町はひどい選択項目を提示

福島町長は選択項目「7市町村での合併」「両神との合併」「合併しない」を提示。町民の誰もが考えていないような枠組みを出してきた。
「小鹿野町の合併についての意思を問う住民投票条例」には
 目的として、第1条:「この条例は、本町の合併について、町民の意思を確認し、もって民意を尊重した選択をすることにより、将来にわたる町民の福祉向上に資することを目的とする。」とあります。
 住民投票として、第2条:「町長は、前条の目的を達成するため、複数の案を示して町民による投票を行う。」とするもので、その2項では、「住民投票は、町民の自由な意思が反映されるものでなければならない。」とするものです。
以上のように、住民投票は小鹿野の住民の自由な意思が反映され、町民の意思が確認できるものでなければならないのです。
 さらに条例の第10条は、情報の提供に関してですが、「町長は、住民投票の適正な執行を確保するため、本町の合併について、町民が意思を明確にするために必要な情報の提供に努めなければならない。」とするものです。
町民には一方的に「7市町村合併」の説明だけで、まったく「西秩父」「合併しない」などの情報提供等が無かった。
さらに、「両神との合併」など、その情報提供は皆無だ。

▲選択項目を出すにあたって、町長は吉田町と両神村に大変失礼な質問状を出していたのです。

以上の件では「吉田町合併説明会」で以下のように猪野町長は答えているのです。  →この前説明会議事録
第7回 (16・3・1 上吉田 山逢の里)
 役場 町長:西秩父側折込を批判。想像で書いたりしている点が多々ある。3月21日で7市町村と出れば最高、しかし、枠組みが変われば、また説明会のやり直しとなる。議長:今日の両神の折込は正直に書いてある。
 意見 合併のデメリットを聞きたい。
 回答 地域が広くなるので、議員の声が届きにくくなる。これについては、総合支所の自治機能を強くすればカバーできる。先進地区でもデメリットはなかった。税金が上がるが急激でなく、徐々にしてある。
 回答 (町長)議員が出ていないと発言力がないとこだわり給うな。議員は区長と違い町の代表、大所高所から対応する。
 意見 両神は合併経験がなく、過疎化を心配している。
 回答 秩父の県議も人口数から1人に減らされるかも知れない。しかし、声が通るように市長がする。住民が監視すればよい。
 意見 3月21日の結果、7市町村から抜ける所が出たら、財政シミュレーションも変わると思うが。
 回答 それが心配だ。議決されず、6月定例会まで延ばされたら困る。皆野は長瀞との合併が住民投票で変わり、秩父と出て、3月12日に議会を開くが、議員には長瀞希望者のほうが多く、いずれにしても、来年4月以降でないと、7市町村へ入れない。
 意見 新聞では、秩父市長が受け入れを表明したという。市議会に働きかけるべきではないか。
 回答 市長はいろいろ考えて言ったと思う。
 意見 吉田広報10月号は、3町村希望が多いのに、うやむやにして7市町村にしてしまった。小鹿野の住民投票で3町村と出たら、どうするか。
 回答 合併に賛成する人の内訳では、7市町村希望が多い。合併反対の人の意見はそもそも合併に反対なのだから無視してよいのだ。小鹿野から公文書で、「ニシヤツ3町村と表現してよいか」と聞いてきた。「自由にやってください。」 と答えた。西秩父希望が多かったらどうかと聞かれても、議会に聞かんと判らん。