1月6日全員協議会 2月1日確認事項 2月14日全員協議会 「監査請求」新聞報道2月25日 有志で要望書提出3月23日
5月22日住民訴訟提出される 訴えによる公判始まる7月12日
平成18年(2006)1月6日全員協議会
議題 (株)ふるさと両神について
■小菅栄市社長のご説明を聞く。
両神地区の産業を伸ばして行きたいと立ち上げた。
農協の合併が進んだ。8〜9割の人をどう残すか。コンニャクの相場は激しい。1俵4000円以下は保証していた。農協より職員が出向していたが工場には居着かない。3〜4年しか居てはいけない。なれた頃人が移動する。生産物を守るにはNPOの設立を。農協の全額出資だったが合併進む中で株を持った方がよいのではないかと、農協では50%と相談していた。農協で31%で設立(60株増やした)。平成8年に合併したが他にも会社を持っていた。16年総大会では財産目録収支も出していた。大株のJAも入ってもらい出席して頂いた。独立しても良いよとJAに返事した。理事会にも話をかけてもらった。両神はコンニャク農協だった。取締役でも文書も検討し出す。当初は村経営で考えていた。全体の株価格を出しJAに渡す文面。7928万円が総資産である。6642万円が基になった金額。土地と建物も買い受けて欲しいとなった。農協JAは総大会やらないと株を売れない。
(9月14日にNPO法人設立。9月27日には両神から振り込み。)
(小菅栄市社長は説明終わり退場。)
■鈴木さんに説明をして頂いてはどうか。と言うことになり
鈴木和夫議員(前両神議会議長、現小鹿野町議員)の説明を聞く。
17年3月31日。両神正副議長と土産委員長でこんにゃく工場JA秩父両神近藤理事に譲ってもらえるように口頭で行った。文書は後に議会で村に譲ってもらうようにお願いを出した。村とJAとの橋渡しだった。組合長に5月26日に村長と私(鈴木)で訪ねた。JAは組合長、村は村長が窓口にした。どうゆう風に譲り受けたらよいか、第3セクターの考えもあった。公社の形は村ではできない。法人を村が中心になってやるのかとなった。組合長も変わり、専務理事も松本氏に変わりよく両神に来られた。担当者を付けて課長クラスでやらないと決着が付かないのではとなった。7月にはむずかしい。できないかとJAも村からも言われた。JAは「村からの話だ真剣に」と言われた。7月21日土産委員会で小菅社長に話をしてもらった。7月内はJAと村長の話が中心か。8月12日村長、助役、私(鈴木)、黒沢議長での話の中で、時間が無くなったので農業法人つくれば町も助成をしてやる方向でどうかとなった。盆休み後、各団体組合長さん方(高島果樹組合長、新井正夫園芸部長、黒澤直売部長など)で準備をした。以後法人化進める出資者を公募しながら、高橋司法書士に行った。その時点で460万円集まっていた。会社は1円での設立もできる話もあって、県の方でも460万円で会社をつくるようにと銀行に振り込んだが、高橋司法書士は1000万円無くてはできないと言われた。新井正夫氏と話して2人で借金をして540万円分新たにつくり合計で1000万円で設立へ。内訳は私(鈴木)は300万円(100万円20株分)。新井さんは240万円(50万円10株分)。その後、借金分は他の人に引き取ってもらっている状態です。定款は9月○日の午後に公証人役場に届け、9月12日(月)に株式会社設立登記の手続きをした。受理後は代表取締役の小菅社長におまかせしてあるのでわからない。500株の募集設立である。200株1000万円。187株の内には2人分の借金も含まれている。私(鈴木)は設立までである。私は農業はしていないので退いた。
議会は3000万は大きい。1000万ぐらいではないかとの話もあった。福島千島の両首長での話し合ったようすもある。基金として両神は1億は持ってきて欲しいと言われ、守らなければダメだった。合併後9月28日、900万円をそっくり基金に1147万円を町へ持ってきた。小鹿野は2300万円残っている。後ろめたいところはない状況。役員報酬も会議の時ぐらいである。(総会で否決されればダメになる)
■議員より残りの13株の持ち主は誰かを執行部に答えてもらうようにとのことで、機会を見て全員協議会を設置する予定になりました。
・・・・・以上は聞き書きですので不確かな点が多々あると思いますが、ご容赦を願います。また、詳しい確かな情報はご連絡を宜しくお願い致します。
なお、私の手元には両神発第1768号平成17年9月20日付、村民各位宛で千島村長の名で発行したお知らせ文がある。
「地域の熱心な農業団体代表者の方々が発起人になり、農業法人(株)が設立されました。村ではこの法人への有効な支援策として補助金を交付し、経営基盤の長期的な安定、かつ規模の拡大に役立てることとしました。」(主旨)というものである。
