当ですかのお尋ねにつきましてですが、本年は7月に実施いたしました。これは前年に行っていた時期でございます。年に2回の蔵書点検を実施し、資料の管理は行わなければならない事務と認識しておりますが、時期につきましては利用者のご意見を承りながら、実施して参りたいと存じます。
最後に、(4)文化施設としての理想像はいかがですかのお尋ねについてお答えさせていただきます。
文化施設としての理想像は、図書館については生涯学習の拠点となり、必要な書籍、資料等がいつでも誰でもどこでもすぐ手に入ることであると考えています。町民のニーズに合うよう今後とも研究し、必要なものを揃えたいと考えています。他の施設についても住民のニーズに合わせ利用しやすい施設にしていきたいと考えています。
以上をもちまして、7番田島議員への答弁とさせていただきます。

■色んな声が聞こえる。「両神ふるさと総合会館」について両神の施設だから小鹿野の人には貸さないと言われた覚えはないですか?
●図書館長兼両神公民館長黒沢タケツネ 図書登録者については郡内でもカードを作ってお貸ししている。会議室等は色んな団体に利用して頂いている。

■休日(終日)・平日夜間の管理人が不在。休日夜間の利用不可についての館長の個人的見解は?
●図書館長兼両神公民館長黒沢タケツネ 管理は夜間はひとりで外部にお願いしている。以前は3人だった。ひとりになっている。できる限り平日の夜間にお願いしたいとしている。土曜日日曜日は居ないので私が鍵を開けたり閉めたりしているのでできる限り平日にとお願いしている。

■貸しませんと断られた事実がある。いつから土日の夜の会議室の貸し出しをしなくなったのか。合併して両神地区の方への配慮を最大限してきた町長だと思うが、利用規約の変更を町長は認めたのか?

●町長 聴いていない。充分精査する。

■「図書館」の利用については「図書館は、生涯学習の拠点として住民の多様な学習活動の要求に応えるため、各種資料の収集、保存、提供を行い、県立図書館等との相互協力、学校図書室との連携、その他奉仕活動を展開し、町民の教養を高め、文化の向上を図ることを目的に、村民に親しまれる図書館を目指します。」とある。
 親もカードを持っていないと子どものカードが作れないと言われたが、子どもだって町民だから一人でもカードを作る権利があるのではないのか。親がカードを作っていないと中学生以下はカードを作れないと言うルールはいつからできたのか
●図書館長兼両神公民館長黒沢タケツネ 本の返却がされて無いトラブルがあった。生まれたばかりの赤ちゃんでカードをとの話もあった。子供で小さい子にはお父さんお母さんと確認ができるようにと最近しています。

■親子でカードを作る時に「親子であることを証明するもの」が必要なのか?
 そんな厳重にするべきものなのか。
●図書館長兼両神公民館長黒沢タケツネ 全く住所が違う方が来られた。お聞きすべきでないことを伺った。反省をしている。

■たとえば最悪のことが一点あったとしても人を全て疑って規制してしまう運営では困る。文化をになう場所です。人を疑ってあなたには出します出しませんでは困る。開かれた施設、子供や女性が多く訪れる場所。やさしい思いで使いやすい配慮をしてあげて下さい。人が行かなくなったら困る。
小鹿野と両神で利用時間の差もある。調整して頂きたい。変な規制はかけずに、町民の時間帯にあわせた借りやすい使いやすい施設にしていただきたい。