15号

2005(平成17年)7月31日発行折り込み

1年とはいえ、この任期は大変重要な両神との合併をまとめる責務を負っての任期です。私は住民投票というもっとも尊重されるべき判断に対し、よりよき合併となるように努めてきましたが、残りの任期2ヶ月も大切に費やして行きたいと考えます。特に両神村の皆さんには不安を与えるのではなく、夢が描けるものにしたいとの思いです。
 私は定期的な広報活動と共にお金や縁故だけで動く政治を拒否し、是々非々での判断で、あくまでも住民の皆さんの生活を重視した政策行動を実行してゆきます。

 議 会 報 告 
○広域市町村圏組合の規約改正議案は全員賛成で可決 「りんく」の14号と、号外の通り、今後も安心して広域サービスが受けられます。3月の議案を修正し妥協点も見つかり小鹿野町の意見も正当に守られました。【恐怖や不安をあおぎ、だから俺の言うことを聞けとの大衆の扇動を目的とした情報操作が未だにありますが、気をつけて下さい。】

☆一般質問登壇
■町長の合併への姿勢を問う
質問 平成16年3月21日合併を問う住民投票が実施され、その結果、投票率72%の中で「両神との合併」が3689票の過半数を大きく超えまる重い住民の判断が下されました。その後、小鹿野両神の調印式も済んで県への申請をした後での3月27日の大滝の閉村式。福島町長の挨拶があった。「大滝は秩父市と合併できてうらやましい。うらやましい」この発言は両神の皆さんに不安を与え心配をさせている。そうとは思わないんですか町長。
町長答弁 議員は議員の考えがあるでしょう。財政的に考えれば、私は私の考えがございます。
質問 同日は奈倉ではお祭り。町長はなおらいの席での挨拶で「住民投票で両神との合併になりましたけれど本来なら町長を辞めるべきかと思ったが、あんな人たちに合併を任せておけないから一生懸命やっております」と、そのように発言。これは投票したすべての人に対して尊重どころかあんな人たちと、ばかにしているような発言です。その言葉に関して町長は反省する点はないですか。
町長答弁 あういう人達という意味でとられたかどうか知れません。皆さん方のとりようでどういうふうに取ってもらってもそれは結構です。
−−−辞めるべきと思った町長に積極的な町づくりはできません。投げやりな答弁には未来が見えません−−−

質問 小鹿野両神の合併調印式で上田知事は「ただ大きくなればいいというものではない10年20年後を見据えて自立した、しっかりとしたまちづくりが出来るのならば小さくてもいい」と、「全力で支援する」と、挨拶をした。町長の『直ぐ秩父市の方に行きますよ』というのは、これは明らかに知事の言葉に対して裏切っている考え。上田知事の言葉に関して福島町長はどのように受け止めますか。
町長答弁 知事が何を言おうと、今の県の姿勢というのは、なかなかそういうふうにはなってないと、そういうふうに思ってます。

■広域問題
質問 当初はみなし期間の説明もせず、広域がだめになってしまうと言うばかり。広域組合が壊れるという根拠は何だったんですか。
町長答弁 普通の時だったらそういう状態だということ。危機感あるわけですよ。
質問 町長は郡部が不利益にならないようにどの程度、意見を伝えたのですか。
町長答弁 郡部も当然ですけれども私たちの所は両神と合併するわけですから、消防費のことだってそのプラスも考えなければいけない。
質問 消防費として負担金を出す。この金額に関してこれは交付税の中で合併した後も両神と小鹿野の分は算定されて来るものですか。出す分は来ているということですね。
担当答弁 出す分が来ているかと言うことが合併算定替えを使えばそういうことでございます。
質問 火葬場の葬祭場は民間がどんどんできている状況。秩父市計画の規模(23億)に関して町長はどんなお考えですか。
町長答弁 それは14年の時に、民間の斎場がなかった時に私たちが計画した訳ですよ。あれをそっくりやろうとしているわけではないですよ、秩父も。
広域の小さな町村も不利益の無いように尊厳を持って行動し、
調和を取って仲良くやっていただきたいものです。
斎場についても民間を圧迫しないように、強く要望しました。

