政治家の姿勢・資質

政治家は批判の対象になる

政治家は議会議場ではもちろんのこと、地域の祭りや集会での挨拶を含め公的な批判の対象になります。
政治施策、政治姿勢はもちろん、時には生活の有り様までが問われることになるのです。
ですので家族や親戚の受ける負担も軽いものではないことは確かです。
全くいわれの無いことで誹謗中傷されたものに対しては名誉毀損で対抗することもできますが、政治活動の中で批判されたものは政治活動の中で対抗するしかないのです。
一般の人の個人批判と政治家の姿勢を問う事とは意味が違います。
政治的に重要なことを問わず、又、選挙民(住民の皆さん)に知らせもしないでいたのでは、自分の政治姿勢をも明確にしないことと同じです。
根回しと言えば聞こえはいいのですが、見えないところで選挙人や政治家を自分の勢力に取り込もうとする中では、買収や事業施策の密約などが行われているようです。
見えない政治活動も認めないわけではないが、住民の皆さんには知り得ないところで物事やお金が動くことは避けなければいけません。
選挙人(住民の皆さん)は政治家の頭の中、腹の中も良く見抜き、責任をもってそれぞれの政治家の支持をして頂きたいと思います。


政治家は筋を通せ!

政治家の言ってきたこと、やってきたことが現在の言動と違っていませんか?
もちろん研究を進めた結果で180度方向が変わることがあることもあるでしょう。
その時は経過や内容をよく説明し理解を求めればよいことです。
しかしそれが自分の身の保身であったら最低なことです。情報公開をしない政治家には良くあることです。
公開しないからこそ、都合の良い場所に身を移すことが簡単にできるのです。
わずか数日でころっと意見が変わる議員も居ます。
選挙人(住民の皆さん)は政治家が筋を通しているか良く見て頂きたいと思います。
政治家は施策でまったく違うことを言う人達が多いのですが、だからこそ違った考えの選挙人がそれぞれの政治家を推すのです。
意見が変わったりした政治家には大きく追求する姿勢も必要です。


選挙では何を問うか
住民投票では何を問うか

選挙での政治家の公約(マニフェスト)は何項目にも渡り書いてあり、ましてや抽象的な書き方で表現されている事が多い様です。
ですので、大きな政治判断について、選挙時のはじめから住民に伝わっていると言うことはあまりありません。
しかしながら親戚や同僚と言うだけで人を選んでいたのでは進歩がありません。
貴方の信念で人を選んで頂きたいものです。
また、行政の方向を決める重要な案件。たとえば合併などは選挙の当選人だけに任しておいては議員などの丸め込みで左右される事もあるようです。
住民投票はそんなときに実施される住民の判断を仰ぐシステムです。この判断は最高のものとしなければなりません。
人を選ぶ選挙では人柄や親戚の数などで判断は偏向します。
しかし、合併するとかしないとかの判断は住民の心の内ひとつです。
だからこそ住民投票は重要な判断なのです。
その住民投票を軽んじての政治活動は大きな権威への反抗であり政治の無秩序を助長する行動です。
混乱が好きで発展を望まないならば、どんな判断がでても嫌だと言っていればいいのです。
しかしそんな政治家はいらない。あなたもそう言い切ってください。


選挙違反に気をつけて下さい 2005/8/9記

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