■K A 「原発は官僚・政治家・御用学者・財界の圧倒的な力によって、ゴリ押しで進められたもので、国民が選択したものでない。コストの面でも実は、廃炉・廃棄物や交付金、事故処理などを計算しておらず、他の発電方法より高い。このため日本の電気代は異常なほど、高い。また石油なしでは動かず、CO2削減どころか、大量の熱を温排水として出しており、また通常運転でも放射線核種を撒き散らしている。また、一度大事故を起こすと...、被害範囲は甚大であり、元に戻るには100年単位の年月が必要となる。また破局的事故を起こせば、世界を巻き込む核汚染を引き起こす。また、原発がなくても実は電気は足りることを、過去のデータも示している。つまり、原子力以外の発電総量は使用電力を超えたことはなかったのである。したがって、総じて原発は百害あって一利なしで、進める合理性は全くなく、すぐに止めても何の問題は起こらない。」
■A Y 「原発事故によって日本は放射能の恐怖に陥れられた。福島では生命や健康を脅かされ、家や仕事、農地や漁場そして家畜も奪われ、故郷を失い、子どもたちの未来までも奪われようとしている。新しいエネルギーはどうするかとか考える前に、そんな危険な原子力発電所はいらない。早く止めなければ、処理に悩む危険な放射性廃棄物が増えるだけだ。これ以上、多くの人達の犠牲を作り出してはいけない。一時的な原子力による利権にしがみつかないで原子力発電を無くして行こう。」
■Y T 「核分裂に伴い発生する放射線のすべての生物に対する影響を中和または解毒するテクノロジーを持たない限り、人為的に発生させることのできるものの中で最も危険な核分裂生成物が安全であることはありえない。したがって人工的に放射線を発生させる行為は許されるべきではない。残念ながらおこってしまった今回の福島第一原発での事故は、核分裂によるエネルギーというものは人類のコントロールが及ばないものであることを明らかにした。原発を運転する限り放射性物質は常にまきちらされており、また放射性廃棄物を大量に作り出し、埋めてしまえばよいという愚かな考えから、我々の子孫に対して莫大な負の遺産を作り続けることのどこに大義があるのか。 これらの視点に立てば現在人類の持つテクノロジーでは原発を運転することは許容できないので、すべて廃止にするしかないという結論に至る。
地下原発推進議員連盟に名を連ねる国会議員たちは論外である。何かあれば埋めてしまえばよいと考えているのか? 原発維持を主張、また推進する人々は原発により供給される電気は安いとか、原発に変わるエネルギーがないというが、それは現在利権を得ている者たちの方便に過ぎない。原発を廃炉にする、また放射性廃棄物が完全に核分裂を終えるまで保管する費用を考えれば安いことはありえない。 原発を維持しようとして使われる予算を他に振り向ける意思があれば、様々な持続可能なエネルギーをさらに開発することが可能になると期待する。今こそ民衆が声を上げてそのような方向に進むべく舵を切る時であると思う。」