平成19年9月議会 一般質問と答弁

2007/9/12(水)

田島質問
 バスの改革について  今や高齢化社会の中で一人暮らし、もしくは若者が働いている中で高齢者は平日にどうしたら病院に行けるのか。自分で買い物がしたいなどをかなえられない状況が生まれている。福祉有償移送サービスでは障害者の自由がいくらか広がったとは思いますが一般の年寄りも障害者に近いほど大変な状況だと言うことを考えれば抜本的な改革が必要ではないか。合わせて財政面を考慮すれば空気を乗せて走るバスは許されない。その両方の問題を少しでもかなえる方向にする必要性が大きい。そこで@バス改革はどの様に検討されていますか。路線検討やデマンドバスについてはいかがですか。A町営バスでは高齢者料金免除があるのに対し、西武バス区間(倉尾や三田川など)の高齢者は負担が大きい。町負担で格差を是正する必要があると思うがいかがですか。

高橋まちづくり課長答弁
 小鹿野町は、昨年10月1日の道路運送法の一部改正に伴い、『小鹿野町地域公共交通会議』を本年の5月に設置いたしました。この会議は、町営バスを管理運行する上で、原則として市町村単位で設置し、町営バスにおける有償運送の運賃や料金にいたるまで、地域の実情に即した輸送サービスの実現に必要な事項を、関係者で協議して推進するものです。構成メンバーは、埼玉県、国土交通省関東運輸局埼玉支局や埼玉県県土整備事務所、秩父と小鹿野警察署、秩父市、西武観光バスなど民間事業者6名、住民代表など、合計14名の委員で構成されております。年度始めから関係者に打診し、了解をいただきましたので、第1回目の会議を8月6日に開催いたしました。
 議題は、町営バスである自家用有償運送の更新登録の件と、町営バス路線の再編計画について協議いただきました。
 小鹿野町から提出した再編計画は、第1案と第2案があり、いずれも西武秩父線の充実を図るための変更案でございます。具体的に申し上げますと、第1案は現行路線をそのまま維持する中で、ミューズパークから西武秩父駅までの間にバス停を3か所設置する計画になっております。
 第2案は、西武秩父線の現行路線を一部変更し、秩父県土整備事務所の一つ事前の信号を左折し、矢尾商店を過ぎた信号を右折し、西武秩父駅に入るものでして、第1案と同様にバス停を3か所設置する内容になっております。町としましては、第2案の実現が図れるよう、地域公共交通会議にお願いしてございます。次回の会議を9月20日に予定しておりまして、この席で承認していただく予定になっております。
 昨年から、ご質問にありますようにデマンドバスの検討や、さまざまな町営バスの運行形態等について検討してきましたが、町の基本的な考え方としまして、当面は現行の5路線を維持することを前提として、対応してまいりますのでご理解をいただきたいと存じます。
 次にAの高齢者による使用料の減免関係ですが、この根拠は町営バス設置条例の第5条に基づき、満77歳以上の町民について、寿と印刷された無料の乗車券を進呈する内容になっております。ご質問のとおり、この制度は志賀坂線ほか2路線には適用されませんので、格差が生じている現状にあります。
 現段階では、この格差をどう考えるべきか、結論がでておりません。ただ、この格差問題は、財政難を考慮したとき、昨今の無料乗車券申請者の増加等を勘案いたしますと、この条例を見直す視点も生じております。
 合併後の小鹿野町における旅客の運行体系を整理しますと、町営バスが5路線、過疎バスが3路線となっております。これに要する経費を平成18年度の決算資料等により万円単位で申し上げますと、町営バス5路線で4,621万円、過疎バス3路線で2,948万円の大きな支出となっています。バスの料金収入と県からの補助金を差し引いた町の持ち出し分を計算しますと、2,801万円になっております。
 このように、過疎バスおよび町営バスにつきましては、地域の実情を考慮する中で、今後の維持管理や方法論を含めますと、実に多くの問題と課題を抱えながら継続走行をしている実像が浮かび上がります。ご質問の指摘事項はもとより、総体的な見地から論議し、町全体として対処する問題と受け止めております。誠に申し訳ありませんが、バスの再編問題につきましては問題が大きく利用者の影響力も少なくないことから、もう少し時間をいただくなかで、議会や関係者との調整をはかって方向付けをしてまいりたいと考えています。
 以上で、この質問に対する答弁といたします。

田島再質問
 ようは町内で行き来が密になる。お年寄りに歩かせる負担がない。病院と商店の利用へのしやすさ。町の中でお年寄りが平等で低負担で動ける必要がある。なおかつ財政的な削減もしなければ行けない。と言うことです。
 今の御答弁で分かったのは、変更されるのは西武秩父線のバス停、コースの変更という第2案ということで出てきましたが、これは私も合併直後の12月の議会でバスに全路線乗りまして、その中に乗った人または運転手さんにいろんなお話を聞いた中で是非と、秩高生からすれば目の前を通っていただければ非常に便利なんだと、あそこは現西武バスが走ってない所なのでそこを走れば秩父市内の方も利用する価値があり大変いいんじゃないかと思います。ちなみに財政的な面を見るとひとつも改革されてないという判断でよろしいでしょうか。

高橋町づくり課長答弁
 確かにそういう指摘をいただいてもやむを得ない部分があるかと思いますが、元々町営バスあるいは通称過疎バスと言っておりますが、こちらの補助制度につきましては元々民間会社が黒字を目的に営業しておりまして、その後赤字に陥った路線に対して町が補助あるいは自主運行バスを導入して住民の利便性の向上を図っているとういう目的がございます。したがいまして私どもも、もちろん料金収入がどうしたら上がるかいろいろな視点で対応しておりますが、基本的にはそうした背景がございまして民間でも黒字になれない路線を継続しているという実態がございますのでこの点をご理解いただきたいと思います。

田島
 合併直後12月のことですからだいぶ前なんですけども私も伺った意見、要望などまとめたものを提出させていただきました。ここでも読み上げた部分もありますが、少し確認させていただきます。例えば西部路線を含めてですね生徒さんが使っていて無料バス定期とういうのを発行していると思いますが、これを廃止しないでいただきたいとの事だったのですがこれは大丈夫でしょうか。

