青森脳味噌交換旅

2021/8/13ー15 縄文にふれる旅

2ヶ月以上前に息子の教えてくれたyoutubeでUFOに出会ったと言う人の動画を見た。脳味噌を交換されたそうだ。裕子は3月の脳梗塞で脳に白い部分、すなわち死滅した部分があることを指摘された。実際美味しい鰻の味が感じられないとか、怒りっぽくなったとか言う。裕子は脳を交換したいと思った。そこでさっそく
青森行きを予約した。
8/13(金)朝5時にタガメの餌くれなどして6時。天気は悪い。裕子も起きて出発準備。コロナ緊急事態もあるので電車には極力乗りたくなかったので車移動を選んだ。私は生卵のぶっかけご飯。9時に出てもいいかと言っていたが、裕子はお茶だけ飲んで星仙にあとを頼み早めの7時には出発。実はお盆で込むだろうし、数日前から羽田の駐車場をネット予約しようとしていたけど日曜に空きが無いので予約できていなかった。その心配もあったのだ。
8:25高坂SAで一服。ここでネット予約を開けたら、残少に戻っていて急いでやったら予約できて、確認メールも届いた。安心して羽田に行ける。
羽田にはjust 9:30についたものの予約できていた第一ターミナルの前のはずの駐車場P5が全く見つからない。2周してあきらめ、裕子に聞きに行ってもらうと、国際ターミナルの方だった。P5の入り口までたどり着きインターフォンで予約を伝えると「予約できてない」と言う。メールでその確認も届いているのにだ!P1も満車だし、どうするのかと頭に雲がよぎった。しかしP5は空いてるから一般駐車場にとの指示。なんと言うシステム?羽田だよ!P5は確かにすいていた。

欠航便が目立つ日本の空
日本中大荒れで欠航が目立つ

循環無料バスに乗って第一ターミナルへ戻る。なんやかやと10:30にターミナルの中へ。日本中が大雨で欠航便も多い様で一瞬心配がよぎる。有難いことに、こちらはチェックインもできて大丈夫。しばし休憩という間に、ここまでを書き留めた。早めに出てきて良かった。

11:30 お昼にはお洒落なカレーうどんを食べた。荷物チェックをして出発ロビーへ。青森行きはバスで移動した先での搭乗だった。13:15時間通り離陸出発
あっという間の1時間ちょっとの空の旅。気象も荒く揺れたが無事可愛い青森空港へ着陸。外は19度!
レンタカーを借り、さっそくホテルへと向かう。市街にはとても近くて、ものの30分でホテルに着く。青森弁で丁寧な年配の駐車場係の指示で車を預けた。ホテルは8階の部屋。海が見えた。4時にはさやかさんとネイザンさんが来る。1時間あるのでピラミッド型の観光物産館アスパムへゆく。入り口に売っていたアップルパイがとても美味しそうだった。四角いひとかけら400円を2人で食べる。さっぱりとしてて、とてもおいしかった。観光客もポツリポツリいる。お土産として最後の日にここによれば、いっぱい買えるかな。
さやちゃんたちは4時に来るはずが4時半になると言う連絡が入った。少し商店街のほうに行ってUターンして戻ってきた。ちょっと寂れた感のある街並み。



ホテルの1階のロビーにて2人を待つ。やってきた2人はにこやかに。ネイザンさんは背が高く面立ちはとても優しい。結婚のプレゼントの「風景のある蓋物」も気にいってもらえた。青森に住み続けたいなどのお話をいっぱいして1時間ほど過ごした。生まれのオレゴン

プレゼントの品のテープがとれないのです(笑) 顔合わせができて良かった♪

州は森の中で似ているそうだ。二人の姉妹とお母さんがいるそうです。記念写真を撮ってお別れ。さやちゃん達はこれから仙台のほうに行くそうだ。この時間からそちらに向かって行くけど、何かイベントがあるそうだ。気をつけてね。

ホテルのサービスイベントで津軽三味線独奏会があった。津軽じょんがら節などしみた。
私たちはその後商店街に行き、夕食としてお寿司系を探した。ちょっと古風な感じの寿司屋さんを見つけ中に入る。お客はまだ1人いるだけだった。ホタテのあぶり焼き、甘くておいしい。大間のマグロやホッキ貝、大きなボタンエビなど入れてもらって、おまかせにぎりを2枚頼む。豪華でとてもおいしかった。ゆうこは最後に穴子を注文。今までになく鰻のようなとろける感じでおいしかった。2人で8250円。

今夜はUFOとは出会えなかったが・・・

ホテルに戻り、夜のドライブへ向かう。モヤヒルズへ向かう。30分で到着。真っ暗。風もありなかなか寒い。ベントラベントラ。しかしここの丘の上からは青森の街がとてもかわいい明かりとして一望に見えた。空には1つ明かりの点滅。うーん。あれは旅客機だな。しばらく見ていたけどあまりに寒いので今夜は諦めた。




