2024/2/6全国フェミニスト議連に女性活躍が遅れていることを問われました
東京新聞2024/2/6
埼玉県内で唯一、議会に女性議員がいない小鹿野町を、全国の女性議員らでつくる「全国フェミニスト議員連盟」(共同代表・山田裕子越谷市議、森本由美北九州市議)のメンバー7人が訪問し、森真太郎町長らと懇談した。森町長は「大きな問題だと常々感じている」と述べた。来年には町議選がある。再び「ゼロ」となってしまうのか、町を挙げた取り組みが求められている。(柏崎智子)
小鹿野町議会の議員定数は12。町によると、2009年の町議選では2人、13、17年は1人の女性が当選したが、21年の選挙は女性が立候補せず、無投票で「女性ゼロ議会」となった。
1月26日、町を訪問した山田市議ら議連メンバーは森町長に、女性候補者を増やす取り組みは、「政治分野における男女共同参画推進法」で定められた自治体の責務であることを説明。女性が立候補できない原因を調べ、町民の意識啓発などを行うよう求める要望書を手渡した。
森町長は「女性町議をたくさん増やしたい気持ちはある。やり方は名案が浮かばないが、趣旨には賛同する」と述べた。かつていた女性議員については「子育てしながら一生懸命頑張ってくれた」とし、男性社会での苦労があったことを「聞いている」と明かした。また、役場も18人いる課長職が「女性ゼロ」。「こちらは私の力で解消します」と約束した。
メンバーは、専門家や他自治体の女性議員を講師に招いたセミナーの開催を提案。「自分たちにも議員ができるというイメージがわくと、立候補する女性も出てくる」とアドバイスした。
町長との懇談後、議連は町内で子育て中の女性3人とも語り合った。女性がなかなか立候補しない背景として、3人から「いまだに男尊女卑の雰囲気があり『女の子は学がなくてもいい』と言う人もいる。女性が主張していくのが難しい」「小鹿野の人は選挙が好きだが、年配の男性が中心で、女性はお茶くみ。女の人が(選挙に)出ていくのを受け入れる雰囲気ではない」などの意見が出た。
ただ、学童保育のあり方など町政に課題も感じているといい、「女性議員にいてほしい」という思いは一致。以前いた女性議員の尽力で、子どもの冒険遊び場「プレーパーク」が実施されるようになったという。議連メンバーは「自分が課題だと感じることは、ほかの人も感じている。ぜひ立候補を考えてほしい」とエールを送った。
同議連には議員や市民ら約250人が参加。女性候補の発掘や支援のほか、議会を男性議員だけが占める自治体を訪問し「女性ゼロ」の解消を働きかける活動もしている。
<政治分野における男女共同参画推進法> 国や地方の議会選挙で候補者数が男女均等になることを目指し、政党や国、地方自治体が取り組むべき施策を規定。2021年の改正で自治体の役割も強化され、講演会や女性議会を開いて人材育成することや、妊娠・出産など家庭生活と議員活動を両立できる環境整備などが義務となった。また、立候補を阻む社会的障壁の実態調査や、ハラスメントの防止対策も求めている。
⇒2021年の選挙は無投票で男ばかりでした
実に残念な状況です。
議会広報等もそれぞれの議員が出すことも少なく、活動が見えてくるような議員もいない。
お祭りと学校の行事だけでしかお目にかからぬ議員。
議会の中はごたごたとした話し合いすらまともではない状況だけが噂に出てくる始末。
しっかりとたずなを引く年長議員もいないという事でしょうか。
目覚めよ小鹿野町民 目覚めよ小鹿野の女性よ
町も課長クラスでの女性登用を積極的にしないといけませんね ショウセンT