◎議案第17号 平成17年度国民健康保険町立小鹿野中央病院事業会計予算

平成17年第2回(3月)小鹿野町議会定例会  平成17年3月18日(金曜日)

病院改革について発言させていただきました。

〇議長(高根 登君) 次に、日程第4、議案第17号 平成17年度国民健康保険町立小鹿野中央病院事業会計予算について、質疑がございましたら発言願います。

  7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) ドクターヘリというような話がいろいろ声が聞こえてくるわけですけれども、とりあえずは救急ヘリを利用したような県は始めるというような話ですが、地域医療と町立病院、そういったものの連携は、またそういう話はどこまでいっているのか。また、実際の稼働というのはいつごろになるのでしょうか。
〇議長(高根 登君) 福祉課長、森谷正雄君。
〇福祉課長(森谷正雄君) 私の方からちょっと情報ありますので、私の方から一言。
  ドクターヘリにつきましては、昨年の6月、県議会の方でそういった話がありまして、そうした関係で今年の5月ごろから早ければ始めるというような話でございます。ただ、実際どういうシステムでどういう連絡網でやるかということ、それがまだ実際に細部については決まっておりません。だから、今後におきまして県の方から、医療整備課が担当でやっているということでございますけれども、その中では予算的には余りないという、そういった話で、とりあえず19年度に向けて準備段階みたいな形に入っていくのではないかと、このように考えております。そうした中で、当町としてもヘリポートが3カ所ぐらいということですので、その辺について早目に申請をして何カ所か、倉尾、三田川、そういった地区ごとに申請をして、早目にそういったヘリポート等の調整をしたいなということで町長にも指示を受けております。
〇議長(高根 登君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) はい、わかりました。
  あと1点、先日聞きまして、持ち出しが2,000万以上あるというような話ですが、今町立病院で考えている改革というのでしょうか、その辺を見てどのような方針でいくかということで、その改革内容あればお話ししていただければと思います。
〇議長(高根 登君) 病院事務長、山中一行君。
〇病院事務長(山中一行君) 今現在病院改革ということで、各科の業務の見直し、そういったものを医局会を中心に行っているところです。今までの実績、それからこれからの展望、そういったものを各部署ごとに検討いただいて、それをまとめて病院の方針とすると、そんな形で現在考えています。町からの繰出金が約2億あるわけですけれども、実際の運営費は約7,000万円ということで、16年度に比較いたしまして1,000万円の減少となったわけです。病院としては、なるべくやはり町の財政が厳しい中で、町からの繰り出しを交付税の範囲内ぐらいにおさめることを大きな目標にして、これから収入の確保、それから経費の節減、そういったものに努めていきたいということで、現在病院内でも検討を行っているところです。
〇議長(高根 登君) 7番、田島昭泉君。
〇7番(田島昭泉君) 地域に愛される病院ということで、ぜひとも特色ある医療、また単純に言えば当たりのよい、お年寄りから何から皆さんが喜んでにこにこ行けるような、そういった病院というものをぜひ築き上げていただきたいというふうに思うわけですけれども、そういったものも人の輪でしょうから、ぜひとも看護婦さん、また医師の皆さん、輪をうまく取り持っていただけるような組織づくりというのですか、そういったものをつくっていただきたいと思いますが、その辺病院長さんいかがでしょうか。うまい人的なつながり、輪というものを醸し出していただけると。というのは、幾らかぎくしゃくしているものがあるのではないかなというような声がちらほら聞こえていて、それが入院患者さんにもちょっとはたで聞こえるというようなことがあるやに聞くのです。その辺の輪というものをうまく取り持っていただくということを、その辺いかがでしょうか。
〇議長(高根 登君) 病院長、大和田篤雄君。
〇病院長(大和田篤雄君) お答えいたします。
  私が病院長になりましてから、三つの方針というものを立ててまいりまして、第1の医療は出前医療、いわゆる地域包括の中の一つとして外に出ていく医療というものを一つ考えまして、これも福祉課、保健課と一緒になって半分以上、大体全部とは言いませんけれども、でき上がったと思っております。
  第2の医療としましては、1次医療、救急医療からある程度の完治した医療、リハビリまで持っていくような医療を第2の方針として取り上げてきました。
  第3の医療として、まずチーム医療、みんなが自分の分担だけではなくて、1人、個人の患者様の一人一人に対してみんな早く言えばドクターだけでなくて個メディカルのナースや、それから放射線検査技師、そういうもののチーム医療。一番今うちの病院でチーム医療のできているところは糖尿病教室ということで、糖尿病の教室をやっているのですが、そういう方針を立てていきまして、ですから第3番のチーム医療というものを今年も年頭に私出したのですけれども、チーム医療をしていって、そういう一人一人の患者さんに、一人一人のためのその人によかれという医療をチームとしてやっていこうではないかと、そういうふうに考えて今年の年頭のあいさつに私はさせていただいたのですが、これを進めていきたいと思います。
〇議長(高根 登君) 病院事務長、山中一行君。
〇病院事務長(山中一行君) 確かに病院全体で正職員が93名ほどおります。そうした中で、やはりなかなか各部署、部署の担当が当たっているわけですけれども、連携等について自分のところしか見えないと、そういった意識も結構今までありました。そういうことを考えた場合に、病院全体を見ていただくと、職員にも。そういうことを考えまして、やはりこれからは人事面でいろいろな部署へ行ってそれぞれの業務を担当してもらうと。そういうことによって、よその部署も見えてくると、そんなことも今考えております。

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