14日(土)朝5時起床。裕子さんは6時起床。コーヒー飲んでのんびり今日の計画を練る。
7時からの朝食探しに駅前へ。裕子の探してる店が見つからないのでバイキングの朝食をやってるレストランへ。美味しいけどやっぱり食べ過ぎ!
その後腹ごなしwalking。駅前の市役所の地下が東北一の市場になっていた。賑やかで見ているだけでたのしい。8:30にはホテルに戻る。


実際に柱が埋まっていた穴が残っている。
穴の間隔は全て4.2m
直径1mのクリの木が残っていたそうです。
  →再現した大型掘っ立て柱建物

  ↑大型縦穴建物

←時遊館作業室の前の縄文ビッグウオール 
 5120の縄文土器のかけらが埋まっている

さて今日は三内丸山遺跡だ。ホテルから30分と近いのだ。充実してて、結果9:30から11:30までいてしまった。再現された竪穴式住居と背の高いヤグラなどと土器石器などの豊富な展示が素晴らしい。土偶など貴重な物もたくさんある。三内丸山だけでも2000年は続いてる。そもそも縄文は1万年も続いている。それも平和で。




続いて行ったのは三内丸山遺跡から15分ほどの環状列石の小牧野遺跡。途中に廃校になった小学校の校舎を改造した素晴らしい展示のある資料館を見学。石の遺跡も世界には多い。そんな紹介もしながら、ここはお墓と言う以上の意味を、すなわち霊的な力と天空の動きを加味した列石としての推測も加えている。ここにしかないのではないかという展示としてはミニ土器の展示だ。飯事で使ったのではないかとも思われる可愛い器たち。学芸員さんの説明も良かった。
資料館から砂利道を1kmほどの列石は、山の中。丸い大きな石がこんな山上にあるのはおかしいと感じた高校生の発見だった。そこで草むしりをしている女性の学芸員さんとも楽しく会話でき、いろいろ教えてもらった。学芸員さんが「タイムトラベルしてこの時代を見てみたいですね」と言ったので私は「縄文人がこの時代に来れば、大事に展示してくれていて感謝するのでは?」と会話。小さなお墓が100もあり住宅もあったとのこと。「特別な人が住んでいたと思います」との事。「宇宙人に会いたいんですけど」「会えるといいですね♪」展望台でpeaceポーズ写真を裕子に撮ってもらう。裕子も飛んだ!「飛んでるね!足ひらけばもっと飛べるよ!」「これ以上無理!」「体柔らかくしなきゃ」などと、ここでも大笑い。

ここは小牧野遺跡の資料館 廃校をリノベーション
展示室や作業室など教室ごとにうまく分離されていた

こんな紋様は初めてです。
縄の紋から積極的な紋になってますね
こんなの見たこと無いというのがこのミニ焼き物
縄文の子供達がママゴトでもしたのだろうか!?
デザイン性の高い作品も出てきてる
peace jump
後ろに環状列石があります。
その右奥に小さな塚上のお墓が100以上ある
奥さんにもがんばってもらって初 peace jump


この後は再度モヤヒルズへ。結果八甲田山の麓をグルリと回る事になったが、いい風景と出会えた。しかしUFOとは出会えなかった。
ホテルに戻り遅い昼はラーメンをと、さやかさんに聞いていたラーメン店へ。準備中。夕方は6時からだ。ではと菓子など土産を仕入れにお洒落な海辺のショッピングセンターへ。その途中でねぶたの展示が見られる館に寄る。大きくて綺麗で度迫力のねぶたの飾りがいっぱい展示されていて大感動。ショッピングセンターは観光客も結構賑やかだった。リンゴが中心の土産が多い。目移りして選ぶのが難しい。
さて6時。ラーメンやだ。丁度のれんを出していた。味噌牛乳カレーラーメン850円。裕子は牛乳ラーメン800円。これがうまい。客も次から次から来て並ぶ。有名人の色紙もいっぱい。大満足。
最後にピラミッド型の物産展へアップルパイを買いに行きホテルに戻る。今日は早めに風呂に入りのんびり過ごす夜となった。

モヤヒルズ UFOでたー と言うことに
八甲田山の前でも peace jump
ねぶたの家 ワ・ラッセ 素晴らしいねぶたの飾りが多数展示されていました。大迫力で綺麗!

