西秩父三町村長が語る

市町村合併問題講演会

14/10/4 小鹿野文化センター

主催:西秩父経済懇話会

田島昭泉がこの会に出席しましたので要約してお伝えします。

懇話会小松会長:自治効率を上げなくてはいけない。残念ながら温度差がある。惨めな合併にならないようにお願いしたい。
小鹿野
福島弘文町長

秩父がひとつになればいいと考えている。

○合併はまちづくりだ。これからの秩父をつくってゆかなくてはいけない。

○秩父郡市は遠い事はない。
合併で140号の背骨を早く通すことが子孫に残す財産だ。
秩父から東京へ1時間で行けるようにしたい。

○効率的な運営が必要だ。
三町村の合併だけでは効果的ではない。
合併してすぐ赤字で10年たてばすぐ同じ状況になる。

山口県では10年だけでも持てばと合併して、その後はまた考えると言うところもあるが。
吉田町
猪野正一町長

住民の方々の意見を聞いてやってゆきたい。
賛否両論有る。

昔からのつき合いの西秩父をまず考えて
ダメならひとつを考えればよい。
まずは足元から

財政力だけで合併を考えたくない。
弱ければ町民と共にやって行く。
分担節約を考えればよい。

ひとつになると900平方キロメートル
西秩父なら237平方キロメートル
360平方キロメートルではでかすぎるといった所がある。
ここから先は県同士がくっつくのでいいのではないか
広すぎるとそんな山奥からはおりてこいとなる。
雪が降っても、そんなところはいくらでもあると言われ掃きには来てくれなくなる。


国は国の財政を考える
町は町で国のことまで考えなくてもよい。
自分のところの責任だ。

制度をどう使うか、枠組みももっと検討したい。

1万人以下の行政は近い自治体や県にまかせ、住民票の発行だけにと言う話もある。
30万人が効率がいいというが、10万でも5万でもいいのではないか
その後は西谷津だけでも意見をまとめて言って行けばよいのではないか
両神村
千島一朗村長

114年の両神の歴史の中で、重要な問題と考えている。

メリット、デメリットがある。

慎重に考えたい。

村民と共に考えて行くことが大切。
村民の意見を聞いて行きたい。
懇話会小松会長による代表質問
1,それぞれの町村の歴史や特性はどうなるのか
  • 小鹿野福島町長: 医療福祉で西秩父をカバーできる水準を守って行きたい。
  • 吉田猪野町長: でかくなっても町民共同でやって行く。
  • 両神千島村長: 自然と人の調和を大切にしたい。バス、道の駅、薬師の湯、介護センターなど喜んでもらっている。
2,理想的な合併はどう考えるか?
  • 小鹿野福島町長: 秩父はひとつ。盆地の中は同じだと思う。
  • 吉田猪野町長:  国は面積のことを考えていない。サービスを考えると西秩父。地方が栄えなければと知事も言っている。
  • 両神千島村長: 住民の意見を聞いていないが、西秩父なら住民の皆さんにも重たい話ではないと考える。
3,西秩父の歴史は長い。どこと付こうが三町村が行動を一体となってやっていってくれますか?
  • 小鹿野福島町長: 提案して行きたい。
  • 吉田猪野町長:  もちろん、少しもやぶさかではない。単独でくっつくのはよくない。統一で行動したい。
  • 両神千島村長:  西秩父が一本になることにプレッシャーは無いと考える。協議の結果や住民の意見を聞きたい。
その他 猪野町長「議決は平成16年の9月が最終だと考えて下さい!
懇話会小松会長:進みすぎているところはあわてず、遅いところは急いでもらってやってもらいたい。
懇話会笠原副会長:法人会では十数年前に早ければ西秩父はひとつと考えていたが、経済効果ならひとつ。
            住民投票を三町村で一斉にやればいいのではないか。
            今日はご苦労様でした。

  田島昭泉の合併についての考え  合併その他の資料 
●生活圏、行政圏、意識調査などの結果は→県クラスター図