これには設立の日付や補助金の金額等や役員の氏名などは出ておりません。
また、この問題を書いたI氏の政治広報誌も手元にあるが、この広報3号(9月30日)によれば両神の9月の議会での12番議員の質問の答弁として↓ | |
「ふるさと両神」が「秩父こんにゃく(株)」を約6、400万円で購入した。購入資金は1株5万円の株を500株募集して2,500万円、村の補助金3、000万円を当て込んで,残りの1,000万円は借り入れる。役員は次のとおりで平成17年9月12日登記済み | 取締役 鈴木和夫 取締役 黒沢秀朗 取締役 高安雄 取締役 中西秀夫 取締役 小笠原貫二 取締役 新井正夫 代表取締役 小菅栄市 監査役 黒沢明治 監査役 今井卯作 登記簿謄本の順序による |
とのことです。以上の氏名が議会で答弁されましたが、これは187株分の持ち主のようです。 |
2月1日確認事項 以下秩父JAのホームページによる情報です。 |
平成18年1月26日(木)横瀬支店2階会議室において第5回の臨時総代会が開催され、約90名の総代の方に出席頂きました。議長には横瀬町の加藤紀彦氏が選任され以下の6議案が協議されました。 @定款の一部変更について A定款付属書役員選任規定の一部変更について B定款付属書総代選挙規定の一部変更について C子会社「秩父こんにゃく株式会社」の株式の一部を取得する件について D子会社「秩父こんにゃく株式会社」の全株式を農業法人「株式会社ふるさと両神」 に譲渡する件について E役員退任慰労金の支給について 協議の結果各議案とも可決承認されました。 |
ちちぶこんにゃく株式会社の譲渡について ちちぶこんにゃく株式会社は平成5年に旧小鹿野町農協の子会社として設立し、こんにゃくの製造販売によりこんにゃくの生産振興に寄与してきましたが、その後生産者の高齢化等により減産傾向が続き、現在こんにゃくの生産を続けているのは30戸余りであります。このような状況の中で今後も安定した生産振興をはかるため、JAが少数株主の保有する株式を取得し、全額出資子会社として経営を強化する必要がありました。その様な中、合併前の両神村より「町村合併後も地域農業を振興していくため、秩父こんにゃく株式会社を核として考えたく全株式を譲渡して頂きたい。」との申し入れがあり、受け皿会社として農業法人「株式会社ふるさと両神」が設立されました。 JAとしてもこれを重く受止めて前向きに応じることとし、協議を重ね、埼玉県中央会に財務調査を依頼、1株あたりの評価額251,605円とする結果を得たので、これを村側に提示し、総額64,662,485円で全257株を譲渡することで基本合意に至りました。 1月26日の第5回臨時総代会において子会社「ちちぶこんにゃく株式会社」の全株式を農業法人「株式会社ふるさと両神」へ譲渡する議案が可決され、1月31日に株式の譲渡に関する調印式が行われました。 調印式には中嶋組合長、小菅社長ら10名が出席し、JAと鰍モるさと両神は今後も協力し共存共栄をはかっていくことが確認されました。(写真は調印式後握手を交わす中嶋組合長と小菅社長) |
以上 |
2006(H18)2月14日(火)全員協議会 議題 (株)ふるさと両神について |
||
質疑・意見 | 答弁 | |
A | 決算審議にかかわる重要なことである。 @200株を1000万円。残り13株は誰が持っているのか |
187株は発起人で登記時候であるので公表できるが、他は個人分であるのでできないとのこと。 |
A3000万円で何を買い取ったのか | 1月31日付で支払い。株6460万円。土地建物入って5728万円。同日。今後問い合わせます。 | |
B合併前の協議会の中で財政調整基金には手を付けずに合併しようとなったがいくら持ち寄ったのか | いくら持ち寄るとの約束はなかった。金額は決めていない。 | |
C両神では議案配布は何日前にされていたか | 当日ではありません。9月13,14の議会に対し3日前で法的にはよいが、9月6日に配布されています。 | |
登記はいつか? | 9月12日。 | |
D寄付金、交付の公益性とは E117条、除籍の規定の解釈はいかがか | ||
B | コンニャクのこと、現状はどうなのか | 高齢化が進んでいる。減産されてます。販売も輸入や人手の問題で減。 |
C | 旧両神のこととは言え、3000万円出している。生産量ぐらいは把握を | |
D | 今はJA離れてふるさとがやっているんだと理解しているが行政は指導できるのか | 報告を受け情報や見通しを連絡したい。 |
E | 事務引き継ぎは町長はしたのか | 聞いていない。 |
F | どの様なメンバーで今後責任をもってやって行くのかを聞いてもらいたい。 | 問い合わせして行きたい。 |