8月15(日)5時起床。今日は終戦記念日。peaceポーズの写真をFacebookにupする。
昨日までの文章をまとめた。裕子6時起床。「よく寝たぁ」。目指す食堂の7時を目指してホテルの外へ。食堂はなぜか昨日の7時の数字を8時に上書きされていた。「えぇー?!」店員さんが奥にいたが聞いたらやはり8時に開店。諦めて、じゃあアウガ新鮮市場だ!はい丁度開店のお店があった。裕子はさば定食700円。私は聞いたことのない魚メヌキ焼き定食750円。店のおばさんに「姉さん!むかしバスガイドやってたでしょ?」「えっよく分かりましたね」。隣の客も「見る目ありますね」とビックリしていた。訛りも少なくハッキリ明快なしゃべり口調だったのでわかったのだ。
味も良し、腹具合も丁度よし。


アウガ新鮮市場で朝の定食
裕子はさば定食700円。
私はメヌキ焼き定食750円。


ホテルに戻り荷物をまとめ8時にはチェックアウト。車係のおじさんにさよならした。
五所川原方面へ高速に載る。快適なドライブ。
9時には田んぼの中に見えてきた遮光器土偶の顔。全国駅百選の一つ、巨大土偶のある駅舎木造駅だ。裕子も「こんなに大きいんだ!」とビックリ。記念写真を撮り駅舎内へ。おばさんがやってる土産屋もあり遮光器土偶のビスケットと煎餅を買う。電車が着くようだ。到着に合わせて土偶の目が光ることを思い出して外に出たが、光らず。がっかりしていると店のおばさんが「駅員がつけ忘れたんだと思うから、言いなさい。つけてくれるから」『えっお願いすればつけてくれるの!』ほんと言ってみたらつけてくれた。LEDになってからは七色に光るようになったとの事。嬉しい
駅から車で20分ほどの亀ヶ岡遺跡に向かう。資料館はシンプルだったが縄文晩期の据え置き型の壺や遮光器土偶の一部が見られた。学芸員さんに聞くと遮光器とはエスキモーが使うメガネに似ているとの事。見たいと言ったがないと言う。因みに有名な遮光器土偶を先祖代々持っていた方はバブル期に国に4千万円程で売ってしまったそうで、国立博物館にあるそうだ。遺跡の現場は荒地が広がるだけで見てもわからない状態の場所でした。

木造駅の駅舎は 日本百選の駅舎だ 窓口の駅員さんに遮光器土偶の目を
光らせるスイッチを入れてもらった。
つがる市木造亀ヶ岡遺跡資料室見学 遮光器土偶が出土した場所


10時半、弘前に向かう。11時には弘前市役所の駐車場に入り、歩き出す。
弘前は「趣のある建物」として町歩きを観光推進している。50近くの趣のある建物があるのだ。
すぐに目的の古い洋館が見える。旧図書館、外国人教員住宅、銀行など内部も見学。ネプタの古い飾りも見学できた。続けて教会も見学。カソリック教会は中に入れた。畳敷きだ。かなり古いキリスト像とサイドの新しいデザインのステンドグラス。美しく素敵な佇まいだ。
帰りながら外国人教員住宅の一階のレストランへ。ここでリンゴのスープ、リンゴのカレーを味わった。美味しい。
2時に駐車場を出て雑貨屋さんを訪ねたり、街ブラして戻る。2:30弘前を出る。道の駅に寄り、途中レンタカーのガソリンも満タンにして空港へ。

旧弘前市立図書館(県重宝)
旧東奥義塾外人教授館(住宅)(県重宝)
なかなかおしゃれです。現在一階はレストランになっています
山車展示館 100年も前の古い飾りの資料や昭和初期の飾りの実物が展示されていました
旧第五十九銀行本館(重要文化財) 1904年建築
格天井の金唐革紙が現存する大変貴重なものだとか
←日本基督教団弘前教会(県重宝)
1875年東北最古のプロテスタント教会

↓カトリック弘前教会
畳敷きが珍しい 
津軽地域で宣教が始まったのは1872年
祭壇は1939にオランダ国から譲り受けて設置
弘前市立観光館
ねぷたの飾りがみごとです


青森よ さようなら空港には3:30着。レンタカーの返却も4:55発の飛行機のチェックインもスムースに済ませてスタバでコーヒー。
搭乗して嬉しかったのはエコノミー席ではなく前から4列目の上位席!!!ゆったりだぁ!と、ここまでを機内で書き込んだ。あと3分で降下するとのアナウンス。

無事に着陸。荷物を受け取り到着ロビーへ。無料の循環バスに乗り国際瀬野ターミナルへ。バスは割と混んでいた。国際線のターミナルの中にはオーストラリアのパラリンピック出場の選手が行列して居た。その横を通り過ぎ駐車場へ。19:10愛車エスティマは都内へと動き出す。
首都高では一部でノロノロの事故渋滞を30分ほどこなし、高坂のPAで休憩し夕食にそばを食べた。10時頃無事帰宅。