高橋町づくり課長答弁
 その点につきましては特に大きな動きは聞いておりません。

田島
 その他バイパスでも走っていただきたい、一律料金にしていただきたい。これは無理だという今の御答弁の中でありました。市街区をのぞいて自由乗降区間を設けてほしい。三峰口線は西武秩父駅線とつなげ一本化したものがあったらよいというご意見がありました。ですから今のコース変更プラスこの案ではそのまま三峰口まで行って頂きたいと。これには理由がある訳なんですけども、その辺はあとでお伺いしたいと思います。同じ定期で三峰口も西武秩父駅で使えるようにしていただきたいとこれにつながるわけです。倉尾地区は落葉松峠を使って短縮した時間で行きたいと、そのコースを作っていただきたい。長若線で言えば長若線を西武秩父駅線とで料金と停留所をあわせていただきたい。これはいかがでしょうか。

高橋町づくり課長答弁
 現状では現在の長若線と西武秩父駅線につきましては重複路線もございましてこれは検討しましてけれども地元の要望等もありまして現状では従来のものとなっております。

田島
 西武行きですけどセーブオンの所を曲がって図書館へ行けば渋滞もなく秩高生には大変便利だと、今それが案として始まっているのですね。西武秩父発の夕方の便が少ないので帰りに乗れないので定期まで買って乗りたくないという事なんですが、増発という傾向は西武バスさんでやっていただいたんでしょうか。

高橋町づくり課長答弁
 実は私どもの西武秩父線の増強、増発もバス停や路線の変更も含めまして、小鹿野町の町民にとってもっとも利用しやすい方法を探究いたしました。しかし結果的にこの周辺には久那線を初め影森線、西武バスのバスダイヤと一部重複する部分がございます。ご承知のように自主運行バスにつきましては民間の営業を損なわない範囲でという道路運送法の規定もございまして、そういう束縛がございます。それで私どもは例えば小鹿野町役場から西武秩父駅までを考えた場合に町営バスは長若を経由しましてミューズパークを経て西武秩父に入っておりますが、一方で西武バスの黒字経路というのは進路は異なりますが千束峠を越えてそちらの方向に向かっております。こちら私どもの西武秩父線の充実を図れば図るほど実は西武バスさんの方の影響が少なくないという指摘もございまして、西武バスさんとも何度も交渉をしてまいりましたけれどもそういう部分で調整できなかった部分があります。したがいまして町営バスを増発をしたり充実を計りたいというふうに当初考えまして行動したんですけども、そういう制約がありましてなかなか私どもが考えている方向にはどうしても同意が得られないとうい背景がございます。

田島
 昼間は非常に少ないので一便だけでも夕方の方に移してもらえればと思ったんですけども、あくまでも民間を黒字にすると、だけど赤字なら赤字で結局自治体から補助金を出している訳ですね。赤字部分の補助金をね。だから本当は変な話なんですけどね。赤字になるから止めてくれと言っても赤字になった分を出してるんですから。本当は町民の利便性を上げるということを重点的にすればこれは通る話なんですよね。なにも差し引きそんなに違うことではないと思うんですよね。結局赤字部分を出すということですから。ですから今後からの質問に入っていきますけどもそういう事もあるんじゃないかと思います。日向大谷線で言えば少し家の前まで寄って止めていただきたいということです。これはどこの路線でも同じで高齢者はちょうど停留所と停留所の間で家がある場合はなんとか目の前を通って行くよりはそこに止まってくれると助かるなと何件もあった話です。白井差線ではですね、煤田のバス停をもう少し薬師の湯に近づけてそのまま「薬師の湯」という名前の停留所にしたらどうかというような話があったんですけどもこれはいかがでしょう。

高橋町づくり課長答弁
 各路線のバス停等のご質問につきましては旧両神でも何回も聞いております。町営バスにつきましてはご承知の通りバス条例を設けまして、これにはハッキリとバス停間の料金が定まっております。バス停につきましては今田島議員がご指摘されましたようにバス停を設けたほうがいいという話といやそうではないという話があります。両方長短あるわけなんですけどバス停がある方から説明させていただきますと、例えば不特定多数の方々がバスに乗ったときに非常に目安になってわかりやすいと、あるいは料金は一目瞭然で分かるということになります。しかしバス停を置かないということになりますとそういった目安が全部無くなってしまうということですので地域の住民にはよく分かるんですが、そうゆう町営バスの運行につきましては福祉や観光様々な方々の旅客をサービスするという観点がありまして、両方ともそうした指摘を今までの論議の中で出ておりますが、結果としてはやはりバス停を置いて分かりやすくした方がいいということに落ち着いているというこに認識しております。

田島
 今の質問のとちょっと違うんですよ。それは自由乗降についてのことだと思うんですけど。今言ったのは煤田のバス停があって、それをちょっとずらすだけで薬師の湯だよと一番の売り物にしている薬師の湯という停留所になるという指摘なんですよ。わかりやすくていい。薬師の湯まで行ってくれと、バスでね。どこで降りていいかって言ったら薬師の湯で降りるのが一番観光客だって地元の人だってわかりやすいだろうということなんですよ。それは検討されてないということなんでしょうか。

高橋まちづくり課長答弁
 それはバス停の変更ということで同じ場所であれば十分変更できると思います。

田島
 三峰口線で言えば帰りの遅いバスがほしい。いつも迎えにきてもらうことになると学生さんが言ってました。結局定期を買えない。もったいないから。片道切符で払って、帰りはどうせお母さんお父さんに迎えに来てもらうんだと、もしくは秩高生であれば西武線を帰りに乗ると、回数券だけで乗ることになるんですね。結局お得な定期が使えない。そうゆうことなんですね。それで土日の秩父鉄道の時刻にあわせてほしい、電車がついたらバスは行った後だったというような関係だと思うんですね。それもやっぱり変更も検討されてないでしょうか。

高橋まちづくり課長答弁
 私の方からは基本的には計画の方を担当させていただいてますが、運行につきましては建設課の播磨課長のほうでやっていただいております。そちらの方からの答弁があろうかと思いますのでよろしくお願いします。

播磨建設課長答弁
 お答えします。三峰口発と三峰口着があるわけなんですが町の時刻については一様土日の別時刻はありません。全部一緒にやっております。で電車については31本から33本くらい三峰口に到着しております。バスは10本発車しております。ですので電車で着くよりバスの発車時間が早いというところも何箇所かあります。それについては決まるところは全部に合わすようにはなかなかいかないんで、また3月ごろまで電車のダイヤ改善を可能な限りで検討していきたいと思います。

