小鹿野町里山案内人養成講座

2007/1/27(土) 野外実習 般若山周辺(クアパレス〜法性寺〜)にて  ■TOPへ

朝7時、クアパレス駐車場に集合でした。 コンサルタント講師陣は(株)応用生物の:橘さん、
草加さん(生態系と植物)、岩水さん(鳥類)、早川さん(地形・地質)、倉持さん


般若の丘で、1500万年前の海生獣
パレオパラドキシアの説明。(7:14)
昭和56年粘土山から発見され、世界でも5体ほどの珍しい化石。
チチブサワラと共に世界で初めての復元模型です。

般若の丘展望広場。(7:28)
下小鹿野の古墳の説明など。
広場の四級三角点については島崎さんが説明。

←↑ 般若の丘の展望あずま屋の柱です。
シカの激しい食痕。まるで彫刻のようです。(7:47)

ヤブランをシカが食べたあとです。(8:12)
切れた所がばらついているのが特徴。
ウサギなら真っ直ぐ綺麗に切れているそうです。

←「自然は総体的に見て下さい」と早川先生。
「四季の道は砂山、ここはドロ山。」

大きなモミとヤブツバキのある森。
キジの狩り場だそうです。
〜アオゲラの声〜イチヤクソウ〜細かな毛の生えたヤマウグイスカグラ〜

↑ グミの巨木の枯れ木です。(9:46)
この穴の中はウロになっていて →
小さな獣の寝床になっていたようです。

峠の切り通しに露出した粘板岩。(10:07)
ここにはカラムシの草が多く、
山中さんがその皮で縄を編んでスカリの説明。

タマネギ状風化の様子も見られた。(10:29)





クマ棚
←  「熊の寝床」と呼ばれるもの。(10:48)
栗の木に登り、枝を折り、実を食べては
その枝をお尻に敷くとのこと・・・。
時にはそこで寝ることもあるとか

ここの斜面は日当たりもよく
ユズやバショウなども見られた。

霞網にかかっていたシジュウカラ。(11:01)

同じく霞網にかかっていたカヤクグリ。

秩父札所32番 法性寺。(11:12)
室町時代の長亨(ちょうきょう)2年(1488年)の
番付では、15番だったようです。
その後江戸からの巡礼が増え、順路を変えたようです。

途中の畑で見かけたクマ用のワナ。(11:23)
最近、畑を荒らすイノシシも各地に頻繁に出没する。
〜アオサギ〜トビ〜昔ながらの農家が続く風景を経て、十六様の見える道を通り、クアパレス駐車場へ帰着。(12:20)

この日のルートは赤く示されている道と一般道で一周しました。
この日の万歩計による歩数は9304歩。

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