G | 旧両神で施設を貸していた点は今後小鹿野町としてどうするのか | 新たに無償なのか有償なのかを協議して行きたい。 |
H | 前向きに考えたいが、(議案審議や補助対象の団体などの)ルールづくりをしてもらいたい。 | |
I | 責任はどこにあるのですか | 責任については町は協調体制を取って行く姿勢。儲かったならばふるさと祭りに寄附をしてもらえればいいのではないか。 |
以上の内容で協議され、執行部は今後「ふるさと両神」に対し質疑応答し議会にも報告する事となった。 |
………………………………………………………………………………………………………
2006年2月25日(土)発刊の新聞社各紙の報道によれば
旧両神村が秩父郡小鹿野町との合併直前に、村議らが役員を務めている村内の会社「ふるさと両神」(小菅栄市社長)に補助金を交付したのは地方自治法違反に当たるとして、小鹿野町の農業出浦欣一さん(71)ら町民6人は24日、小鹿野町監査委員会に補助金返還などを求める住民監査請求を行ったそうです。
出浦さんらによると、旧両神村は昨年9月27日、「秩父こんにゃく株式会社」の株取得代金約6466万円の一部として、株式会社「ふるさと両神」に産業振興事業補助金3000万円を交付した。しかし、ふるさと両神は同年9月12日に設立登記されたばかりの会社。7人の取締役のうち5人が同村議で、発行株式200株のうち155株をこの村議らが当時所有していた。同社への補助金交付などを盛り込んだ補正予算案は、昨年9月14日の合併前の両神定例村議会に提案された。この村議らも議決に加わり、議案に賛成していた。
町民らは、「ふるさと両神」は議員らが所有・経営する営利企業で、補助金交付を決議した議員自ら利益を受けた形で公益性に欠け、補助金交付は地方自治法に違反していると主張。ふるさと両神に対して補助金を小鹿野町に返還することと、返還されなかった場合、旧両神村の千島一朗村長らに賠償することを求めているそうである。
………………………………………………………………………………………………………
・・・以上は資料、会議等で知り得た情報です。
(株)ふるさと両神へ有志で要望書提出 |
平成18年3月23日 (株)ふるさと両神様 小鹿野町議会議員 岩田 實 飯塚朝志 渡辺政治 田島昭泉 根 登 鈴木和夫 橋幸助 要望書 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 さて、私たちは3月の小鹿野町定例議会におきまして貴社への補助金を含む決算に賛成させて頂きました。これは貴社に対しての期待を掛ける思いに寄るものです。しかるに私たちも手放しで賛成というわけではありません。ここに以下要望を記し、私たちの思いをお伝えし要望書と致します。 記 会社設立の目的は、安心、安全な農林産物の生産を計り、地域経済活性化で地域住民のうるおいを求める事に、最大の目的があるものと私達は確信している。したがって、貴社にあっては地域住民の理解を得る努力をさらに進めるべきである。 1,設立者である元行政、村議関係者にあっては剰余金は受け取らない。また、剰余金の50%は町に還元する事。 2,上の1については、役員会において決議する事。 3,決議の内容は必ず住民に公表する事。 4,経営内容はすべて小鹿野町に報告する事。 以上を要望する。 |
私の考えはこの要望書の通りですが、田島しょうせんの広報誌でも述べさせていただいているのでごらんください。→広報22号
平成18年4月4日付で「(株)ふるさと両神代表取締役小菅栄市」名にて要望報告書が議員有志宛てに届きました。以下回答です。 |
1.について 第1回取締役会議にて年棒は出さないと決定。 2.について 剰余金の50%還元については、株主総会において剰余金処分案の議題の中での決定事項となっておりますので、他の方法で拠出することも考えております。 3.について 決議の内容は、行事、講習などのチラシで住民の方には公表させてもらいます。 4.について 経営内容は年度の決算書にて小鹿野町へ報告致します。 |
年棒は受け取らない。剰余金については総会議代の中でとの事で、有効な決定がなされることを期待したい。また、他の方法での拠出もどの様なものとなるか期待するものです。
5月22日付でさいたま地方裁判所に対し、住民訴訟が提出されました。
事件名「平成18年(行ウ)第20号違法公金支出返還請求事件」。原告出浦欣一他7名、被告小鹿野町長関口和夫。
返還・賠償請求などは旧両神村長千島一朗、旧両神助役倉林力、旧両神収入役多比良武和、(株)ふるさと両神を相手方としております。
内容は小鹿野町を相手にさいたま地裁に提訴した内容の報告です。公判は7月12日、9月6日の2回なされ。第3回は10月18日とのことです。