田島 
 33本あってバスが10本ということは3台に一回はまたなくてはいけないということは分かりました。その辺の違いが出てきているのかもしれません。まあこういう声があったということは何らかで非常に理不尽な待ち方をしてるのかなと思ったりもします。西武バス自身について要望としては坂本発、長沢発西武秩父駅行きと、どうせ西武秩父に乗るなら乗り換えなく、ようするに一回降りてしまうと料金の加算になってしまうわけなんですよね。そうでなく一本の距離でやっていただきたいというご意見があったんですが。これに関して実現は本当に得なのかそして整合性とかはどうなのか、西武に言っていただけたかどうかその辺はいかがでしょうか。

高橋まちづくり課長答弁
 坂本の路線から西武秩父までという部分とですね、あと資料には三峰関係のものがございますが、技術的にはですね、こういう長い距離のバスの運行をするということであれば一本で走らせたほうが効率もいいし利便者も利用しやすいという視点があると思います。ただですねこれは私が聞いている範囲なんですが技術的には問題ないんですけども、労働基準法に基づく乗務員の勤務時間、これは一定の時間で30分ほどの休憩を設けるという規定がありまして、ある程度路線の延長が長くなりますとそういう問題が生じてまいります。それをクリアするにはどうすればいいか。例えば運転手を二人置くとか途中で交代するとかですね。そういうことになってまいりますのである一定の長い距離を一本で走らせるためにはそういう制約があるということでございます。

田島
 じゃあ何時間ならいいのかと2時間ぐらいならバスの運転手なら続行して運転するんじゃないかと思うんですよね。ましてやここ(役場前)へ降りた時ぐらいトイレぐらいの時間作ったって別に支障ないですからね。まあそのうんぬん言ってもしょうがないですから。また西武バスさんに関しては私も色々ありますからそれ以上は言いません。ただこの2年間の中のこの要望でどうゆふうになったかなということだけ確認させていただきました。はっきり言って1〜2点だったのかなとそうゆうふうに思います。
 それではですね長久保なんですけど、かつて長久保からスクールバスに一般の乗り合わせ、混乗というんですかね、それの要望が合併前の2007年5月にあったんですね。これは要望書ですがね。長久保地区のはバスの停留所まで2km以上あり高齢者にとっては大変な距離です。また車を保有しない高齢者も多く、高齢者で運転できない状況も今後は考えられます。通学児童以外に一般住民がスクールバスに朝あるいは帰りにということ。少なくとも目の前を走っているスクールバスに混乗できる運行をお願いします。とういう要望書がでているわけなんですが。このことに関しては検討されたか、そしてスクールバスに乗ることが可能なのかどうなのかその辺はいかがでしょうか。

高橋まちづくり課長答弁
 私の知りうる範囲でお答えしますが、長久保の状況は今お話がありましたように数年前のお話ということで細かい話は聞いておりませんが基本的にはですね、逆に路線バスに学生を乗せるということは可能ですがスクールバスは料金体制はとっておりませんので、出来ると思いますがその場合には無料ということになろうかと思います。したがいましてそういう調整が行われないとこの料金とのからみがでてまいりますので、そうしたスクールバスの目的と路線バスの目的は異なるという認識でございます。

田島
 これはいたって簡単なことだと思うんですよね、ただ料金のことだけですよね、学生だって見れば小学生、中学生わかるんですから、そうゆう人はフリーでいいでしょう。おばあちゃんはごめんね、いくらよと言えばいいだけの話です。非常に簡単なことです。どうしてこういうサービスができないかなと。福井県三宝町ではすでにやってます。これは町が新たに購入したバスはスクールバスと路線バスをかね効率よく町民の生活と通学の両足を確保する形だと。スクールバスとしては学校区を重点的に走行してこの間一般客の乗降もできると、この場合の料金設定は小学、中学は無料で一般客は500円を上限として料金設定がされていると、こういったことがされてるんですよね。目の前を空気を運ぶんじゃない。乗りたい人がいるのになんでお金もとれるのに乗せられないのか。料金とるのはほんのちょっとの世話だと思うんですよ。これがどうしてできないのかと私は思うんですが町長いかがですか。

関口町長答弁
 一緒に乗せられるかどうかっていうのは教育委員会の方の見解だと思うんですけど、私になってそうゆうものを本当の意味で検討したことはございませんのでですね、これを機会に出来ることは検討したいと思います。
 
田島
 学校との兼ね合い、まあ見ず知らずの一般客が入ってきた時に学校というまとまった所にどうなんだというのがあるんでしょう。でもそれは万が一のことであってその辺は微妙なあれがありますけど私はもっと大らかにですね、乗せてもらっていいんじゃないかと思います。スクールバスについいてですけど、スクールバスは今何台合計で所有しておりますか。

浅香教育課長答弁
 スクールバスにつきましては小鹿野小学校に1台、小鹿野中学校に1台、両神小学校の方で2台、合計4台所有しております。

田島
 分かりました。あとは西武バスさんを利用ということですね。
そうやってバスが運行しているとバスは最高何人乗り、最低何人乗りというのは分かりますか。ようするに一般客を乗せたらどれぐらい余裕があるかという、資料によりますと例えば小鹿野小学校へ行くのは17人ですからそのバスが何人乗りでどのくらい余裕があるのかとそこだけお願いします。

