節約規範

奈倉の戦時品展報告


【緊急懸協力会議決事項】不徹和尚所蔵資料      この協定は昭和15年8月8日施行(1940年)

 この資料でわかる事は第一次大戦、満州事変、日中戦争を経て国民の生活は厳しい上に、第二次大戦突入の1年以上前に一般生活はとても厳しい上にさらに節約や供出などで大きく規制されたと言うことです。
以下資料を見ると
闇取引統制違反は絶対に行わないこと。
金属類回収に全面的に協力すること。他
挙式は 氏神前で厳粛に行う。費用は15円以下とする。参列は25人以下とする。式服の新調は廃止。披露宴は絶対に廃止。披露宴に代わる配りものは一切廃止。
葬儀は 厳粛に、ただし顕花は2基以下。香典及び榊料は絶対に廃止。喪中扱いは絶対に廃止。新盆見舞は5人組の範囲とすること。他
子供の祝いは 祝い金と贈答は初子だけ。範囲は5人組程度まで。他

右に関する従来の申し合わせ規約はこれを廃止する
小鹿野町長 
    逸見顕一

 以上のように戦争とは普段の文化的生活をも制限され辛いものにしてしまい、国民を疲弊させることに他ならない事だと理解できました。

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