ヒバクシャ を見て

8月6日(土)10:00〜 「ヒバクシャ世界の終わりに 鎌仲ひとみ監督」上映会 生活倶楽部生協主催

ヒバクシャオフィシャルHP

●イラクのバスク地方 1991年にアメリカによる300トンもの劣化ウラン爆弾の投下で今でも多くの子供達の癌が増えている。しかし当時は経済封鎖などで薬も入ってきていない状況。白血病患者に生理食塩水しか点滴できない悲劇。

●被爆医師肥田舜太郎しがアメリカのハンフォード地区に入る。核施設が2万5千発分のプルトニウムを作り続け、その周辺にも汚染が出ていた。1945年には基準値の1500倍の放射線。1949年には故意にヨウ素がばらまかれた。死の1マイルと言われる地域では全ての家庭でほとんどの人が癌によって死んでいるか治療中である。この地域の女子生徒は全て手術を受けている。年少の者ほどひどい。この地域の牧草は日本にも輸出されている。ジャガイモもしかり。
肥田氏「進駐軍のABCCに被爆したときの対処などきいても答えてくれなかった。調査と検査のみの目的できていた」
ハンフォードでも国に訴えたが18000人いた原告は1600人に減った。プルトニウム工場の学者は「知識を持った者が2000万ドルもかけてやってる仕事。データに基づいて研究している。」と安全を訴える。
しかし、危険性を訴える元工場監査官は「ハンフォード200地区では地下水の汚染がある。何千万ガロンの廃棄物が川にも流れている。」と暴露している。

●広島では原爆800m以内は即死している。2kmより外では被爆への保障がない。

●肥田氏が日本中の乳ガンと乳児の死亡を調査。すると海道から東北にかけて1996年より2倍近く数字が大きくなっている。因果関係を見ると1986年のチェルノブイリ事故とつながった。低線量被爆による10年20年後に発生する癌などの病気に危険性を訴える。また、数字は中国の核実験の年代とも合致する。男性は筋肉にセシウムなどが入り、女性は生殖腺にはいる。若ものへの影響は大きい。

原発は希ガスを排出する煙突がある。ここから薄い放射能が排出されている。


DVDも発売されているようです。