浅香教育課長答弁
 バスにつきましては、概ね29人乗りだと認識しておりますので座席につきましては乗せることが可能であれば余裕はあるということでございます。

田島
 小鹿野中学校も13人しか乗ってない。両神中学校は2台走らせているけど18人しか乗ってない。どうゆう割り振りか分かりませんけどね。相当余裕があるわけですよね、それがどんどん中央に向かって来るわけですからそこに朝だけでもお年寄りが学校方面近くまで出てこられればこれは非常に便利ではないかと思います。とくに路線のない地区、先ほど言った長久保地区。これに乗せられたら非常に助かるということです。
 それではですね、今日の本題というかですね。町営バスを一回、全面廃止してですね、先ほどまで言っている西武秩父線これを三峰口に結んで一本だけにして現状の5路線を廃止してこの西武と三峰を一本だけを残してはどうかという提案です。街づくり課長と町長のところには資料を置いておいたんですけど。それと同時に何をするかというと小鹿野から長沢行きを短縮するように吉田を通ってますんでね、一概には廃止というのは出来ないでしょうけど廃止もしくは短縮して小鹿野坂本これも廃止これは朝夕は大きなバスで巡回して一回りさせればいい。そして昼間はデマンド、ここでデマンドがでてきます。倉尾方面へ行くのもデマンド。最終的には町営バスを一本にしてデマンドバス3〜4路線にすると、これで全部カバーしちゃおうという案です。お二方のところには資料おいてありますが、これは実線のとこだけがデマンドバスが運行するという形になります。大体3路線、色では5色で描いてありますがどこかをかね合わせれば3路線でいけるんではないかと思います。そこで私はそんなこと言っておきながら、実際に何年も前から言っていながら乗ってもみないのではしょうがないと思いまして、長野県富士見町のデマンドバス、それと埼玉県でも昨昨年から始まった騎西町、これ二つとも乗ってきました。資料をみていただければわかるんですが特に富士見町はですね、人口一万五千人、面積144kuと山間部ではあるんですが小鹿野と形態と人口がほとんど同じです。ここは以前は町内を5路線9系統のバスが運行していた。町は補助金を2000万だしていた。それでもバス会社は800万円の赤字だったそうです。この800万円を請求しなかったのが不思議なんですけどどこまで我慢してたか分からないですけどそれじゃあだめだと町も出せない民間バスも運転できないよということを言ったんでしょう。本当なら町が保障して2800万円は払わなければいけなかったんでしょうけどね。それを町は2000万で我慢してもらった赤字運行されてた。でもかなわない空気を運んでるなと揶揄され廃止を余儀なくされた。経費の効率化と小さな道にも入る小型なバスが要求されたと。それでデマンドバスを平成16年3月にデマンドシステムを導入して4月には5路線を廃止したと、現在は町からの補助金は1600万円ですんでいる。事業自体は赤字がない。まあ1600万町から払っているんで、それですんでいるという結果とすれば町から払ってるのは400万減っているし800万の民間の赤字分もなくなったということなんです。非常に効率化が図れてるわけなんです。バスは10人乗りが3台ぐるぐると電話があれば迎えに行く。時間発でね。そしてぐるぐる回る。そのシステムをよく勉強してもらえばいいんですけども、そういう形になっていると。私も一緒に乗ってみるとですね、騎西町もそこもそうですけど、もちろんお年寄りが中心ですけど非常に感触がいいんですね。買い物しても玄関の目の前でとまってくれる。荷物運ぶのも非常に楽だ。病院行こうとなればちゃんと病院の前でおろしてくれる、病院の前で拾ってくれる。こんなありがたいことはない、まれに一人で乗るということがあるんですが、まったく申し訳ないよと言いながら本当に感触がいいということなんですね。平均10日に一回は利用しているとそういう人がまんべんなく利用すると一日に120人から130人利用してるようです。お伺いしたいんですけど町営バスは一日にどれくらい乗降してますか。

播磨
 町営バスそれぞれ路線によって違いますが、日向大谷線が大体1日が20人から30人くらいですね。三峰口が日にちによって違いますが60人から70人、平井差線は50人、これは一日ですから本数によってかなり違うと思いますが40人くらい、長若線が20人くらいです。

田島
 約200人くらいですかね、富士見町は3台、当初は4台動かしていたけど都合で3台にしたんですね。ですから人数から言えば4台くらいあれば足りちゃうのかなと思います。ましてやこれは満杯じゃありませんから3台でも十分足りると思います。それで運営できてしまう。騎西町も平均2台運営してます。富士見町は3台で運営していますがどちらも約1600万ですんでいますね。それで事業自体は十分たりてるということです。それだけの経費で5路線のバスと西武線の7路線も簡単に出来るということなんですけど。私簡単な試算をしたんですけどもちろん県から国権から対策費として入ってますけども、トータルをして町の持ち出しとしては3000万から浮くんじゃないかと私の簡単な試算ですけど。現行で言えば町営バス運行費5路線6800万これは昨昨年かな、それが1300万くらいになるどろうと、ただしデマンドバスに1600万使うと差し引き西武バスも現行2300万払ってるのかな、過疎バス対策費に約2000万で遠距離通学費ってゆうので約6割から7割に減らすことが出来たとしてトータルすれば3000万からの節約ができるのではないかとゆうふうな私の試算です。試算するだけの価値はると思うんですよね。町民が便利になって空気を運ぶなんて言われなくなる。一日にたった20人しか乗らないという所もあったり、それじゃあ何十回ぐるぐる回ったって非常に寂しい思い。私も昨日の朝9時半くらいですか、西武バスとすれちがったんですけど、そう9時半くらいの西武バスさんでも、もう空っぽですよね。一人も乗ってなかった。そうゆうバスがあって本当に世間からはガソリンだけまいてるという、そうゆう状況です。是非こうゆう形でですね検討していただきたいと思います。もう少し説明する内容としてはですね料金は一律300円です。障害者の方は200円で乗れますよと、例えば商店街としてはですね、500円買ってもらうたびに一回スタンプを押してもらって5枚で一回の乗車が無料になるという事。商店街で買って下さるよううに商店街で買い物すればそこで商店の人が電話をかけてくれます。すると買い物したその足でバスが目の前に止まってくれる。商店の人も非常に助かるわけですよね。それでそこで一回の乗降分買えばいいとゆうようなサービスをしていただきたい。非常にべんりだというような感じです。問題はどこでも出てくるんですがね。さきほどの民間の赤字にしてはまずいという。これをやるとですね、タクシー、バス確かに営業の部分が減るんじゃないかとゆうことでどこでも問題あります。で営業自体は商工会がやります。バスの運行ようするに10人乗りのバスですがタクシー会社車2台持ってきてください、バス会社車2台持ってきてください。そこで運行を委託運営するんですね。ここでいえば3人ですけどその人たちの生活も運行の経費としてだせるんですよと。その1600万の中でね。そういった形で出来ますんでね、要するに民間が協力してやるデマンドバスなんですね。だから町は約1600万のお金を出すだけ。全国にしてもだいたい1600万くらいなんですよね、2,3台動かしていて、その辺の按配はあれですけども、そうゆうことができるということです。騎西町はですね、最近は小学生も乗せてほしいということで100円という設定をつけました。ですから運転手は楽なんですね、どっからどこをのぼろうが大人は300円、小学生は100円、学生は200円ということになったんですね。ですから学生でも乗れるということでそうゆう利便を図っています。非常に右肩上がりで利用客が増えてるんですね、こうゆうご時世で増えてるという形でやっております。ちなみにオペレーターさん。要するに電話を受けて手配する。それはみんなNTT Docomoさんの携帯を通じて電波が送られバスに送られるわけです。どこで何時に乗るというデータがみんな目の前にでてきます。そういったものが午前中は二人、午前中はやっぱり忙しいみたいですね。病院へ行くというのが集中すると。午後は一人で足りるとどちらの町もそうです。たった三人でやってるんですよということです。騎西町では男の方がやっておりました。富士見町では女の方が3人ちょうど入れ替わりだったので三人にお会いすることができたんですけどね。いたって淡々としておりまして、電話が入るとパソコンにすでに登録された番号であれば誰々さんから電話がきてると分かる。すると名前も聞かずにどこへ行くのかを聞くんですね。すると病院までと言われそれて、もう「分かりました」とそれでいいんですね。するともう送信されてもう何時発のバスは誰さんと誰さんを乗せて病院へ行く、もしくは商店へ行くとコースを設定するわけです。ですから効率的なわけです。乗る人がいなければ奥まで行く必要はない、回る必要もない、ガソリンも少ないし運転手さんの手間も要らないという形なんですね。それでですね、ここでデマンドバスを説明させていただきましたけども、そういうものですので非常に有効なものです。是非検討されたらどうかなと思います。ちなみに日本で初めてデマンドバスを実行した小高町ですね。シンポジウムが11月1日にあるそうです。これは私も時間の都合がつけば先進交通機関ということであるので見てみたいと思うんですけどもね。そういったことも様子を見てみる必要があるんじゃないかなということで情報を流しておきます。11月1日にそういったシンポジウムがあるそうです。実際にのって試乗もできるようです。ということで説明しましたデマンドバスについてひとこと、町長お願いします。

