ようばけ

「 ようばけに 色どりそえる 山ざくら 」みつよ
(2008年奈倉展出品俳句作品より)

ようばけは町天然記念物です。  一体は昭和53年3月に県自然環境保全地区に指定されています。
 高さ100m、幅400mにも及ぶ崖で、1500万年前(新生代第三紀中新世)の地層が露出した日本でも貴重な場所です。
 「ようばけ」は下部が奈倉層、上部が鷺ノ巣層。奈倉層にはたくさんのカニや貝の化石を産出。 奈倉層の秩父の海は、寒流と暖流が流れ込む浅い海だった。奈倉層の東は秩父市大野原、南は荒川村の荒川橋に分布しています。ようばけと同じ地層での産出で有名なのが1300万年前に絶減したパレオパラドキシア(束柱目)。ジュゴンにもゾウの祖先にも似ている。名前の意味はパレオ(昔の)・パラドキシア(矛盾した=パラドックス)。
2016年「ようばけ」は国指定の天然記念物となりました。
日本地質百選にも選ばれました。→ジオパーク秩父のHPをごらんください。


国指定の天然記念物になったのを記念したイベント



2016年8月27日 ようばけ プロジェクションマッピング
写真は山口清文さんから地区の皆様にいただいたものです。
4000人が訪れた。「ようばけ」を知ってもらうことができました。


皇太子(浩宮殿下)がようばけを訪れている


学習院のお仲間と化石採集をする若き日の浩宮さま。写真提供は当時お話しなさったという橋文雄様
(ひろのみや:浩宮は御称号。なるひと:徳仁は2019年5月1日令和天皇となりました)


秋の遠足
6年 徳仁親王
10月1日、その日の空は、ぬけるように青かった。雪を頂にかぶった富士山、丹沢山が遠くに見え、秋風がいくどもわたしの耳をかすめていく。
秩父駅近くになると、武甲山が見え始めた。それは、まるで戦国時代の英雄のように思えた。が駅を降りてから見ると、山頂はくだかれ、岩はだがけずりとられたみにくい姿であった。わたしは、神の作られただいじな山を人間がこわしていくのが惜しくてならない。自然が少しずつ破かいされていく。
山々の木も、いずれは枯れていくのではないだろうか、そんな不安をもった。
(東京新聞47年4月6日掲載)



2004/5/9
ようばけの前のアカシアが満開。
すばらしい芳香を放っていた。

2003/4
ようばけの断崖に桜が咲いた。

桜が咲きました。2000.4.15
白とピンクで夫婦桜・・・ってな感じです。

2001/5/5新緑が美しい
ようばけ
紅葉も終盤です。99/12/03 (金)
右に見える崖は県天然記念物
「ようばけ」
家のすぐ近くからの風景です。

久しぶりの積雪です
2001.1.8 (成人の日)

畑の向こうにようばけ

見学者は小学校から大学まで
かなりの方が訪ねてきます。

下から見ると壮観です。

山田えいじ作 「ようばけと美人」
(ペスよおをふれで有名な作家)
化石館で展示(橋文雄所蔵)

目の前は蕎麦畑


紹介者:奈倉の水村健治さん(とうふ工房) ようばけが埼玉新聞にて大きく紹介されました。

なぐら ようばけの語源?

ジオパーク秩父に「ようばけ」が認定 →ジオパークのHP参照

ジオパークとは、地域固有の地質や地理、生態系、歴史・文化などありのままの地域資源を素材として整備された「地球と人間のかかわり」を主題とする市民公園です。秩父地域では、NO秩父まるごと博物館、NO秩父の環境を考える会など、ジオパークに関する住民の活動が盛んであり、来訪者に「ちちぶ」を紹介する「ちちぶ学検定」や観光ガイドの取組みも進んでいます。ジオ=地球



作詞高野美代子 作曲大西進
「荒川のうたコンサート」で披露2015/7/5小鹿野文化センター





台風一過の大水 自然の驚異

1998.9.16撮影
ようばけ前の様子

赤平橋より見るようばけ方向

赤平橋より見る上流方向

ようばけ周辺の紅葉


紅葉その2

左下からヤマボウシ、カツラ、モミジ3種、上にイチョウです。やはりこれが日に透けて見えると美しいですよね99.11.17



左から花水木、モミジ、桜、はぎ、けやきです。1999.11.10