なに?
報道やネット上では通称「路傍の土」「黒い物質」「黒い土」などと言われております。濾過現象で濃縮されたとする群馬大学早川由紀夫教授の考えと、生物としてセシウムを集めてしまう茸や地衣類の仲間の「藍藻類」とする東北大植物園の鈴木三男教授の見方がある。
報道等では?
2012/2 福島県南相馬市内で発見された「超強力な放射能を持つ謎の“黒い粉”が話題」
5/15 日刊SPA! 5/17東京新聞
24万Bq/kgという高濃度の「黒い粉」が東京でも見つかった。
市民団体「放射能 江東こども守る会」の石川あや子代表らが江戸川区のJR平井駅周辺で『黒い粉』らしきものを見つけ、採取したサンプルを神戸大学の山内知也教授に検査してもらったところ、最大で1kgあたり24万3000Bqという数値が出た。
6/11AERA 掲載の『謎の「黒い土」拡散マップ』では横瀬町 (旧川東公会堂南) 43,589ベクレル
①一般の測定客が当測定所に10月3日に持参した試料の検査結果が横瀬中学校6769ベクレル、秩父西小5778ベクレルだった。
②その結果を10月29日、秩父市と横瀬にメールにて報告
③ミューズパーク南口駐車場にて11月2日、当測定所で同様の物質を採集し測定。
④その結果が2万ベクレルを超える。その資料を11月3日に小鹿野町と秩父市にメールにて報告。経緯は以上です。
「子供は外で、土や埃にまみれて遊びます。その危険性を知らずに『黒い粉』に触れてしまうことを恐れています」(江東こども守る会の石川さん)
「直接触れること以外にも危険はあります。『黒い粉』が乾燥したものは脆くて、足で踏んだりすれば非常に細かくなります。風で舞い上がった粉を吸引してしまう可能性があります」(同) →注意喚起パンフレットは別紙参照
1Kgあたり1万ベクレルを超える放射性物質は厳重管理→別紙参照
『放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行令』に、別に定める下限数量と下限濃度を越える放射性同位元素を厳重に管理すべく規定されています。
その下限数量と下限濃度を定めたのが、以下の文科省(旧科技庁)の告示です。
『放射線を放出する同位元素の数量等を定める件』の別表第1「放射線を放出する同位元素の数量及び濃度」(19ページ)には、放射性物質として扱わなくてはいけないセシウム134とセシウム137の下限数量が=1万ベクレル、濃度が10ベクレル/グラム以上と定めれています。
10ベクレル/グラム=1万ベクレル/キログラムです。
要は、「1万ベクレル/キログラム以上の濃度の放射性セシウムが1万ベクレル以上あったら、それは厳重に管理しなくてはならない」と定められているのです。
文部科学省ホームページには届け出が必要 →別紙参照
許可を受けていない放射性同位元素を発見した場合は無用の被爆を避けるために届け出て指示に従うこととなっている。
踏めば崩れて粉になります。実際には粉状の物が道路脇に水と共に流れて集まっているようです。
↑埼玉では川島町 42万ベクレル。横瀬町4万3千ベクレル。 AERA 2012.6.18
千葉柏の小学校近くの道で3マイクロを超える。黒い粉のようです。
yutube
2014/1/30(木) 小鹿野町下小鹿野。路地。乾燥した状態のイシクラゲ。
測定結果はセシウム合計 934.1Bq/Kg