小鹿野町防災本部解散NHK報道問題

去る10月9日の夜10時と10日の朝6時と7時と昼にNHK第1テレビが報道した内容での報告と質疑がありましたのでご報告します。

まずNHKテレビ放送の内容は
警報発令中に町役場が不在に」小鹿野町では9日の午前中に大雨洪水警報が出され、午後1時ごろには民間の福祉施設で暮らす障害者など48人が町の施設に自主的に避難しました。小鹿野町の福島弘文町長によりますと当時、町は約10人の体制で災害の警戒にあたっていましたが警報や避難が続いていた午後7時すぎに「被害が発生するおそれがなくなった」と判断して防災体制を解除し職員全員を帰宅させたということです。このためその後、埼玉県が小鹿野町役場に住民避難の状況を確認しようとした際、連絡がとれなくなっていました。福島町長は「連絡がつかない状況は好ましくないかも知れないが、気象情報を見極めて検討した結果の判断だ」と話しています。これに対して埼玉県は「警報が出されている間は市町村に連絡体制をとるよう求めてきた。住民が避難しているならなおさら問題だ」として小鹿野町に改善を要請することにしています。(以上はNHK記録文章)

朝日新聞の内容は
台風22号 小鹿野町、県と連絡つかず」住民避難中、職員ら帰宅
 各地で大きな被害をもたらした台風22号が県内にもっとも近づいた9日夜、県と小鹿野町の連絡が10日朝までつかなかったことが分かった。県は9日、台風の接近に伴い消防防災課の職員を中心に被害に備えて待機し、各市町村と連絡を取り合い、午後10時まで被害状況をまとめていた。
 小鹿野町によると、午後6時ごろから町内では風雨とも弱まったため、町長の判断で職員は自宅待機とし、7時半には役場を引き上げたという。同町では福祉施設の職員・入居者48人が大雨のために自主避難して一夜を過ごし、施設に戻ったのは10日午前11時ごろ。町の防災担当の生活環境課は町の対応について、「帰宅後も被害は出ておらず、問題はなかったと考えている」と話している。
 県消防防災課は「防災計画は各市町村の判断」としながらも、「自主避難する人もいた事態なので、出来れば連絡がつくようにしてほしかった」と話す。県は近く小鹿野町に今後の防災計画について、こうした事態がないように要請する。(16/10/12)」


10月18日議会全員協議会
町長:大型台風22号が9日に来たとき、予想では来るコースも千葉をかすめる程度でこちらには来ない状況だったので解散した。。ゆうあいハウス(知的障害介護施設)の自主的避難で入所者は小鹿野のいきいき館へ移動していた。NHKがゆうあいハウスへ取材を申し入れたが拒否された。性格上仕方ないと思う。県に問い合わせた。県も連絡が取れなかった。それでNHKの放映となった。報道対策は大事なんだと理解しました。朝日新聞でも出た。

高橋幸助議員:重要なのは放送対策ではなくて町民への安全安心対策だ。独居世帯も200世帯有る。確認の電話も時には必要だ。 町長:予想では雨量は280ミリだったが160ミリ。こちらでは100ミリ程度だったので安全だと認識した。
小菅議員:災害対策本部は規則上どうなのか? 町長:独自に自主的にするものなので県には必要ならその様に規則をつくってくれと言ってきた。
神田議員:宿直を廃止するときに連絡は取れる体制にしておくといっていたはずだが? 連絡の転送は富士警備から埼玉新聞とNHKのみ来た。
高根議員:県は指導してきたのか? ない
田島しょうせん:避難していた団体があったのだから、そこに対策本部は安全と確認したので解散しますと連絡をすべきだったと言うことだ。電話一本ぐらいはして下さい。
小池議員:なんであんな所に施設をつくったのか? 17年度会計で急傾斜地対策事業をしたい。5%の町負担でできる。
幸助議員:あれをつくったときは奈倉や腰の根など断られて結果としてあそこになった。
しかしボーリングなどして安全とした選定があったはずだ。