■山間地での考慮
質問 高齢化で昔ながらの集落単位や隣組でこなしていた生活維持に必要な共同作業がむずかしくなってきております。両神においても同様の地域が広がっております。高齢者世帯が主な山間地区への除雪機の配備等の雪対策は重要です。いかがでしょうか。
担当答弁 今後は建設業者の選定や道路に対する重機の問題等よく研究し、除雪路線の見直しも考えて行く必要があると思われます。除雪機の配備等については、機械の能力、操作の事、どのくらい予算が必要か等は研究する必要があると思われます。
質問 バス路線のない地区での移動手段への対策はされていますか。
担当答弁 このほど国の特区制度の中で実施されていた「要介護者、障害者等の単独での公共交通機関の利用が困難な移動制約者に対する福祉有償運送」制度が全国展開される運びとなりました。小鹿野町でも福祉有償運送等の事業を18年度中に立ち上げ、交通弱者である移動制約者等の移動手段の確保を図るべく検討中です。要トンネルの視察
質問 倉尾地区の道路の整備と、要トンネルの進捗状況をうかがいます。
担当答弁 県道藤倉吉田線の改良工事の進捗状況につきましては、計画延長6,950mに対し改良率52%です。秩父県土木整備事務所も地元要望は把握しており、今後も予算確保等は努力したいとのこと。藤倉吉田線の要トンネルを含めた改良は、倉尾地域の生活向上や活性化を図る上で重要な路線であると認識しておりますので、早期実現に向けて町も尽力したいと考えております。

■介護福祉の官民連携
質問 今期総合保健福祉計画の中で民間活力の導入とその連携についてはどのように実施されて行くのかをうかがいます。
担当答弁 介護保険制度も発足後5年余り経過し、町内の高齢者によりよい介護サービスを提供するためにも、民間事業者と連携を密にしてゆく必要があると考えております。
 また、今回の制度改正では「地域包括支援センター」の設置も義務づけられ、両神村との合併により町内の民間事業者の数も拡大しますので、民間との連携の必要性は更に高まるものと思います。民間事業者も含めた地域ケア会議を開催し、情報交換や連絡調整を行う中で、民間事業者にも地域包括ケアシステムの一翼を担っていただく方向でまとめて参りたいと存じます。

■教育環境
質問 財政削減の中で教育分野からの予算削減は父兄に負担が増えたり、子ども達から豊かな教育を受ける機会が減ってきてはいませんか。
教育長答弁 国や県の施策の中で、本町で行うことが学校教育の充実改善につながると思われる事業を積極的に導入しております。「子ども放課後週末等活動支援事業」では、この3年間で町に繰り込まれた国、県の予算は500万円以上にのぼります。なお、本年度に限っても、他の研究委嘱等も含めて263万円の補助金を受ける予定です。今後一層創意工夫して限られた予算の有効活用を図り、教育の充実に努めていかなくてはならないと考えています。
質問 地域農産物を利用し、作物などに興味を持たせる事は健康の上からも地産地消の上でも重要であります。生活の基本たる食育はどのように実施されていますか。
教育長答弁 家庭科や社会科、道徳、特別活動等の授業や、給食週間等学校行事の中で、食に関する指導が行われております。また、学校だより、給食だよりなどにより、家庭と連携を図りながら食育の充実に努めているところでございます。地産地消としては本年度から学校給食の食材の納入の門戸を広げ、農協にも参入していただきましたので、町内でできた野菜等の使用が更に増加するものと期待しています。また、社会科の町内めぐりや総合的な学習の時間の中でも、町の農産物のことを学習してますので、これらの活動が子供達の食育の充実に資するのみならず、地産地消の拡大にもつながっていくものと考えております。(以上要約)

長若の埋め土申請の近況

 りんく14号で報告致しました長若の埋め土については裁判の結果を以て「手続き条例」の再構築をして頂きました。町では審査会議を4月から6月までに6回開催。町は業者に対し6月27日付で不許可の通知をしました。60日以内に不服申し立てができるとしているが今のところ請求はないそうです。


選挙違反に気をつけよう

 10月1日の合併にともなって50日以内に町長選挙と議員選挙が同時で実施されます。お金等での票の依頼や要求が横行しています。特定の人の利害で動く政治はこの町とこの国に百害あって一利無し。ましてや大きな選挙違反です。特に議員や候補者が物品を進呈(寄附)する行為は違反です。個人情報である生年月日を利用し、縁もない方から誕生日のお祝いと称して物品が届けられたり、お中元等が来たら品物は返却し警察か選挙管理委員会に届けましょう。