→掲載元はこちら 以下yahooニュースの要約です。2025/9
バイオ燃料はライフサイクル全体で見れば、決してカーボンニュートラルとは言えません。伐採から輸送、燃焼に至るまでの過程を含めて考えると、むしろ化石燃料より多くのCO2を排出してしまうことすらあるのです。
自然を損なうのではなく、むしろ再生し、増やす。森林や湿地、草原を単なる資源として消費してしまうのではなく、それを育みながらその恵みを利用する。これがこれからの時代の基本的な方向性なのです。
炭素吸収、水循環、防災、生物多様性の保全といった生態系サービスは、長期的に見れば燃料以上に大きな価値を持ちますし、燃やしてしまったらそうした生態系サービスを使うことはできません。
「バイオマスは燃料ではない。生きていてこそ価値がある」 そのように私たちの発想を転換する必要があるのです。