関口町長答弁
 非常に明快に言ってもらって参考になりますけど実はバスについて私もやはり全面的な改良、改正を検討するように言ったんですけどね、現実にはなかなかそれはできないんですね。極端な話がようするにどこか廃止しようと思うとこれは困るということがあったりですね
ですからそのデマンドバスが簡単に運行できないという私の方は報告を受けてるわけなんですよ。確かに話を聞きます非常にうまく運行しているよと私たちは勉強不足なのかなと思いはしてるんですけど。ただ今の料金体系というのはけしてそんなようにはならないと思うんですけどね。町民が便利になるなら小鹿野町でもですね5路線で1600万円の負担を町の持ち出しはしてるんです。そのことを考えますと、料金的には西武バスまで入れれば別ですけどね、町営バスの運行しているのが年間1600万円出しているのが現状でなかなか1路線変更でも非常に難しいとだけは今私は認識してですね。だからこうゆうものは難しいものだなというような思いでございますが。本当私もおっしゃったように全部廃止あるいは連結してですね、単純化するあるいは便利になるような方法はないかなと思いはいつも持っているんですけども担当課のほうに言わせると非常に難しいということなんでここでも答弁させていただければ答弁したいと思います。

田島
 運行費はいかがなんですか。どの程度なんですか。

播磨建設課長
 決算費につきましてはスクールバスの運転手の費用もはいってますので全部が決算費で出ます。町営バスとスクールバスの人件費も入ってますのでそれを引きますので町の持ち出しが1595万9千円、5路線の収入が1249万2千円、損失が4621万千円ですのでバスのマイナスが3371万9千円、県補助金が1776万ありますので町費としては1595万9千円が町から出てるという計算です。

田島
 私の試算の方ではもう少し掛かっているんじゃないかなと思ってるんですけどね。これもう少し後で確認させてもらいます。少なくとも空気を運んでいるような形ではなく利用したい人が利用できるんです。デマンドバスの形にすると。ハッキリ言ってですね、私の近所のおばあちゃんに聞いたんです。病院は利用してるんですかと。ようするにそのお宅には車がないし、おばあちゃん一人といっていいでしょう。病院は利用してないんですと。具合が悪ければつれてっていくけども、どうして?奈倉でも小鹿野町と皆野町間のバスしかないです。そのバス停からいえばおばあちゃんにとってはえらい距離がある。ましてや時間があの路線にはそんなにないですし、とても行けないと。だから利便がよさそうな下小鹿野ですら乗れないでいるんですね。ですからそういうとこから考えるとですね、もちろん身障者でないですから福祉有償というわけにもいかないでしょうし。ですからそういったことを全部含めてやっていただきたいと思います。
 一律料金についてお伺いしたいと思います。バスの視察を合併後にやったときに料金機がたびたび壊れるんですよというお話を聞きました。壊れると部品をとっかえながら運転手さん含め整備士さんがちょっとやって直すこともあると。ところが直らないで呼ぶとそれだけで10万もかかってしまうという状況。ならばもう一律にしてプラス、マイナスちょうどいいところにしちゃって一律にしちゃえば分かりがいいじゃないですか。機械なんかいらない。ただコツンコツンと入れるだけですみます。一律料金にしてもらえば遠い人近い人も差がなくなってくるんですよね。距離制は確かに遠いところに行くなら話しは別ですけども町内行くなら平等にやってもらいたいと私は思います。ですからデマンドなら一律があるんですけど、一律化に関しましてなにか調節しながら一律化にできないですか。その辺はどうでしょうか。

高橋まちづくり課長答弁
 ちょっと確認をさせていただきたいんですが基本的に私どもも色んな視点で検討させていただいておりますが、その町営バスの目的としまして路線バス形式をとっております。今田島議員かご指摘をいただきました。このデマンドバスにつきましては私どもも多角的に検討させていただいたんですが問題がですね。例えば騎西町なんかの場合には商店街のお客さんを増やすためにデマンドバスを導入するといういきさつから始まっておりまして。そして現在ですね走行状況を聞いてみますと騎西町以外のところにいけるのはですね。隣の加須市の稲穂の湯という福祉的な利用しかされてないんですね。したがいまして当然デマンドバスというのは先ほど議員さんからもお話がありましたように、騎西町はデマンドバスの条例を持っておりませんし、商工会が事業主体ですからそうゆう形で目的が異なるという視点があります。それで基本的なスタンスが違うということをご理解願います。料金一律につきましてはその運行目的によって違うんであろうと思っていおりますが、路線バスを路線バスとして維持、運営するにはやはり今の町営バスの現行条例にしたがってやるしか考え方としてはないのかなと思っております。それを福祉やそうしたほかの問題に全部廃止をして転換をするということであれば可能なのかなと思いますがそうゆう制約がこの点にありますので今後は私どもも研究、整理をさせていただきたいと思います。

