請願書

秩父郡小鹿野町奈倉を中心にした地域からのからの請願の内容です。

以下の請願が270名の署名とともに、代表奈倉区長にて提出されました。
『川を清流にもどし維持を求める』請願書

請願の要旨
 大字長留字上原581番地他33筆に、3年間にわたり約4万5千台の大型トラックによる搬入で26万立米以上の公共残土の理立てが予定されている問題で、付近及び下流の住民等はたいへん懸念しております。
 奈倉では、平素より赤平川の水の浄化を願っております。平成13年4月7日の奈倉地区総会においても、この埋め土については反対の決議がなされました。
 過去には砂利洗浄業者の洗浄汚泥がひどく、下流では清流魚も激減し「長若の川を守る会」「赤平川を守る会」の人々は、赤平川の水質検査を行い、昭和56年9月9日県知事への直接上申等もしました。さらには、同業者申請の産業廃棄物処理事業計画についても昭和63年5月に事業許可反対の請願書と陳情書を町に提出し、計画を未然に防ぎました。
 平成6年12月に閣議決定された「環境基本計画」により、県では、「環境優先・生活重視」を基本理念とした「埼玉県5カ年計画」を策定し、「清流保全対策の推進」が重点施策として位置づけられました。そして赤平川清流保全対策推進連絡協議会が平成9年3月に発行した『赤平川清流保全計画』の元、小鹿野町と住民は赤平川の清流化を目指し、その事業に協力してきました。にもかかわらず、現況では上流の砂利洗浄業者による砂利洗浄汚泥流出による汚染が一向に止まらず、違法に河川を渡り、山となった産業廃棄物を放置し続けている状況です。その隣地に計画書にあるような埋立てが実施されれば、赤平川の水質汚染がさらに増すばかりでなく、環境悪化・交通公害等予想されます。
地権者も砂利洗浄業者へ貸した土地の管理すらできていない点は安全・責任において信用に値しないものである。
 太古よりの自然と美観をそこなうことは許せないということだけでなく、昔の赤平川のように、清流をとりもどし子孫代々にわたって自然を守り育てるためにも、私たちは、この長留地内の埋め土計画に対して反対し、住民の署名を添え、次のことを申し入れます。

請願項目

この業者による大字長留字上原581番地他33筆の土砂等による土地の埋め立て事業に対しては許可をしないでほしい。
、ようばけ近辺の赤平川をヘドロの無い綺麗な川にもどすためにも砂利洗浄業者への指導を徹底してください。
、今後、赤平川等の環境汚染が起こらないように条例設置や規制強化をしてください。

この請願についての議会審議、委員会付託・閉会中の継続審議。(13.6.21)

この請願についての文化厚生委員会審議内容

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請願項目の1の埋め土申請に対する町側の不許可にたいし、業者が訴訟を起こしておりましたが、町は勝訴しましたのでご報告致します。→■