上吉田小学校での「美術鑑賞」授業

2003/11/26(水) 1:30〜2:45 2:50〜3:35 (計90分)


 黒澤有一 陶芸(秩父市吉田)
このお皿は夜空(宇宙)です。

 自然の中にいることは大事なことです。自然の緑色が好きです。自分で良いなと思うことが大事。
 この土地の粘土を探して焼いた。水が漏れる。→植木鉢にした。植物が自然に生えているように
 疑問や好奇心「どうしてだろう」が大切。
 うまくなるひけつは?「楽しいと思う気持ち」「あきらめないこと」
 どこから造る気持ちがでるのですか?「粘土がこうしてくれと話してくれる」「粘土が教えてくれる」
 焼き物はイモムシがさなぎになって蝶になるような楽しさがある。(焼くと変化する)
 いくつ造ったか?「1日に300造ったこともある。沢山造れることも大切。
 使いやすいのは?「好みがある。重くても慣れると好きになる。決められない」
 人に迷惑にならないもの。ケガをさせないもの。それ以外は自由です。


 ダニー・ネフセタイ 家具・木工(皆野町)
貝に食害され捨てられた木も時計にすればいい模様になる

 フォークダンスの「マイム・マイム」は「水・水」でイスラエルの歌です。水が大切な国です。
 アフリカで450年前にパドックという木を日本人が切ったら中が空洞なのでいらないと。そんな捨てられた木を大切に使いたい。
 キズの有る木でもうちでは大切に使います。自然の木にはキズがあるものです。
 木をどう大事に使うか。長く使うためにしっかり造る。ほぞ、みぞで釘は使わない。 
 仕事は木工、趣味も木工。時計は針が動いていれば回りが自由で全て活かせる。
 さらに小さなものはアクセサリーにもなる。
 どうにもならない木くずは友人の畑の肥料になる。
 木っ端も薪ストーブで灰になり、灰は黒沢さんちにあげる。(釉薬になる)
 絵(図面)は書かない。頭の中に描く。楽しくやっています。
                    (ダニーさんのホームページ



戴いた写真を載せました。
 タジマしょうせん 画家・陶芸家(小鹿野町)

 日々人生で何が残せるか。苦しい時に毎日、絵日記を描いてみた。
 沢山の出会いや感動が絵になり、うれしくなった。
 子供の時の遊びや感動が今の絵にもつながっている。
 芸術ではないが、鉄の残材で小物を造ったり、昆虫採集からのヒントで作品も生まれた。
 旅が好きで、自転車で日本中回ったが、寺で見た羅漢さんが好きになり陶芸でおじいさん(羅漢)もいっぱい造った。年を取っても楽しくいたい希望が作品にもなる。
 三角が出てくるけどどうしてですか?  心の中に安定した形が欲しい時。ピラミッドも不思議だね。
 どうして、和紙なのですか?  丸めてもシワにならない。どこに持って行っても描ける。
 どうやって蝶の作品は造るのですか?  虫が好きで、よく観察することです。あとは和紙に色を塗り形を作っていく。


3人の共通項 
 自然が好きだ。自分で家を造った。黒沢さんは枕木の家。ダニーさんはログハウス。田島さんはツーバイフォー。
質問 
いつ頃から今の仕事をしようと思ったのか?
  20才前後。いろんな経験をして仕事もして、やっとここにたどり着いた。(田)
  海外に1年回り、イスラエルに戻り、また日本に来た。そこでこの仕事に出会った。(ダニー)
  なりたい仕事が動物の飼育師、植木職人、陶芸だった。どれもしてみてたどり着いた。(黒)。
大変だと思ったことは?
  自分1人で造って、営業して、売らないといけない。自己管理が大変です。(黒)
  苦しいことも楽しんじゃっているので、あまり気にしない。(田)  ・・・・・・・ 

 たけのこ保育園でツリーハウスづくり  昨年の吉田小学校での授業 

秩父アート情報 All Rights Reserved