田島
 たまたま今騎西町の話が出たんであれなんですけども。自治体が運営すると条例は条例でそのたびに議会にかけて面倒なんですね。ところが騎西町は商工会でやらしたから、例えば小学生の料金ぐらい作ってほしいといったらすぐできる。あっそうかそうゆう声があるんじゃあそうしようよ。すぐに変えられる。朝だけは10人乗りでぐるぐる回って学生を乗せる、昼間は8時以降はまあそういったところへ行ったりきたりしながら動かすという形なんですけども。夕方も巡回やってたけども夕方は全然乗らないよと、それよりやっぱり夕方もデマンドだけでいいんだよと。廃止しましょうと、すぐできちゃう。そうやって町がやるんじゃなくて商工会にやらして民間にやらしたからそうゆうのが簡単に対応できる。利便性に即対応できるそうゆうことなんですよね。だから商店街の皆さんがやりたいと言ったらそれはそれでいいんですよ。目的は病院行きたいと言ったら病院までいくんですから。別に町外に行く必要はないけども騎西町の方は特別加須駅までですね。加須駅のところまでは行きますよとは言ってるんですけどね。ですからそうゆう形でなってます。
 一律ですね遠い方がみんな高い金をだしてしまうというところで、次の77歳以上の免除者にかかわってくるんですがね。これは免除者との格差とはどのぐらいと見てますか。使えない方とようするに路線が走ってるとこと走ってないところで77歳以上あるなし格差はどのぐらいできると思いますか。どうですか。

高橋まちづくり課長答弁
 現在の高齢者の優待券の発行状況を申し上げたいと思いますが昭和の50年からずっと累計数字になっておりまして現在709人の77歳以上の高齢者に対しましてこの高齢者優待券が発行されています。なくなった方もいらっしゃいますのでそのうち現在有効に活用されている優待券は423人というふうに聞いております。平成17年の10月1日に小鹿野町と両神村が合併しておりますが平成17年の10月1日から今年の平成19年の8月末までの集計をみますと小鹿野地区が138名ということで増加しております。両神地区も39名ございまして、この一年間半ちょっとで177人の方に新たに高齢者優待券を発行しております。こうゆう状況がございます。もちろんこれは77歳以上の高齢者がバスを利用する場合にはすべて無料ということになっておりますのであくまでもこれは丸寿という乗車券に表されておりますように年を召された高齢者に対して町として優遇措置を講じたいということでございますのでこの方からこれはもちろん無料になりますので、当初両神地区の小さいエリアではあんまり大きな数字ではなかったんですが最初の答弁で申し上げたようにその格差を論ずるということがこれからもあるとすればかなり大きな数字になっているという実態がございます。ちょっと金額的な請求はしておりませんがそのような実態をお伝え申し上げましてお答えとさせていただきます。

田島
 これは町民一律で利用できなくてはいけないんではないかと思います。ご意見上でね。両神地区だったら確かにありがたい。しかし、明らかに目の前を町営バスが走っていない地域、この人はなんの意味もないわけですよね。長沢から役場までだと510円、往復だと1020円。病院に行くにしても1020円掛かる人とかからない人がいる。同じく坂本から役場までは500円、往復で1000円です。まあそうゆう長距離で考えればそれが10日に一回、乗って一ヶ月3000円、年3万6000円ですか、そのくらいの差がハッキリ言えばでますよね。一番最初の御答弁で財政的にも見直しも必要なのかというようなことがあったんですけど、もしするなら西武バスさんにも払いながらそうゆうようにお年寄りが乗れるようにするとか、もしくは止しちゃうとか、なんかこう一律になるような形を配慮しないと格差がどんどん拡がってしまいます。「使える人とはいいよなあ」でそんな形でいつまでも精神的に残したままでいいのか私は疑問があるんですよ。ですから西武バスさんに補助してもその人たちを乗せられるようなパスをつくるのかチケットでもいい使ったたびに町に請求してもらえばいいんだから。そうでなくてもそれが大変ならばよしにして別の方法を考えるとかなんか、そういったシステムを考えなくてはいけないんではないですかね。町長いかがですか。

関口町長答弁
 今私も倉尾とかねそういう地区の話も言われてますけどね。いずれにしても民間のバスとの関係でありますんでね。どう調整できるかということとですね。町内にくれば無料にできますんでね。小鹿野へ来て両神に行くような時には出来るんだという話はしてるんですがね。確かに言われることはごもっともだというふうには思ってるんです。なおですねご存知のようにハッピーパートナーですね。あのバスが身体障害者あるいは介護認定者ということに当初運行してるわけですけど、だんだん利用者も増えてまいりましてその他という項目があるんですよ。その他のところをもうすこし広げられないかということで例えば少し足の悪い人とかね、そういうよなんで私はそれをもう少し充実させることで町民の足っていうのはよりよい利用価値がでてくるんじゃなかろうかと思いまして。そこは福祉有償バスということなんで限界があるかと思うんですが出来るだけ広げていきたいという思いで今取り掛かってるところであります。

田島
 ハッピーパートナーさんの料金はどういう体系になっているのかを教えてください。

猪野保健福祉課長答弁
 10km未満が500円、10kmから30km未満が1000円以降は10kmごとに500円加算というふうな形でございます。それを待機料金の関係も絡んでくるんですけども待機料金につきましては10分に200円というふうな料金の設定になっています。

田島
 10kmをこえると1000円ということがあって、障害者のみなさんもこれはこれで大変なんですけどもね。この辺の数字の格差があったり、調節がどうできるかなということはお任せするとして、是非少しでもこの格差を縮めていただきたいというふにお願いをしてですね。バスについては大体こんなところでおしまいにしたいと思います。私としてはデマンドバスを非常に有効な交通手段かと思いますので検討していただければなと思います。

 次の質問です。地デジ対応テレビやワンセグだとか地上波デジタルの波が押し寄せてきている。携帯のワンセグ対応と言っても小鹿野ではほとんど使えない。数年は我慢しても2011年まで4年もあってそんなに待たされるのかと心配になる。Bフレッツの中居君がやっているCMの宣伝もよくやっているが高速通信も光電話も使えない現状です。企業誘致やSOHOや自宅で通信機能を利用しての仕事には光が必要です。その格差を無くすにはどうするか。昨年の6月に次ぐ質問です。
情報格差の是正について
@地デジ対策はどこまで検討されているのか。NHKや国が補助できない共同受信組合については一定額以上は町が負担する必要があるのではないですか。
ANTTのBフレッツの申し込み状況と対策はいかがですか。また、町負担でのIRU(町で光ケーブルをひいてNTTが維持管理Bフレッツ提供)方式の光ケーブルの設置、高速通信の実現について。 


