小鹿野町里山案内人養成講座

2007/2/10(土) 野外実習 両神国民宿舎周辺にて     ■TOPへ

朝7時、両神国民宿舎前に集合でした。 コンサルタント講師陣は(株)応用生物の:橘さん、明石さん(プランナー)、
草加さん(生態系と植物)、早川さん(地形・地質)。特別講師の叶内拓哉さん(鳥を中心としての自然案内人)


「スカリ」リュックをご披露する受講生。
町のスカリ教室でつくったものだとか・・・素敵!

叶内さんのご挨拶。(7:27)
「里山案内にはなによりもトイレの確認が重要です。
また、知らないことは知らないと答え、あとで調べましょう。」

鳥の巣と間違える人もいるとか。テグス病の桜の木です。
切り落とさないと蔓延するとのこと。(7:30)

クチナシの実を食べるのは
メジロ、ヒヨドリとのこと。(7:33)
ホウジロは昔シトドと呼ばれた。(シ)シッシと鳴く(シ)人の近くにいる(ド)鳥。両神ではヒトドとも呼ばれ語源に近い。

キョッ、キョッ、キョッ、キョッという声にひかれて行くと
ニホンアカガエルがペアでいました。(8:05)
すでに流れには卵が沢山産み付けられていました。

参加者のお尻にぶら下がっていたものです。
「しりっかわ(尻皮)」
濡れたとこでもどこでも冷えずに座れる様です。
アオゲラは小指2本で吹く笛に反応して答える。2回吹くと3回で答える。「俺の方が強いゾ」の意味合いとのこと。

民家の庭先に見事に咲いていたチチブベニ(福寿草)

薫り高いロウバイの花の中に
ヒヨドリの巣。(8:37)

グループに分かれて発表。この風景からだけでも多くのお話を聞くことができました。(10:35)
川にある横になった木は?−−−人の造った橋です。
右の川の中に置かれた木の枝の束は?−−−枝折り(しおり)技術での花卉の出荷前です。
左コンクリートの堤の上の木の工作物は?−−−里芋を洗うイモグルマです。両神ではべっちゃん水車とも呼ぶようです。
この河原は人の生活に密着していて多様な遣われ方をしていることが解りました。
この先の大きな木の枝にはノスリ、左の原にはキジの雄の集団(4羽)も見られました。





まるで「蟲師」にでも出てきそうな繭は
ウスタビガのまゆです。
緑色がきれいです。
(10:50)

薬師堂には枝折りのお土産を買ったお客さんがお参りしていました。(11:01)
このあと個人発表会。
杉の殺菌効果、檜の木で作ったコマ、薬師さまの縁日、癒しの効果のフィトンチットなど。
また、案内人心得の手順注意などの意見として
自己紹介、名簿、持病、時間予定、トイレ予定、ストレッチで出発。休憩には点呼。
終了時はストレッチ、健康具合、お礼とお誘い。
高飛車にはならない。交通に気をつける。危険箇所での喚起。体調。など・・・
鳥は姿や声では ノスリ、キジ、ウソ、カシラダカ、サギ、ホオジロ、アオゲラ、ガビチョウ
ヤマガラ、セグロセキレイ、シジュウカラ、ハシボソカラス、スズメ・・・などが観察されました。
万歩計による歩数は約6500歩。 12時過ぎに薬師堂での解散。

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