議員報酬や定数などの町村議会実態調査

※平成20年(2008)7月現在 似た数字が出てくる県内の町村を書き出してみました。最大最小

人口 面積 定数 議員1人あたり 報酬 政務調査費
住基台帳 面積割り 人口割り 議員 議長 1人月額換算
小鹿野町 14263 171.4 14 12.24 1019 175000 247000
ときがわ町 13328 55.8 16 3.49 833 201000 286000
神川町 14649 47.4 18 2.63 814 217000 301000 6000
皆野町 11488 63.6 12 5.30 957 190000 265000
長瀞町 8244 30.4 10 3.04 824 177000 247000
茂呂山町 36772 34.0 14 2.43 2627 244000 318000
宮代町 33331 15.9 14 1.14 2381 221000 295000
滑川町 16113 29.7 14 2.12 1151 216000 308000 2500
美里町 11965 33.4 14 2.39 855 217000 301000 6000
大利根町 14697 24.4 12 2.03 1225 224070 295850 10000
嵐山町 19393 29.8 14 2.13 1385 232000 318000 2500
騎西町 19968 28.6 12 2.38 1664 239000 316000 8000
県内平均 14.03 2.74 1627 219229 239000 6556
※参考までに小鹿野の議員報酬175000円から所得税7900円と共済掛け金28800円を差し引くと手取り138300円となります。

公開全員協議会:平成21年6月3日文化センターにて「議員定数」について

分析  まず、はじめに定数は 14人のままでよい。その理由と共に報酬への考えも述べたい。

1. 同じ人口でも12~18人の定数分布。小鹿野は平均値。
2. 面積は小鹿野が一番大きく、1人あたりの面積は12.24平方キロでダントツ。谷も多く山奥まで遠い。もっと議員が必要と言っても良いのではないか。
3. 1人あたりの人口割り平均が1600人程度。小鹿野は1000人程度。言わば声が届く顔が見えると言っても良いのではないか。これを1人あたり1600人にすると定数は8.9人になってしまう。面積と考慮しても議員の数は少ないと言えても多いとは言えない。
4. 報酬では20年7月では小鹿野が埼玉県内の町で一番少ない。県内平均からすれば44229円のマイナスです。これでは議員だけでの生活ができない。若い方で政治家を目指す方は副業がないとムリ。自ずと議員に出る人は年金生活者か定年組などの高年齢の世代になってしまう。
5. 政務調査費が全くないというのは少ない報酬からさらに目減りし意欲を欠くことにもなる。政務調査費も必要。
6. 選挙費用の公費負担は小鹿野はゼロに近い。(選挙はがき500枚ぐらい)選挙カーや選挙ポスターなどの費用の公費負担があると選挙にも出やすい。 市議会並みに宣伝カーのレンタル料や運転手代、ポスター代などが出れば助かるが、これらは町での公費負担がない。

以上から議員数だけで言えば14人。このたびの世界経済不況をみてもこのままでよいと田島昭泉は考えます。なお、減らした物をいざ増やすと言うことは10倍難しいことも考慮に入れなくてはいけないことです。報酬においても一度下げてから上げる事への批判は大きいので難しいと考えます。
なお今までの経緯を合併後の議員も多いのでお話ししておきたい。

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【資料】なお今までの私の経験する議会での経緯を合併後の議員も多いので経過等を記します。
■平成12年(2000)初当選当時 定数16人 206,000円 ※実際にはこの条例規定から5%削減していましたので 195,700円 これが手取りとなると 153,900円です。 すでに議会出席手当、出張手当などは県内でもいち早く廃止されていた。
■平成16年9月24日 第6回小鹿野・両神合併協議会 議員定数14名、議員特例適用しない等が決まる。 10月3日 小鹿野町議会議員選挙(合併までの1年の任期となる)平成16年(2004)の選挙では定数14人
■平成17年4月6日新・秩父市の初臨時議会 合併した旧市町村の議員計60人が平成18年4月30日までとどまる。在任特例中報酬の総費用は約2億5000万円。仮議場の改修工事は約1000万円。とのこと。定数は22人から30人。
■合併さいたま市は62万から85万へ議員報酬をUPし大きな批判があったが人口の多いさいたま市では声も届かない。
■合併直前の平成17年7月の記事 県地方分権課のまとめによる合併後10年間(新市建設計画期間)に首長など特別職、一般職員、議員の人件費に関して、各市町でまとめた合併による経費削減額の概算は、秩父市=18・2億円、小鹿野町=16・7億円と試算されている。(7月5日記事による)・在任特例なし。合併しなかった横瀬、長瀞、皆野と競争する様な考えは意味がない。
■合併直前の平成17年10月では190,000円でした。 埼玉県内町村で最低金額  手取り151,700円
■平成17年10月30日合併後の新生小鹿野町 初めての選挙
(両神・小鹿野合併)14小鹿野+12両神=26人 → 14人 小鹿野と両神合併で 46%(5000万円近く)もの削減になった。
■合併直後2005(H17)/11/25の全員協議会での協議
合併前に調整の付いていた報酬5%削減18万500円について、合併後にその内容で条例が定まっていなかったために、再び論議の対象として、この日話し合われた。
D 何%下げるかの話を
B 責任を持ってやれる数字で。
G 何度も下げるようなことでなく、やるなら1回で。
D 10%の削減で基本18万5000円で、いいではないですか。
議長 約10%の削減と言うことで金額については切りの良い数字でさせていただく。
結果からすると10%の削減となって17万5000円

平成17年12月の合併後に条例の改正を議員提案 
議員報酬は175,000円。手取りとなると138,300円。結果合計で約500万円の削減

平成19年5月臨時議会 6月の期末手当にたいしての町職員共々議員も減額への条例改正

2017年3月定数が12人に条例可決されました。