関口町長答弁
 田島しょうせん議員の情報格差の是正についてということで、地上デジタル対策がどうゆうふうになっているかという経過報告だけ先に申し上げてご理解賜りたいと思います。小鹿野町の現状なんですけどもやはり平成23年度で地上デジタル化ということで非常に住民が不安をもっている人が多いかと思っているわけです。そうゆう中で色々調査している状況でございますけども。小鹿野町には三つのケースがあるわけです。一つはNHK協調といってNHKが今まで共同アンテナをしてるNHK協調というのがあるわけです。他にですね東京電力が電波障害が起こるということで設置している三田川、倉尾、両神の一部とか東電のものがあります。もう一つはまったく自主的にやっている人たちで議員さんも懸念されているような部分があるような人たちです。NHK協調につきましてはようするにNHKが民間との負担、今までと同じような形で利用者との負担割合をどうするかということはありますけど、ようするにNHKがそれを自主的に見られるように23年度まではするということでですね。来年度ぐらいからは実際にその部分につきましては工事を次々にやっていくということで。まだ負担割合というそうゆうものは決めてません。というのも総務省とかそうゆうようなところがまだハッキリしておりませんのでそういったことがあります。問題は東電でありますけど、これは民間でありますので県も実際には民間に対するですね、東京電力に対する要望とかそうゆうことは出来ないんですね。私たちはそうは思ってないんですけど。そしたらどうしたらよいかとなると自治体そのものが小鹿野町なら小鹿野町自身が東電にかけわって交渉する以外にはないだろうということで議長と8月の末ですねまた東京電力の熊谷の支社長というまあこの辺では最高責任者ということになります。それに要望書を持ってですね参ったわけです。東電側の意向としてはまだ東京電力自身というものは色々と障害がおこらないんで今までとおなじ形では説明できない部分があるか、いずれにしてもなんとか東京電力と地域の人がいろいろな面で共同作業あるいは協力してきた関係もありますんでなんとか今の施設を使えるような形で検討しようじゃないかということですね。近々スケジュールを立ててですね、検討会を開いてなんとか利用できる今度は負担このくらいにしてくださいよと色々あると思うんですよ。今までとは違いますけどもやるということで話し合いをさせてもらいました。結局東京電力自身も総務省と関わってですね実際こうゆう山間ばかりではないらしいんですね。この新幹線の通っている所だとか、ビルのところがいっぱい都会にもあってそうとうの数が全国的にあるんだそうです。ですからそういうところを含めて総務省との掛け合いをこれから一生懸命やるんだということで。そうすると補助金がいくら出るとかあるいはみなさんにはどれくらい負担してもらおうとかいうふうな話ができますん。いずれにしても簡単に今度は関係ないから取ってしまおうということじゃないようにと、私たちもお願いしてきて東京電力もそれにつきましての前向きな回答をいただいているということです。で、3番目の議員さんがおっしゃいてるようなそんなものに関係ない自主的にやっているところがあるんですね。これはまあ私も非常に大変なところだろうということで非常にお金がかかるところでは、やはり補助もすべきだというのが議員さんの考え方だと思うんですけど私もそれにはやっぱり大きなお金が掛かる場合にはやはり個人負担というのは難しいだろうというふうな思いをしてるわけです。しかしこれを今度はあの岩手県知事増田さんが総務大臣に就任されまして前から言われてたんですけどはっきりとそういうことをね地域の格差があるんだとテレビが見られないような地域があってはならないんだというような話をされる中で新聞記事にも出たと思いますけど。ようするに総務省としても23年度までには全国みられるような支度をしてもらいたいとそのために500億円かなんかを今年度予算に要求しているんだというふうな話もされておりました。それでいくつか倉尾か両神にですね携帯電話の鉄塔を建てる時の説明会の中でもさせていただいたんですけども、もう少し国の様子がハッキリするまで待ってもらいたいというふうな形でおります。ただ小鹿野町としては23年度までは見られるようなことはなんとしてもやらなきゃならないというのが私の基本的な考えでございます。もう少し時間をいただければ負担問題とかそうゆうのが明確になってくるんではなかろうかというように思いますんで経過を報告させていただきます。

高橋まちづくり課長答弁
 続きまして、2点目の質問は、情報格差の是正について1と2の2点がありますが、順にお答えいたします。
 まず、1点目のテレビ放送における地上デジタル化に伴う、一部の共同受信組合の格差問題についてお答えいたします。
 テレビ放送の地上波デジタル放送対策につきましては、美の山にある秩父中継局・大明神山に設置された小鹿野中継局から、個別に直接受信する方法と、共聴施設により共同受信する方法があります。
 NHKなど共聴施設の地上波デジタル放送対策の改修等につきましては、国庫補助制度がありますが、東京電力共聴施設や国への届け出をしていない共聴施設および個別受信で地形難視聴の場合につきましては、補助制度がない状況です。
 これらの受信対策につきましては、現在のところ国で対応を検討している最中ですので、その動向を見守りながら、テレビ放送における難視聴の改善に向け努力していきたいと考えております。
 次に、A点目のBフレッツにおける高速通信の整備関係についてお答えいたします。
 Bフレッツの仮申し込みにつきましては、全戸に資料の配布を行い、7月から8月の2か月ほど、申し込み受付を実施しました。
 8月末日集計の仮申込数は、次のような結果になっております。
・小鹿野局251回線、・両神局85回線、・河原沢局26回線、・上吉田局14回線の合計376回線という結果でした。
 NTTのサービス開始の検討は、加入回線数の20から25%の加入が必要であるとされております。NTTとも相談し、今後さらに追加募集を行い、早期にサービスが開始できるよう努力してまいりたいと考えております。
 なお、サービス開殆に伴う施設整備につきましては、小鹿野局はNTTによる整備を前提としております。両神局。河原沢局・上吉田局につきましては、光ファイバー幹線網を小鹿野町が整備し、NTTとIRU契約を結び、貸し出す方法で考えております。
 以上で、田島議員における一般質問の答弁とさせていただきます。

