ここが聞きたい!町議会や議員・選挙のこと
●政務調査費や議会出席などの手当は?
- 小鹿野では私が議会に御世話になる前に議会や委員会への出席手当(日当)は廃止されており、出張手当(旅費)は受け取らないことにされております。 議員は議会や政治にかかわることで、そこに出るために選ばれた者なのに、費用弁償が出されてはおかしな事です。平成18年11月現在、話題にもなっておりますが、鶴ヶ島市議会では、議員が本会議などに出席した際に支給される「会議出席日額」と、出張の際に支給される日当を廃止する方針を固めたそうです。これまでの条例では、議員が本会議や委員会に出席すると、1日当たり2600円が議員報酬とは別に支給されて、県外への出張には1日3000円、国外への出張には1日6200〜7200円の日当が払われていたとのことです。ご時世からすれば廃止は当たり前です。
- 小鹿野町では第2の報酬と言われる政務調査費はありません。個々の活動に於いては全て自己資金です。ですので小鹿野の議員は当たり前と言えば当たり前ですが報酬一本です。ちょっと前に確か県内でも孫のおもちゃの領収書を含めて政務調査費として受け取っていた様な話も聞きました。どこも領収書ですら詳しく内容を調べられることもなく、実際には普段の旅行やガソリン代、趣味の本や雑誌、生活上当たり前の新聞や電話代までも調査費として入れられているのではないでしょうか。真の政務調査は報告と共に議員の資質向上と行政のレベルUPにつながるようにして、住民には透明に公開されなければいけないと思います。(平成18年WEB埼玉の記事によれば)たとえば政務調査費に対しては埼玉県内40市のうち県内33市議会が領収書添付を義務付けられているようです。しかし、添付を義務付けていない7市のうち川口、川越の2市議会と、5万円以上の支出のみ添付義務は課しているさいたま市の様に交付額が比較的多い市議会の不透明さが目立ちます。(さいたま市議会は月の報酬は85万円もいただきながら、政務調査費は年間400万円です。) ◆→議員報酬比較2009
- さらに小鹿野町では議員から一般住民の参加を含めた運営委員会や諮問会議などの会議などに出席しても議員は手当をもらいません。ただ、農業委員(年額14万7千円)になった時は一般と同額の報酬や広域の議会議員の報酬は受け取ることとなっています。
- 事件簿:2006/11/24 公明党東京都本部は、東京・目黒区の公明党区議団の政務調査費の使い方が不適切だったとして、目黒区議6人全員が、政調費772万円を返還するとともに、辞職すると発表した。 区議団全員が辞職するのは、異例となっている。区議団は2005年度の政調費1,200万円の一部を、自家用車の車検代やカーナビ購入費などに使っていたという。(FNN)
- ⇒政務調査費の不正使用の事実
●選挙の宣伝カーやポスター代は選挙公費から出るのですか?
- 小鹿野町では宣伝カーやポスター代は自己資金です。ただ1候補者500枚の選挙はがきだけは選挙公費で発送してくれます。市議会レベルになると宣伝カーやポスター代も出してくれるところが多い様です。ですので経費も考えず枚数も余分に豪華なポスターを作る人も多いようです。お金を使わない選挙を追求すると町村レベルの選挙の方が自己負担の経費がかかるのです。バランスのとれた公費の使い方が問われます。
●議員を3期やると恩給がもらえるのですか?
- 議員は恩給ではなく、議員共済年金です。毎月206,000円(平成17年合併後の小鹿野町では議員は185,000円になりました。)の中から23,600円の共済金をかけております。3期12年つとめると55歳から年金として支給されます。(12年在職の時の年金額=標準報酬年額×50/150)
- 12年未満だと任期が終わった時に退職一時金だけです。(在職4年以下だと掛け金の70/100がもどってくるだけです。在職12年未満でも90/100なんですね)
- 議員年金については最近問題視されている厚遇感から廃止して国民年金に統合してはどうかとの意見も多く、国会の動きに注目されているところです。
●議場はどんなとこでしょうか?
- 役場の2階にあります。こんな広いところがあるのかと、はじめは驚きでした。写真で見て下さい。なお、会議は傍聴できますので、お気軽にご来場下さい。(会期はお問い合わせ下さい)
●田島昭泉議員の広報誌はいくらで出来るんですか?
2007年10月3日 の読売新聞で「選挙時の車レンタル 「市議候補、費用過大」 鶴ヶ島 監査請求」という記事が目にとまりました。
要約すると「鶴ヶ島市では、市議選候補者が7日間の選挙運動に使う車のレンタル代として、最大で10万5000円を支給している。10人が上限満額の10万5000円を請求したが、10人のうち現職市議2人を含む3人は軽自動車を借りていた。軽自動車なら1日約7000〜8000円、7日間で5万円程度で済むはず」として、3人分の差額約16万円の返還を求めるよう請求した。」と言う事です。
◆上にも書いた通りポスター代も車代も小鹿野では残念ながらというか、よかったと言うべきか、完全自己負担です。この様に議員が報告すべき会計報告はいい加減であると言わざるを得ません。だからこそ規程をしっかり決めてゆかなければならない所がまだ多々あるように思います。
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