田島
 再質問の前に先ほどのデマンドバスに対し町が1600万円事業主に出していたと言いましたが、その1600万に対し国県が補助をしているということです。富士見町の職員に聴きましたらその8割が交付税措置されているので町の持ち出しは少ないのだと言っておりましたのでご確認下さればと思います。上からも来るので至って経費削減になると言うことです。
 さて、NHKの地デジ対策ですが、大きな組合は400軒もあるのですがわずか数軒2軒とか10軒とかの組合もある。非常に格差があるなぁと思います。受信するには同じ機械を入れるんですね。と言うことは経費をその人数でまかなわなければならないと言うことですよね。小さい組合だから小さい機械というわけにはいかないのですね。増幅する機械は皆同じだと理解すればいいのです。だから格差が生じてきてしまうと。デジタルにするためのNHK分ははNHKでやってくれるが民法分は100から130万はかかる。これが各組合に課せられる数字です。議長の代わりに言えば議長の入っている組合はわずか20数人の中で配線から架線も直さなければ行けない。4〜500万からそれ以上はかかるという数字。1人20万以上はかかるのじゃないかと想像はできる。とんでもないと言うことなんですね。先ほど町長も言っていただきましたが最後で個人負担が高負担にならないように、配慮したいと。できれば数字的に明らかにいくら以上は補助すると言っていただければいいのですがいかがでしょうか。総務大臣も地方からの知事になって地方の声を聴いてくれると、国民にテレビが見られない状況は造らないと言ってくれたそうです。微妙な駆け引きでどこまで指をくわえて待っていたらよいか。どうでしょう町長、いくらまで以上は町民に負担をかけないと明言しておいてもらった方が良いと思うのですが。ゼロの人もいれば20万の人も居るでは、いったいテレビ見るのにいくらかかるんだと。テレビだって受信機など、どうせ替える必要も出てくる場合がある。いかがですか?

関口町長答弁
 地デジに関しては町村会でもすでに国に要望を出しております。いずれにしても結果を待ちたいと思いますけど、個人負担が以上に大きくなるのは私は疑問であると思います。県から国に出している要望の中にはNHK共聴と自主運営と二つを出しています。東京電力の民間のは出してないんですね。ですから東電とは私たちが直接交渉しなけりゃならないなぁと成ったんです。必ず23年の時には全戸で見られる形にはします。ここでいくらまでをと言えればいいのでしょうが、いま少しお待ち下さるようお願い致します。

田島
 町長のお言葉を信じ、総務省大臣がいつ代わっちゃうか分からないですけどねぇ。できれば地方出身の大臣がいつずけてくれれば非常に助かるのですけど。町長がおっしゃるのですから数字でなくても信じておきたいと思います。
テレビについてはその程度であれなんですが。光通信ですが、仮申し込みの状況を聞くと75局でもすぐハイやりますよという数字ではないなぁと感じます。この辺の感触はどんなもんでしょうか?

高橋まちづくり課長答弁
 お答え申します。先ほど出させていただいた数字につきましては私ども力不足を感じておりまして、実は75局の小鹿野局でADSLでインターネットをしている方の中には「今の状況でも充分使える」との言葉が返ってきております。しあkし、Bフレッツにすれば格段のスピードが出ますとかは通常のお知らせ程度では、チラシ程度ではご理解いただけないんだなぁと感じております。したがいましてなんとしても、2時募集の期間を設定致しまして、11月末まで募集を延長致しまして仮申込数を受け付けて行きたいとNTTさんとも相談をさせていただいております。方法論ですが今月の28日の日に高速大容量の協議会を召集してございますので、先ほどの報告をさせていただき、8月末までの状況をご理解いただきまして人海作戦で組織化を図りながら募集をかける方向かと考えております。11月末までは予定数量を確保する覚悟で参りますのでご理解いただきたいと思います。なお、この場をお借りして75局にお住まいの議員さんにはお礼を申し上げたいと思います。

田島
 この事に関して言えばこの形で再度やっていただければと思います。
上吉田収容の78局ですが、この間の台風のあとで倉尾に行き言われたのですが「こっちは吉田局だからのけ者にされているんじゃないか?」と。どうゆう風な話になっているのかと聞かれました。ちゃんと募集はかけているんでと話しました。78局はこれは秩父市さんとどの様な話がされているのか伺います。

高橋まちづくり課長答弁
 78局は上吉田局。塚越に交換局がございますので編成区域としては秩父市に入っております。秩父市ではこの地域でのBフレッツの導入はないと承っております。その中でNTTもこの地域での申し込みを25%としたのにはその辺のことがあるのかと思います。上吉田局を決して度外視しているわけではありませんが交換局が秩父市にあると言うことでちょっと異なっていると言うことを申し上げておきます。

田島
 もしこれIRU方式でやるなら光ケーブルも先ほどのバスと同じで落葉松峠を通って引っ張って小鹿野局に収容すればいいんじゃないかと単純に思うんですが。こういったことでも小鹿野の中の地方がさらに負担をしいられ格差が出てしまうと言うこと。後れをとらないようにしてくれればと思います。
 全体を通してですね、町がどっちみちケーブルをひくなら全部光ケーブルをひい他方が良いのではと感じます。台風のあとで倉尾でこれも伺った話ですが防災放送「なんだかんだと聞こえないねぇ」と山にこだましてはっきり聞こえないと言うんです。まして風が吹いて雨が降っている時にはなおさら聞こえない。合併前から言っていることなんです。実際に雨の日に太田の防災放送を車の中で聴こうとしたのですけど、やっぱい雨降っている時には聞こえないなぁと思いました。ましてや最近のサッシ窓では聞こえないと言うことなんです。今ではここまで防災放送ができちゃっているし、不平不満を言ってもしょうがないですが、さらに言えば毎戸にケーブルで受信機を付けていただければ、光通信(インターネット)もできたし、テレビも光ケーブルを通じればデジタルが見えたし、全部できたのにと思います。しかし今更色々に掛けた上でこれ以上掛けるわけにはいかないでしょうから、最後に残ったBフレッツをIRU方式、これは人数に対して高いものになるとは思うんですが、いくらかかって、その妥当性というのはどの様なものですか?(→高速通信網協議会でさらなる討議

高橋まちづくり課長答弁
 試算では、IRUの概算整備費用ですが、河原沢局で8000万円。両神局で2億円、上吉田局で1億2000万と見ております。仮に町がIRU方式でBフレッツを導入しまして、その性能がどのくらいの範囲に及ぶのかと言いますと、おおむね起点から10qぐらいと聞いております。上吉田では森戸までかなと聞いておりますし、76局79局につきまして、たとえば薄地区は井出原ぐらいまで、小森地区は滝前までぐらいまでかと試算されます。今の数字はあくまでも概算でございますが、NTTと相談しながらその方向を探っているといった状況です。

田島
 最後になりましたが、バスの問題も情報網の問題も末端がそういった状況ですので、こういった数字でもこういう地域にも若者がいて要望がある。山(困難)もありますが是非、小鹿野の中ではどの地域でも皆が平等に暮らせているという感触を持たせていただきたい。お願いをしまして終わらせていただきます。(以上90分)

田島しょうせんの議会報告